私達に邪魔をするなと返事をする
そんな先輩の事なんてどうでもよかった
先輩が私達の名前を出した後
すぐにこっちをみた理佐は
かなり動揺している。
愛「りさ?こっちおいで。」
理佐の潤んだ目をみた私は
助けなきゃと思い手を差し伸べたら
理佐は素直に少しフラつきながら
私のもとに来た。
先輩に脱がされかけた理佐を
隠すようにわたしは抱きしめて
愛 「もう大丈夫だよ」
少しでも安心してほしかった。
今はとにかく先輩を追い払いたくて
てちに目で合図を送ると
すぐに理解してくれて
極めつけには
顧問がくるなんて嘘を
てちがとっさについたら
先輩は舌打ちをしたものの
そそくさと屋上を出て行った。
さすがてち。
あとで何かおごってあげなきゃな。
理佐を抱きしめていた腕を緩めた。
理佐に聞きたいことは山ほどある。
でも彼女は私達にお礼を言った後
すぐに歩き出してしまった。
理佐になにがあったかなんて
なにも知らない
何も分からない
でも簡単に諦められない
それほど好きなんだ。
ここで何かいわなきゃ
もうこれっきりな気がした。
理佐にどんな過去があっても
理佐にどんな秘密があっても
どんな貴女でもそばにいてあげたい。
その意味を込めて
私はあなたに伝える。
愛「りさー!なにがあっても、
嫌いになんてならないからー!」
歩く足を1度止めてくれたものの
振り向くことなくまた歩き出した。
静かな屋上に扉の閉まる音だけが響く。
て 「行っちゃったね…。ぴっぴ急に飛び出すからビックリしたよ!隠れてた意味ないじゃん!まあでも驚いたね〜」
なんて言いながらその場に寝っ転がる。
私はただ立ち尽くしていた。
愛 「てちがいてよかったよ」
愛 「理佐、キスしてた。あの2人やっぱり付き合ってるのかな」
て 「そんな風にはみえなかったけどね。まっ、どうであれぴっぴが奪っちゃえ♪」
愛 「はぁ…あのなぁ〜!!」
真剣に悩んでる私をよそに
他人事のように軽く言うてちに
軽くパンチした。
て 「イテテ、、ごめんて!確か理佐ちゃんと同じクラスに仲良い子がいるからなんか聞いてみる。だから許して?」
あれ?そんな子聞いたことないな。
部活でも教室でも
基本私と過ごしてるてちに
他のクラスに仲良い子いたんだ。
誰だろうと考えていると
それに気づいたてちは
て 「ぴっぴ気になってるでしょ〜?
長濱ねるって子!すっごく可愛いんだぁ」
足をバタバタさせながら
嬉しそうにその子の名前を出す。
長濱ねる。聞いたことないな。
とりあえず短時間で
色々頭使いすぎて疲れたし
そろそろ授業も始まる。
愛 「てち、教室帰ろ。」
はーいと返事をして
子犬のように追いかけてくる。
教室にもどっても
考えるのはさっきのこと。
理佐のこと考えれば考えるほど
わからなくなっていく。
案の定午後の授業は全く頭に入らず
部活も休みだったので
てちと遊びにいくことにした。
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