4;バンクーバー滞在記 2013.7,8 後編 | 行け!Amarcly!!!

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一生懸命書いてきましたが、一心上の都合により2018年5月18日をもってお休みさせていただき、2019年より(内容によってはアメンバー限定で)再開いたします。

 

 




 

2013年8月10日 (土)

 

アメリカはラスベガス発の便で無事帰って来た。 

旅行記は コチラ★

入国カードには、残りの滞在日数(=6日間) と記入した。

 

入国審査では、いつも通り 「どうしてカナダに来たのか」 と聞かれ、いつもの回答に加えて、アメリカに小旅行に行ったことも付け加えた。

じゃないと、つい最近入国してるのになんでだ?とか思われたら怖いから。

 

「6日後にはどこへ行くのか」 と聞かれたので、

「日本に帰ります。嫌だけど」 と答える (笑)

 

もちろん、入国審査官は笑ってくれなかったけどね (^_-)-☆

 

ホストマザーには、今回は駐車場には止めないでピックアップでいいからと言っておいた。

なので、10:09バンクーバー着だったけど、11:00にお迎えで頼んだ。

 

 

11:00

マザーの日産車が到着。

リクエストして、A&Wに連れて行ってもらう。

ファストフードのハンバーガーチェーンで、日本には沖縄にしかないらしい。

少なくとも私の地元にはない。

数ある北米のハンバーガーチェーンでは、私の中ではダントツ!!!


 

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好物のオニオンリングを注文したら、こんな可愛いバスケットで来た♪

 

帰宅後、洗濯して2時間くらいお昼寝。

その後、マザーのお気に入りのギリシャ料理屋さんへ夕食に。

ここの店長さんが、マザーのことを気に入ってて、ギリシャ産のアイスワインをサービスでグラス1杯づつくれた。

 

・・・私、アルコール飲めないんですけど・・・

これが、その後恐ろしい事態を招く。

20:30頃帰宅してソファに横になり、目が覚めたら9:00でした!!!

 

朝の9:00です!!!

12時間30分。メガネも、お化粧も、腕時計もしたまま、靴下も履いたまま、着換えもせず、顔も洗わず、ハミガキもせず。

唯一変わってたのは、ブランケットが掛かってたこと。

もちろん、マザーが掛けてくれたのだが。

 

夜お風呂入らないと絶対に眠れない私。

恐るべし、アイスワイン! 

と言うか、疲れもあったのかもだけど。



 

2013年8月11日 (日)

 

今日は、私も知ってるマザーのお友達が私に会いに来てくれる日。

夕食を一緒に食べる。

午前中にシャワーを浴びて (昨夜↑だったから) お友達を迎えに行く前に、マザーのご両親とお姉さんのお墓参りに。

 

私が留学してる時も数えきれないほど一緒にご飯を食べたり、トランプをしたり、楽しい時間を過ごした私にとってはカナダのおじいちゃんと、おばあちゃん。

実際、グランパ・グランマと呼んでいた。

 

お姉さんも、車で6~7時間かかる遠い所に住んでいるのに、しょっちゅう会ってた。

私一人で遊びに行ったことも。

第2のマザーである。

 

残念なことに、もう3人に会うことは出来ない。

なので、せめてお墓参りだけでもしたかった。

マザーに断って、日本式で手を合わさせてもらった。

たくさんありがとうございました。を言いました。


 

その後、友達を駅で拾いディナーです。

リクエストして、スパゲッティです。

思い出の料理。

 

実は、私は最初の一か月は違うステイ先だった。

申し込んだ手配会社から割り当てられたお宅で、フィリピン&中国人のファミリーだった。

とても優しくて良いご家庭だったんだけど、私と話す以外はフィリピン語で (英語だとしてもどうせ通じないんだけどさ (笑)) 何より、食事が合わなくて・・・。

 

なので、違う紹介センターみたいな所へ出向き、ステイ先を紹介してもらった。

そこが、このマザー宅だったという訳。

 

で、私がマザー宅に来て最初の夕食がスパゲッティだった。

前宅の経験もあり、恐る恐る口にして(笑) めちゃくちゃ美味しくて、めちゃくちゃ食べたことを今でも覚えてる。

 


こちらは、前菜のエスカルゴ♪

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大大大好物♪

さらに、マザーの作るエスカルゴはこれまた絶品☆

 

これ以上無理!ってくらい食べて、お友達を駅まで送って、昨夜出来なかったバックギャモンをして就寝。



 

2013年8月12日 (月)

 

アメリカへ行く。

『アメリカへ行く』 って言うと、そんな簡単に!?と思われがちだけど、ほんと簡単に行ける。

マザー宅からは、アメリカとの国境まで車で30分。

もちろん、国境 (ボーダー) では時間がかかるけど。

日本から韓国に行くよりもお手軽。

 

パスポートを持って出発。

マザーは、別途料金を払ってボーダーを早く超えられる日本で言うETCみたいなやつを持っている。

が、持っていない私と行く時は使えないので、申し訳ないが一般車のゲートへ。

 

ボーダーでは、平日というのに1時間5分も待った。

何度もこうしてアメリカに行ってるけど、こんなに時間がかかったのは初めて。

入国審査官の質問にはマザーが答えてくれるので楽ちん♪

ESTAのことがあるからか、私の渡米経験を聞いてた。

先週行ったばかりとマザーが言うとすんなり。


 

国境を越えてすぐの小さな港町でランチ。

こんな所でランチなんて贅沢
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ランチ後は、買い物へ。

なぜかわからないんだけど、カナダよりアメリカの方が価格設定が低い。

昨日マザーが買ったパスタソースも。

ちなみに、メイプルシロップもアメリカの方が安い (;O;)

 

どうして、わざわざアメリカまで買い物に来たのかと言うと、目的は2つ。

 

一つ目は、『トレーダージョーズのエコバッグ』

 

もともと、海外旅行のお土産にエコバッグを買っている。 

詳しくは コチラ★  

滞在中も人のエコバッグばっかりキョロキョロ&ジロジロ見る始末 (笑)

 

今回ももちろん買う予定で、ガイドブックなどで調べたらアメリカのスーパー 『トレーダージョーズ』 のエコバッグが人気があると知る。

 

で、サンフランシスコでも買ったんだけど、 

詳しくは コチラ★

ヨセミテ&グランドサークルツアーのツアー中に、地元の人が可愛いエコバッグを持っているのを見て、(キョロキョロ&ジロジロだから) ジロジロ見ると (笑) 『トレーダージョーズ』 のだった。

 

サンフランシスコでは見なかったタイプだったので、どうしても買いたくて・・・。


それが、コレ。2.99 US$

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こちらは布製。肩掛けになってて、ちょっとしたお出かけにも重宝する。



 

二つ目の目的は、『ポテトチップス』

 

私がアメリカ小旅行に行っている時、マザーはお友達とアメリカへ買物に行ったらしく、とあるスーパーで『チーズ&ガーリックブレッド味』 のチップスを見つけて 「これは、きっとAmarclyが喜ぶ!」 と即買いした。

 

これが、大当たりで私のみならずマザーもハマって、その後カナダのどこのスーパーに行ってもなくて、これはきっとアメリカでしか販売してないんだろうという結論に。

 

大人買いしてやろうと意気込んだけど、マザーが前回買ったスーパーでは既に売り切れ。

他のスーパーは、売り切れなのか販売していないのか結局買うことは出来なかった・・・。

 

あとでネットで調べたら、新商品となってた。

早く日本でも販売してほしい。

行け!Amarcly!!!  

 

 

 

 

 

 

 

↑を諦めた後帰国&帰宅。

 

カナダ入国のボーダーでは、入国審査官が細かい人に当たってしまい、車の台数は少ないのに時間がかかる。

 

マザーがカナダ人で母国に戻るだけなんだし、私はただの訪問者だから簡単に通してくれればいいのに、私のパスポートのスタンプのページを見て、アメリカの入国日を調べている。

 

やめてくれ!時間がかかるって! 

案の定、数あるスタンプの中からは見つけられず機械に通して返される。

 

戦利品は少なかったものの、海辺でのランチなど楽しい一日だった。

夕食後、「Amarclyが絶対気に入ると思ったから見つけた瞬間即買いした。まだバズライトイヤー好きでしょ?」

と私の大好きなバズのポケットティッシュをくれた。

 

 

夏休みが終わろうとしている、現実が待っている、いつもの何倍も過酷な現実が待っている、それがわかっている、そういう不安な気持ちと、こんなにも私のことをわかってくれて、想ってくれる人がこんな遠い異国の地にも居るっていう嬉しい気持ちとで涙が止まらなかった。

 

ポケットティッシュくらいでなんだけど、そうじゃなくて、心遣いっていうか・・・。


 

日本に帰るのが恐怖とさえ思いながら腫れた目のまま眠りへつく。



 

2013年8月13日 (火)

 

帰国は15日。

でも深夜1:30の便なので、14日の夜にはマザー宅を出ないといけない。

 

よって、今日13日が丸一日遊べる日最後の日。

 

という訳で、自然の景観を見るのが好きな私のために、マザーが発掘してくれた場所 『Hill's Gate』

北米唯一の下るケーブルカーが目玉☆       

英語サイトだけど 詳しくは コチラ★  

 

アメリカ小旅行以来の望遠レンズとテンガロンハットの登場。

じゃがりこ・コーヒー・日焼け止めを持って出発。

遠足に行く気分♪

 

高速に乗る。

高速からの眺めが良いのもカナダの良い所。

日本みたいに壁壁壁ではない。

高架上でもないし。

 

2時間くらいで着いたと思う。

早速ケーブルカー (マザーも現地の人もトラムと言ってた) に乗り対岸の山へ向かって下る。

行け!Amarcly!!!  

 

 

 

 

 

 

 

いきなりの絶景♪

 

これが結構怖い。

 

高所恐怖症のマザーと私。

が、よく来たな、こんな所に (*´ω`*)



 

対岸に渡ると、資料館やお土産屋さん、レストラン、リスや鳥が居たり、金発掘!?も出来る。

ケーブルカーに乗るだけじゃなく、予想以上に楽しめる場所だった。

 

そして、高所恐怖症の二人はサスペンションブリッジ (写真の左側に写っている橋) へ行ってみることに。

 

ケーブルカーから橋を見た時 「あ、あの橋なら私も行ける。

キャピラノ (キャピラノ吊り橋 ★ ) より全然マシ」とマザー。

私も「あ、ほんとだ!全然だいじょぶそう!」 とホザいてた。

 

がしかし!

ケーブルカーから見る限りではわからなかった・・・。

橋の地面って言うか、床がコンクリートとか板とかじゃなくて、見えるんだよ!真下が!!!

 

行け!Amarcly!!!

わかってもらえるかなぁ?                          
 

マザーなんて、一歩も進むことなく 「ダメ、ダメ、私無理。レストランでコーヒー飲んでるから行っておいで」 と早々降参。

私も降参しようと思ったけど、せっかく来たんだし、キャピラノより頑丈な造りだろうと思ったし頑張ってみた。

 

お土産屋さんで買ったエコバッグ (ここでもまた買ってる) を目の下に置き、まるで前髪を自分で切る時新聞紙を鼻の上にくっつけるみたいな、そういうスタイルで臨む。

どんなに笑われたって気にしない!

 

「そんなにしなくても大丈夫だよ。壊れる橋じゃないんだから」 と言われても笑ってスルー。

ってか、壊れるかもとかいう問題じゃないんだよね。

 

どこから見ても怖がってる私に写真を撮ってと頼む無情な人もいた。

しかもアングルまで指定してきやがって ( ̄▽ ̄)


 

決死の覚悟で撮った写真がコチラ。

行け!Amarcly!!!

 

後からわかったことなんだけど、この川でラフティングも出来るらしい。

次回のために楽しみはとっておこう♪

ラフティングとかのスリル感は大好き♪

高い所のスリルは苦手だけど・・・。

 


怖くて、でも楽しかった 『Hill's Gate』 を後にして、帰宅途中にある 『Minter Gardens』 へ。

植物園です。

ビクトリアにある 『ブッチャートガーデン』 には負けるけど、まあキレイな植物園だった。

残念ながら、2013年8月31日で閉鎖になるらしい。


 

夕方に帰宅して、のんびり過ごし実質最終日の明日を迎える。

 



 

2013年8月14日 (水)

 

実質最終日。

午前中にパッキングを済ませる。

 

お出かけついでに、BC州 (ブリティッシュコロンビア州) にしかないレストラン 『White Spot』 へ。

ハンバーガーを注文する。

北米ってレストランにフツーにハンバーガーがある。

これが結構イケる。

 

注文するものは決まったけど、どんなものがあるのか興味津々で見ていると、メニューを閉じないとオーダーを取りに来ないと教わる。

へ~。

 

その後、7月28日にも行った 『White Rock』 へ。

今度はちゃんとカメラ持って行った。

前回来た時は、夏休みも始まったばかりで楽しい!がいっぱいだったけど、今日帰らないといけないと思うと、同じ景色でも違って見えるから不思議だ。

 

行け!Amarcly!!!


帰宅して、夕食を食べてシャワーを浴びて、お礼の300ドルと手紙を入れた封筒をそっとベッドの上に置いて部屋を出た。

最後のバックギャモンをして22:15家を出発。

 

 

23:00空港着。

マザーとハグ。

涙が止まらなかった。

前回はめちゃめちゃ笑顔で別れたのに。

もしかしたらもう来れないかもしれない、帰国後のことを思っての不安とかでもうグシャグシャに泣いてしまった。

 

マザーは、たくさん励ましてくれたけど何て言われたか全く覚えてない。

ハグされた感触と頭をポンポンってされたことしか覚えていない。

たくさんたくさんありがとう!

また来れるように頑張ります!

って心の中で言いながらマザーの日産車を見送る。


 

チェックイン。

座席はすでに指定してあるけど、念のためと思って 「最後尾の窓側で」 と言うと 「あなたの座席は決まってない。努力はする」 と。

感じの悪さにムッとしてしまう。

 

乗り継ぎ地の上海からの搭乗券は、ゲートか間に合わなければ上海で渡すと言われる。

21kgだった私のスーツケースは、日本までスルー。

 

出国は手荷物検査だけで、出国審査はなかった。

ゲートに着いてマザーが無事に家に着いたかを確認するべく電話をする。

 

「モシモシ」 と半分笑いながら日本語で!

私からとわかって頑張ってモシモシと言ってみたそうだ (^-^)

私があまりにも泣いてしまったから、笑わせようと気を遣ったのかも。

 

ゲートで乗り継ぎ先の搭乗券をもらいに行くと、なんでチェックインカウンターでもらわなかったんだと言われてムカつく。

言われたとおりにしたのにさ。

しかも、私の席は最後尾でも窓側でもないところで、後ろの座席の窓側空席だったし (-""-)



 

中国東方航空 598便。

上海行き。

1:30発。

11時間05分の空の旅。

 

2×2×4席。

枕・毛布あり。

だけど毛布は袋に入っておらず、畳んであるだけでどう見ても使い回し。

個人モニター・足置きなし。

往路はあっただけに個人モニターがないのは予定外。

しかも、モニターの数が極端に少ない。

視力1.5を持ってしても字幕なんか全然見えやしない。

 

離陸してすぐパーカーを着る。

どうして機内はいつも寒いのか?

 

1時間半後、機内食。

お腹もすいてないし期待できないので、寝たふりしてボイコット。

それから9時間後、2回目の機内食。

チキンヌードルかオムレツ。

チキンヌードルにしてみる。

悪くなかった。


 

行け!Amarcly!!!


上海は、37℃って・・・。

早朝着なんですけど??

3:30 (上海時間) 着。

予定は5:05だったからずいぶん早い到着 = 私にとっては退屈な時間が長くなった。

 

のんびり降りて、4:00頃例の乗り継ぎカウンターに行くけど開いてない。

なんじゃそりゃ。

 

おそらく5:00には開いたんだと思う。

時間のある私はベンチでゴロゴロしながら本を読み5:30頃乗り継ぎカウンターへ。

 

搭乗券とパスポートを出す。

搭乗券にハンコをもらっておしまい。

もうこの乗り継ぎのシステムは問題ない。

 

出発ゲートのお店は、6:30頃からボチボチ開き始める。

フリーインターネットしながら時間を潰す。


 

7:30 ゲートへ。

日本便が多いゲートだった。

10:00 バスで飛行機へ。

 

中国東方航空 517便。10:15発。

3×3席。

枕・毛布あり。

今度のブランケットはちゃんと袋に入ってし、最後尾の窓側だった。

 

13:16 

日本着。 

予定よりも30分遅い到着だった。

 

日本の税関で、バンクーバーに行った目的を聞かれたので、ホームステイしてた時のファミリーに会いに行ったと言うと、「また行かれる予定はありますか?」 とまあ残酷な質問をしやがる。

 

加えて、16℃~24℃の世界で数週間を過ごした後の36℃も残酷だった・・・。

 


 

どんなことにも言えることだけど、何にでも、いつでも当たり外れってある。

ホームステイ先もそう。

はっきり言って。

 

私は当たりだった。

これは、何かの縁だったとしか言いようがない。

 

 

マザーは、若い頃に交通事故に遭い、子供が産めない体になってしまった。

だから結婚はしないと決めたそうだ。

 

なので、ずっとシングル。

ルームシェアをした後ホームステイを始めることに。

そこで第1号のステイっ子が私だった。

 

年もちょうど20歳違い。

だから私を本当の娘のように可愛がってくれたし、今回も私が抱えている問題を親身になって聞いてくれ励ましてくれた。

 

こうして遊びに行くと (私は里帰りと言っている) 温かく、寧ろ熱く迎えてくれる。

私が来ることを本当に喜んでくれる。

 

今でもこうして関係が続いているって何かいい♪

遠く離れているけど、これからも私の第2の母であることに変わりはない。


 

行け!Amarcly!!!


 

バンクーバー滞在記 2013.7,8 完