僧帽弁閉鎖不全症で1年半寝たきりだった、ベスウィック

 

肺水腫で肺に水が溜まり、苦しくて普通に横になることができなかった

 

頭をソファーの手掛けに乗せ、高くしたままでしかいられなかった

 

朝夕、1日に2回発作を起こして、苦しんでいた

 

何度もうだめかと思ったことか

 

でも、余命3か月と言われながら、1年半生きてくれた

 

私がいつまでも私と一緒にいてほしいと願ったから

 

ベスウィックはそれに応えて、頑張ってくれたのだと思う

 

 

 

10年前の、1月31日の夜11時頃、お風呂から出て

 

ベスウィックのそばに敷いたお布団に横になるとすぐに

 

ドサッという何か倒れたような音が聞こえました

 

起き上がってみると、ベスウィックが倒れて激しくのたうち回っていました

 

2度と立ち上がることはなく、倒れたまま苦しそうに夜中中激しくのたうち回り

 

翌2月1日昼間になると、だんだん弱ってきてあまり動かなくなりました

 

呼吸は荒く、苦しみ続けるのを見ているのが辛くて

 

この酷い苦しみが早く終わって欲しいと願って

 

”眠っていいのよ”と目を閉じてみても、すぐに目を開いて閉じることなく

 

最期の力を振り絞って、私を忘れないように見つめているようでした

 

 

疲れが出てベスウィックの横でうとうとしてしまい

 

ふっと気が付くと、ベスウィックは目を開いたままで

 

心臓の鼓動も弱くなり、呼吸も荒く、苦しそうでした

 

見ているだけで何もしてあげることができない

 

用意してあった酸素マスクをかざすくらいの事しかできませんでした

 

 

心臓が完全に止まったのが、2日の2時2分

 

8歳になって、1か月でした

 

自分のことを覚えておいて欲しくて、この日この時間を選んだのか

 

最高のわんこだったベスウィックを、忘れようはずなど無いのに

 

 

体を反対向きに寝かせようとすると

 

下側になっていた体の皮がむけて血だらけになっていました

 

どれ程苦しくのたうち回っていたのかと思うと

 

心臓病は最後何故こんなにも苦しまなくてはいけないのかと...

 

 

 

 

それから1年間はわんこを見ることも辛く

 

ベスウィックと行っていた公園には近づくことができず

 

遠回りして歩いていました

 

 

わんこを忘れようとしていた1年間でしたけれど

 

お友達が”遊んであげて”とゴールデンを連れて来てくれると

 

ベスウィックがくれた、最高に幸せだった時のことが思い出されて

 

アマランスを、迎えてしまいました

 

 

そのアマランスも4歳になると、甲状腺ホルモンが出なくなり

 

お薬で調整出来ていると思っていたのに

 

5歳6か月の時、心タンポナーデを起こし

 

1週間で旅立ってしまいました

 

 

 

子供だと思っていたアレクサンダーももうじき5歳です

 

アマランスとデイブ亡き後、良きリーダーとして

 

気弱なラプソディーを守ってきました

 

 

そのアレクサンダーがこの頃あまり元気がなく

 

食欲も半分くらいになってしまったので、検査して頂くと

 

甲状腺ホルモンがかなり少なくなっているとの事でした

 

とりあえず、胃腸の調子を活発にして食欲を戻すよう、お薬を頂いてきましたけれど

 

数値は、危険なところまで少なくなっているので

 

甲状腺のホルモンを上げるお薬は、飲ませた方が良い状態です

 

アマランスと同じです

 

原因は老化だそうですけれど

 

大型犬は4歳で早くも老化による病気が出てしまうのですね

 

 

甲状腺のホルモンが出なくなってくれば、体の機能が落ちて

 

そう長くは生きられないでしょう

 

アマランスが最期心タンポナーデなってしまったのも

 

体の機能が落ちてきた事と無関係ではなさそうです

 

 

いつも下っ端で、狩られていたアレクサンダー

 

やっとリーダーになれて、本当にいい子になりました

 

この後どのくらい一緒にいられるのかと思うと...

 

 

大型犬は、我が家の子は、その生涯を早く駆け抜けてしまう

 

いつも私だけが取り残されて...

 

 

 

 

ベスウィックと、軽井沢で幸せだった頃の大切な思い出

 

 

 

会いたい