イカです。
家族で病です。
私→微熱・全身筋肉痛・喉痛
嫁→高熱・全身筋肉痛・喉痛・あの日
長男坊→中耳炎
次男坊→結膜炎
年末に纏めて変『厄』が降臨した感じです。


さて、謎のマニュアルテンショナーなお話です。
イメージ 1
(プッシュロッドの下にある変な形のアジャストスクリューをAJ:Bと仮定します、写真にはありませんがプッシュロッドをサイドから固定するアジャストスクリューをAJ:Aと仮定します)
ここから先は毎度の事ながらイカ個人の見解であり、余りにも勝手な見解なので真に受けたり、怒ったり、感じたりしないでください。
マニュアルテンショナー(書くのがめんどくさいので以下マニュアルテンショナーをMTN、オートテンショナーをATNと略します)のサービスマニュアルというか6Vエンジンのサービスマニュアルを見たことが無いので正確な調整方法は謎なのですが某メーカーが出してるMTNキットの取説にはこんな風に調整の要領が書いてあるらしい。

『AJ:Bを締め込んで締め込みが重くなった所でAJ:Aで固定してください。』
(違ってたらごめん!)

イメージ 2

MTNはロッド内に強いスプリング『青』とヘナヘナスプリング『緑』が入っている。緑はAJ:B(水色)が締め込まれる事によって押しつぶさて最終的に以下のような位置関係になる↓
イメージ 3

さて、ここですでに疑問が発生する。
AJ:Bがプッシュロッドに当たって締め込みが重くなる訳だが、すでにその時点でプッシュロッドを押しているのはスプリング緑ではなくAJ:BそのものでありスプリングBがなんの役割を果たしているのか全く不明。たしかにスプリング緑の力でテンショナーアームはある程度の力で押されてはいるがロッドにAJ:Bが当たってしまった時点でプッシュロッドを押しているのはAJ:B。
たとえば・・・
『AJ:Bを締め込んで重くなった所から1回転戻しの所が適正です』
という調整方法ならあきらかにスプリング緑の力でカムチェーンを押し込んだ所でプッシュロッドをAJ:Aが固定するので納得できる。
イメージ 4

しかしここでまた一つ疑問。
AJ:Bはあくまでもフリーなスクリューであり何も固定されていない状態である事。要するに使っているうちに緩んでしまうのでは無いのか?だったらこんなAJ:Bなんてネジは不要でキャップボルト(赤)でスプリング緑を常に同じ荷重で固定してやれば良いのでは無いのか・・・・?。
さらにさらにオマケでもう一つの疑問。
いったいスプリング青はなんの役目をしてるのか????
スプリング緑がプッシュロッド内でフルストローク押されても殆ど縮まないのだ。
本当に考えれば考えるほど謎ばかりで、どこが本当の適正荷重でテンションを張れるのか分からんのだ。
まぁ~ホンダ技研か何かに聞けば真実が分るのだろうが、そんな暇があるならIZUMIに電話してF26の全く安定しないアイドリングについて問い合わせるわvvvv

さて、このどうにも謎ばかりのMTNですが、謎ばっかりで適正荷重が不明なため、常にAJ:Aを緩めて締めるだけで常に同じ荷重でテンションを張る事ができる方法に改良する事にする。まず、意味不明なスプリング緑とAJ:Bは外します。スプリング緑を外した代わりにロッド(ピンク)を突っ込んでやります。
こんなイメージ↓
イメージ 5

スプリング緑とAJ:Bを抜いてしまい、代替えでロッド(ピンク)を突っ込みキャップボルト赤で固定する。
イメージ 6

このような構成にする事でプッシュロッドには常に一定の荷重がかかり続けるため、カムチェーンが緩んだかな?と思ったらプッシュロッドを固定してるAJ:Aを一度緩めてやると緩んだテンションを自動的にスプリング青が補正してくれるので、またAJ:Aを締め込みプッシュロッドを固定しやればOK。しかし、これも素人勘定なので問題があり、適正な荷重が良くわからんのだvvvv
つまりこの方法はロッド(ピンク)の長さにによってカムチェーンに掛かるテンショナーの荷重が変わってくる訳だ。逆に言うと、長さの違うロッドを用意すればカムチェーンにかかるテンショナーの荷重を好きに変えられる(自分のエンジンに合った荷重)って事だ。
ちなみにイカが現物をいろいろと実測した結果が・・・下
イメージ 7
ロッド長50㎜(あれ?60だったかな??)。ちなみにこのロッドはホームセンターで売っていた『並行ピンΦ6*60』を短く切ったもの。最近のホームセンターはいろんな物売ってるのネ(スーパーバリューさんありがとう!←ちょっと宣伝vvv)
イメージ 9
(写真は40だが実際つかったのは60です。)

そしてキャップボルトはロッドを定位置で固定するためにオートテンショナー用キャップボルトを使用する。
実は同じような理由でロッド方式にしているMTNのユーザーさんもすでに居るようです。やっぱ考える事は同じなのかな??(笑
イメージ 8

何度も言いますが、この方法は(も)諸刃の剣です。テンションを強くすればクランク軸とカムシャフトの同期がズレる事は無くなりますが、テンショナーを傷めます!カムチェーンが切れる可能性があります!あなたの健康を害する可能性があります!!なので絶対に

自己責任

でお願いします。
最近、ゆーちゅーぶとかブログとか変に真似して事故して『訴える!』とか言う人多いから・・・・。
ちなに私の場合この改良で100㎞以上走りましたがまだ問題はでてません。。
まぁもうちょっと見直したいんだけどねvvvv


ではまた!
アディオス・アミーゴ~

メリークリスマス!


次回はIZUMIのF26ネタを書きます。