イカです。
息子が乗るストライダーを私がキックスケーターに乗って追いかけた所、当方激しく転倒して左足の裏が激しく痛いです。まぁスピードの出しすぎってやつですねvvv


変角カムの続きです。
前回はカムスプロケットを組んでテストをしようかと思ったが、プラグがぶっ壊れるという事態に陥りスタートできずに日が沈み終了しました。
気を取り直してプラグを高級イリジウム(←vvvv)プラグに交換して再起動です。エンジンは3キックくらいで無事に発動。ここで補足ですがこの時点でキャブはTM-MJNに変更してPJを22.5、MJを90としました。理由は以前のブログでも書きかましたが『TM-MJNのセッティングに関してネットで検索するとMJ80~100以下で殆どのユーザーがセッティングを出している』という根拠からです。ただ、以前の宮ヶ瀬でのセッティングトライの時に『97.5は低速がダメで高回転は良い、95だと若干抜けたような感じがする』と言うような事を書いたので、

『MJ95以下は使えない』

と解釈していましたが、『薄め』記事を参考にMJをダメモトで92.5まで下げてみました。それではエンジンが暖まってきたところで試乗です・・・って忘れてた!
イメージ 1
武川のLDCメーター付けましたvvvv
これで回転数もバッチリ!
暖気が終わった段階でアイドリングは・・・なんだか以前より安定したような気がする?さらにキックが若干軽くなったような気もする。それでは走行です~今回からタコメーターが付いたので回転数もお伝えできます(笑)。
アイドリングは1900~2200回転の間くらい。いままでそれほど気にしていなかったが、車と比較すると結構高いのネ。走り始めて6200回転辺りでやはりモタツキが出るが、このモタツキが以前とは全然違う?!以前はアクセル開閉度2/6~3/6の間はダメダメ過ぎて走れる代物ではなかったが、『ボボッ』と短くモタツクだけで6500回転以降はフロントの接地感が無くなるくらいのもの凄い加速を見せる!これがトルクバンドってやつなんだろうな。

しかし、『カムの半コマずれ修正』と『TM-MJNのMJを92.5に下げた』というアクションを同時に行ったためどちらがこの効果をもたらしたのか不鮮明なのである。
試しにMJをすこしづつ下げてみる事にしたがコレがまた面白い結果を出した。MJを90→87.5→85.0と下げれば下げる程6200回転あたりで発生するモタツキの時間(アクセル開閉度による変動もある)が少なくなってゆく?!んじゃ~一気にMJを下げてしまえば良いんじゃないか?と思うが、
『下げれば下げる程、高回転が回らなくなる』
のだ。
試しにMJを82.5まで下げたが9500回転以上の伸びが無い。ちなみにシフトアップのスクエア110ccKITは

『10000回転以上まわさないで下さい』

と取り説に書いてありますがネvv
シリンダとピストンにWPC処理(カムはDLC処理)をしたから無駄に良く回ります(笑)
ちなみにMJ82.5でも高回転域から一気にアクセルを戻してもアフターファイヤーはしない。って事は高回転は伸びなくても薄くは無いって事?それともMJNは混合気が薄くてもアフターファイヤーしづらいキャブなのだろうか?

それにしてもコイツは不思議なキャブである。
個人的な見解ではあるのだが、アクセルを開けて行き、PJの領域とMJの領域が被った『とある領域』の混合気が一瞬『濃い目』になってしまうのではないだろうか?普通のキャブ(ニードルジェットタイプ)はこの状態を克服するためにニードルジェットのクリップ段数を変えて対応する。しかし、TM-MJNはヨシムラの説明書に『MJNの段数は変えないで下さい』と記載してあった。MJNのユーザーさんの中にはMJNを1段下げたら調子が良くなったという記事も見かけた・・・1段下げるということはアクセル開閉度5/6以下が全体的に薄くなるって事だな。だが、このユーザーさんのバイクがどの程度セッティングが悪くて、どの程度改善したのか?それは実物を見ないとなんとも言えない・・・。
んで上記の憶測から高回転域を残して『とある領域』をつぶすにはどうすれば良いか?
PJを下げるしか方法が無いんですネvvvv
故にこの状態で出したセッティングの結論が・・・

MJN中段
MJ85.0
PJ20.0
(ファンネル仕様で)

この状態でも6000~6500回転の間のどこかで若干のモタツキが発生する。さらに付け足すならばアイドリングから6000回転域の領域(アクセル開閉度で言えば1/6~2.5/6くらいだろうか)のトルク感がない・・・・。当然走れない訳ではないが、快適性で言えばニードルジェットタイプのキャブ方に軍配が上がる。この部分に関してはPJを上げたいところだが、モタツキと高回転域のトルクを考えると低回転域を犠牲にするしか無い。しかし
『どこかを犠牲にする』
という考えはけっしてベストセッティングではない。非合法なカスタムエンジンでベストセッティングはかなり困難であるが出来る限り最善の方向に持ってゆきたい!じゃないとエンジンの寿命すら縮めてしまう。
とりあえず、『高回転トルクは凄まじいが何かと厄介なMJN』にまた個人的感情を注入して非合法なセッティングに挑みますvvvv

いや~それにしてもトルクバンドにがっちり入った時のパワーはスゴイね!2速の立ち上がりでもパワーウィリーするし、軽い登りなら5速でも加速する。確かにPC・PE・VM系のキャブでは味わえない感覚ではあるな。

おそらく半コマずれの矯正効果もあったと確信します。
次回はMJNにちょっといたずらをしてみます(笑)

それではまた!
アディオス・アミーゴ!

追伸1(諸事情でこのブログが半分消えちまったので再度書き直しました(大汗)
追伸2(誤字と内容の修正をしました)