イカです。
本日は妻が東京ビックサイトで開催されてる『コミケ』というイベントにいってしまったので一日お留守番です。
 
それでは組み立てに入ります。
組み立ての前に絶対やらねばんらないのが『洗浄』です。ケース内側にはオイルやらスラッジやた金属カスやらてんこ盛りなので灯油やガソリンなどので洗浄しますが、洗ったあとの残油の処理が問題なんですよね・・・。鉱物油を下水に流すのはご法度だし、燃やすわけにもいかないし、オイルみたいに廃油ポットですてる訳にもいかない。ガソリンスタンドの知り合いでも居れば話は別だがこればっかりはホントに処理に困る。それらを解決してくれるのが『エアゾール』です、ホームセンターとかで200円以下で売ってるブレーキクリーナーの類ですね。やつらはほとんどの成分がアルコールだからダンボールの上に新聞紙でも敷いてその上でクリーナーで洗浄してやれば垂れた液体は揮発してしまい無くなり、汚れた新聞紙は燃えるゴミで出せばOK。
ただしこの方法には落とし穴があって、アルコール類のエアゾールを使うから思いっきりシューシューやって汚れを落とした後に洗浄した部品がアルコールの気化熱により冷やされ
 
物凄い結露
 
しますvvびちゃびちゃですvvvv
なのでゾールの類で手抜き洗浄するならば確実にアエーで吹いてやらないと後でとんでもないことになるのでご注意を!水分の付いた部品を組むのはご法度ですよ!
今回はシフトアアプの強化オイルポンプを組むのでクランクケースのオリフィスを2mmに拡大します。
イメージ 1
この加工はハンドドリルでも根気があればピンバイスでもいいから穴が開けばOK。加工時間は5秒程ですvvv
そして、今回はケースを割ったついでにキタコの5速クロスミッションも組んでみます!
イメージ 2
ギヤの厚みとか評価している方が多いようですが私には比較する対象が何も無いので「へ~こんなもんなのか」って感じ。ただ、なぜキタコを選んだか?というと、このミッションはタイプ3ってやつで全体がワイドレシオに設定されていてオールマイティーに使えるって所と、故障したって記事がほとんど無い。記事が無いというか単純に
 
ユーザーが少ない
 
んじゃなか?(笑)
でもキタコは自信作らしいよvvv
(しかしこいつがまた大問題を引き起こす)
5速を組むにあたってどのメーカーも共通しているのがクランクケース左側のヒダヒダの加工。
イメージ 3
写真の青い部分が当たってしまうので削って逃がしてやります。
この部分をリューターで削るのが一般的だが、こんなの始めから削ったら削りカスが大量にでるので小さなモンキーでへし折ってやりますvv反則技なので加減がわからない人は絶対やらないように!
イメージ 4
結構硬いです!
 
その後、ベアリングにマスキングをしてリューター(私はプロクソンを使ってます)で仕上げます。
イメージ 5
強度保持のため勢いあまって全部削っちゃだめっすよvv
ミッションの取説にキックスピンドルギヤもやばいって書いてあったがこちらは年式的に問題なし。
イメージ 6
それではセオリーどうりに組んで行きま・・・・ってっこまで分解したのは初めてか!もしかしてvvvってことは、能書きたれてるくせに
 
超ビキナーvvv
 
ではまずベアリング交換です。
イメージ 7
サイズは6203のオープンタイプ。ここのベアリングはよく高速仕様の『6203 C3』というタイプのベアリングを使いう方が居ます。ちなみにこの『C3』タイプのベアリングはネットオークションとかで『通常ルートでは手に入りません!』と書いてある所が多いのですが、これは普通のお店(ホームセンターとかバイクパーツの店)での話であって、私がベアリングを購入した設備関連の商社の営業マンに聞いたところ・・・
 
『普通に手に入りますよ、価格調べましょうか?』
((;゚Д゚))ガクガクブルブル
 
との事でした。べつに特殊でもなんでもなく用途によっては普通に出回ってるベアリングなんですね♪価格まで言っちゃうと怒られそうなので伏せておきます。
それではベアリングを交換して(今回ニードルは特殊工具が無いため断念)ガスケットを剥がしてミッションを組みます。
イメージ 8
イメージ 9
メインシャフトとカウンターシャフトのニードルベアリング側にそれぞれ付属のワッシャーを入れてセットし動きの確認のため一度ケースを合わせて見ます。
イメージ 10
 
ここで動作確認をしたのだが、明らかに私のミス!!
じつはこの時点でミッションがスコッ!スコッ!と入らなかったんです・・・。シフトスピンドルアームでドラムを送ってやってもシフトドラムストッパーがシフトプレートの窪みにしっかり送りきられていなかった。それもメインシャフトを回しながらチェンジしたのにもかかわらず、だ。おそらくミッションを何度も分解している人ならばこの時点で「変だ」と思ったかもしれない。しかしビキナーの私は「取説どうりに組んだので全体を組み上げオイルを入れた時点で正常動作になるだろう」と安請け合いな解釈をしてしまった・・・が、5速のクロスミッションはそれで正解かもしれない。そして組み立ては進む。
 
ミッションを組んでクランクをはめ込みます。
イメージ 11
(この時点でカンターシャフトにワッシャが入ってるのは確認できる)
そしてケースの右側にシフトアップのオイルポンプを装着、容量は~まぁどれも一緒で約2倍。
 
イメージ 12
 
とりあえず前半はこんなもんで、次回からデイトナの2次側5枚クラッチの装着にはいります。
 
はぁ・・・疲れた・・色々とねvv
 
では!