イカです!
また台風が接近してますよ。
今回も関東はかする程度のようですがネ。
さて、今週の土曜から来週の日曜まで当方の会社はお盆休みとなります
が!
9日(土曜)は相変わらずの休日出勤で日曜も設備修理で出勤(半日くらい?)。
時間がないのでお盆休みに集中エンジンカスタムに着手します!!←見込みvv
毎日毎日、嫁がブチキレるんじゃないかと思うほど謎の部品が続々と我が家に届いております(笑)。
まずはエンジンのトルクの底上げを狙ってボアアップです。現在はJUNの80が付いているのですが・・・私の体重では荷が重いようっす(ガーーン)。
ボアアップKITは本当に発売してるメーカーが多くてチョイスに悩みます!メジャーな所で言えば・・・
武川
デイトナ
キタコ
JUN
クリッピングポイント
シフトアップ
ヨシムラ
辺りが一般的じゃないだろうかと思う。『んじゃどこの何がいいの?』と言われるとそれは個人の使用目的に依存するような感じがする。
たとえば『武川』。
武川のボアアップKITはビキナーからレーサーまで幅広くカバーする。ノーマルヘッドを使った88ccKITから最大138ccまで!!138ccってノーマルの約2.5倍の排気量だし、パワーが2.5倍かというと馬力で言えばノーマルの5倍は出る(フルチューンでネ)。さらにデスモドロミック仕様のヘッドとか性能というか完全に自己満足の領域だよこりゃ~乗ってはみたいけどね♪個人的には武川のスーパーヘッド4V-Rの138cc仕様が一番パワーがでるエンジンじゃないかと思っている。理由は簡単でフリクションロスが少ないからだ。DOHC仕様は4バルブだがカムシャフトを2本回す分駆動のロスが大きい。クランク軸の出力って意外とへちょいからクランク軸直で回す機構の類(クラッチとかフライホイール)はロスが多いと意外と簡単に出力の低下につながってしまう。4V-Rのヘッドはシングルカムでローラー式のロッカーアームを持つ機構だから駆動のロスがDOHCヘッドに比べれば極端に少ない。4STミニに詳しい人ならこんな話は茶菓子にもなりませんが(苦笑)。ゆえにメーカー問わずDOHCヘッドを使えばなんでもパワーが出る!って分けではなく
レートの高いスプリングを抱えたバルブをカムシャフト2本で余裕で回せる排気量(もしくはパワー)がなければ何の意味も無いって事です。
ドリーム50なんかは50ccでありながらDOHCヘッドであったと思う、ただし3.1馬力ではく6馬力くらいあったはずです(市販車は排気音かCO2の関係でデチューンされてる)。排気量に見合ったヘッドの選択、用途にあったボアアップの選択が必要。まぁ用途っつてもそんな大それた理由は誰も考えないけどね♪
ボアアップを大きく分けると『オーバーストローク』『スクエアストローク』『ショートストローク』の3種類。理屈抜きで簡単に言うとオーバーストロークは低回転トルク形、ショートストロークは高回転馬力形、スエアストロークはその中間でボアとストローク長が同じ。
ノーマルクランクのストロークは41.4㎜でφ52のピストンを入れるとストローク量よりボア径が上回っているので必然的にショートストロークになる。基本的に小排気量でオーバーストロークはほとんど存在しない(SR400とかはオーバーストロークにする人も)。
モンキー系のエンジンでも『ストローク54㎜のクランクにノーマルピストンφ39を組んでみた』って聞いたことが無いよね(笑)←ピストンのスカートの都合で無理かもvvvvv。オーバーストロークはほとんど存在しないが、『スクエアストローク』のボアアップKITは存在する!それがこれ!
『SHIFT UPシフトアップ:110cc HR スクウェア ボア・ストロークアップキット』


説明のとうりスクエアストロークなのでボアφ52×ストローク52㎜。しかもこのボアアップKITを選んだ理由のもう一つが標準仕様で『鍛造材削り出しピストン』なのだ!しかもクランクを交換するためにはエンジンを全バラにする訳だがそのためのガスケット・オイルシールが全てセットなんです♪
その鍛造ピストンがこちら




最後の写真を見ると削り出しってのが良くわかる。鋳造品は裏が鋳造型の跡が残ってる。
車のホイールでも鍛造品は軽くて強度が高いと謳っているとうりでこのピストンは爪で弾くと
『カキーン』
と甲高い音がするんです!鋳造品は『コツ』と響かない音なんです。それだけでもこのピストンの組織の密度が高いと解ります。
あとこのKITにはハイレンジバルブスプリングを組み込んだシリンダーヘッド


と、
φ52シリンダー

アルミメッキシリンダーもあるのですが、耐久性を考えるとやはりスリーブ入り♪
オイルラインもしっかりマージンが取られている↓


鋳造部品の仕上げもかなり良く面取りバリ取りはしっかりしてる。
あとカムシャフト(欲を言えばプラス1万高でいいからデコンプ付きが欲しいわ~)

かなりしっかり梱包されている。

過激な高速エンジンではないためそれほどキツいプロフィールではなさそう。
そしてこちらがシフトアップが売りにしている『H断面』のコンロッドを持つクランクシャフト

なんだかしらんがめっちゃ磨きこまれているのは気のせいか?!

クランクも軽量化なのか、スクエアタイプの振動対策なのか良くわからんが無駄な肉がそぎ落とされてる・・・これだとクラッチを2次側にしたらフライホイールはノーマルの重さが無いと極低回転域が扱いづらくなるかもしれない。
あとはTPのピストンリングとピストンピン、追加注文で強化オイルポンなどが
基本ショートストロークで高回転域(8000~12000辺り)を楽しむモンキー系エンジンにあえて低回転トルク形のボアアップをチョイスしてみましたvvv値段の割にはかなりお買い得なキットだと私は思いますよ♪
ちなみにこのKITには注事項が書いてあります。
『10000回転以上回さないでください、タコメーターで管理してください』
と・・・・。やっぱクランクにかかる負担も大きいのだろうな。そんな親心が爆発しまして・・・シリンダ・ピストン・ピストンピン・カムシャフト・ロッカーアームを
WPC表面処理に出してしまいましたvvvvv
(㈱フリクション殿お世話になります)
あーーーもーーー楽しみで仕方ない!!!
この110ccキットはメーカーのダイナモデーターでも11馬力前後が限界らしいです(でもトルクはモリモリ)。しかしWPC処理を施しワンランク上を目指します!ブログの頭でも書きましたがカム駆動のメカ的なロスは大きいです、それをWPC加工により出来る限りロスを軽減してやります。WPCの凄さはJUNのKITで体感済みですのでvvv
ただし、WPC加工だけでも3万円オーバー!ボアアップKITと合算すると約9万!!
あれあれ~武川の4V-Rスカット106が買えちゃうんじゃんないの??
笑止!
次はすでにインテリアと化したデイトナの2次側クラッチを紹介します。
それでは~
アディオス・アミーゴ!
休み中は乗れ無そうな予感・・・・