明けましておめでとうございます!
年末30日は妻が腸炎になり私が31日に腸炎になる。
おかげで年越しソバは消化の良い年越しうどんに変身し毎年恒例の天ぷら・豚の角煮は全て却下・・。
とにかく今のところ夫婦仲が
ギスギス
してますね、まったくvvv
さて!ゴリラです。
リア周りが一段落(ブレーキ以外)したので今度はフロント周りです。
モンキー系のフロント周りは中華系のものが大量に出回っている。倒立フォークでディスクキャリー付きで3万円台(MINIMOTO製?)とかホントに破格だよね!いったんはこの激安倒立フォークを入れようと本気で考えたが、いろいろレビューを見てみると・・・性能はクソっぽい。以前はオイルが入ってないとか謎のスプリングが2本入ってるとか意味のわからんものだったらしい。
他にも『モンキー・ゴリラにボルトON!』にたいなふれこみでフォークKITが売られているが、やはり『ボヨンボヨンで乗りづらい』といったレビューしか見られない。これらの中華系フォークはあからさまに国産の『何か』のコピー品だが、結果的にコピーしきれず粗悪品となってしまう。まぁ完全コピーも怖くて出来ないんだろうけどさ~。
さて、ではどこのフォークを使うかってとこだが、・・・
武川27又は30Φフォーク・ディスクKIT 約12万!
キタコ30ΦフォークKIT(ブレーキ別売り)約7万!
デイトナ31ΦフォークKIT(ブレーキ別売り)約7万!
シフトアップ、アグラス・・・・他
探すとキリがないがどれもこれもディスク化するにはキャリパー・ディスク・マスター・ハブ等をそろえないと使い物ならない・・・総額でいうと10数万円かけないと信頼の社外フォークでディスク化するのは難しい。かといって流用でフロント周りをカスタムするのはフィッティングが不鮮明なパーツを多用するので時間とお金を費やしてしまう。ではどうするか?
最終的に選んだフォークはこれ!
デイトナNEW31ΦフォークKIT


まずこのフォークを選んだ大きな理由は価格である。
オークションで新品(展示品?)を処分価格で3万円台でGET!
あとこのフォークの特徴はキャリパーサポート!

フォーク先端に貼り付いてるアルミの板がキャリパーサポートなんですよ!なぜか?
このフォークの特徴は31Φながら8インチでも外形155㎜のディスク(ヤマハサイズ)とNSR50のキャリパーを使ってディスク化が出来るという優れもの!見て分かるとうりキャリパーの取り付け穴がフォークのアウターチューブに近いですよね。要はキャリパーをホイールの内側に寄せて取り付ける構造になっとるわけだ。ちなみにオプションのキャリパーサポートを使うと4ポットのラジアルマウントキャリパーも装着可能!←強すぎるだろ
吹っ飛ぶわvvvv
一応、フォークはゲットした、次はキャリパーとマスターシリンダーなのだが、こちらはオークションでNSR50(前期か後期かは不明)のメッシュホース付きを5000円でゲット。
ここからが問題のフィッティングとなる。
まずはホイールのセンター出し。
たとえば、このフォークに相変わらず謎のキャストホイールをNSR50のキャリパーで組み上げるこうなる↓

いや、それは全く関係なくてホイールのセンターが完全にズレてますよね。仮にデイトナのディスクハブを使えばドンピシャでセンターがでるはずである。この位置でカラーを作ってしまえばそのまま取り付けできます。しかし、センターがズレているなんて異常事態なのでまずはここから修正です!
向かって左側(ディスク側)はあらかじめ持っていたカラーに内径12のワッシャを噛ましてだいたいOK。

問題は右側(メーターギア)こちらはカラーが無いので何かスペーサーを作らなければならない。たまたま12㎜の穴が開いたアルミの筒があったのでこれを旋盤で外形を削ります。

そしてこんな物ができるvvv

ちなみにメーターギアとフォークの間ってだけなので必要なのは幅であって外形では無いので割かし

これでセンター出しはOK!

ではホイールのセンターを出した状態でディスクとキャリパーを付けるとどうなるか?

写真のとうりでディスクハブとキャリパーホルダーがギリギリ過ぎ!!
要するにデイトナの指定位置にたいしてディスクが5~7mmほど外側にあるという事なんですね。正直、いちばん厄介なパターンです。
足りなければ板でもワッシャでも入れてやれば何とかなるが、多すぎるとなると削らなければならない。『大は小を兼ねる』だからいいじゃん?と思うでしょ~,ところが取り付け部を5ミリも削ってしまうとディスクとキャリパーの平行位置関係が狂ってしまう。しかもキャリパーサポートを作り直すなら分かるが、キャリパーサポートを削るなんて事はありえない(元々5ミリ厚くらいしかない物を5ミリ削ったらvvv)。ただ、この手の問題はだいたいディスクの位置調整で事がたりるのだが、今回使っているホイールはディスク取り付け部も一体なので不可(大型旋盤でもあればホイールハブを削ってしまうんだけどね~)。
ではどうするか?
とにかくキャリパーホルダーをあと5ミリ外に逃がしたい→キャリパーサポートを5ミリ削る!
写真がこのフォーク専用(というか全くの異形だ)キャリパーサポート

このアルミの塊の右側を6ミリ削り落とす。
当然のことながらルーターやサンダーで削るのはNG。そこで登場するのがこれだ!

プロクソンのホビー用フライス盤(笑
これも昔趣味の模型で買った物、模型で使ってたから金属なんて削った事がない!
箱入り娘じゃ!
ちなみにこいつは価格がベスト1ならば、精度は・・・
とにかく金属の切削も可能だがムリのできるアイテムではないので、できるだけ切削部を減らすため下加工としてドリルで肉抜きをしてやる。

軽く肉抜きをしたら4枚歯の6Φエンドミルで平面切削を行う。

エンドミルが通った後が残っているというのは刃が切れないか精度が出てないかのどっちか(苦笑
まぁそこまでのクソ精度は必要ないので考えないとしよう。
そして削り上がったのがこちら

ディスクとキャリパーホルダーの間になるべく余裕を持たせるために削り込んだらサポートを取り付けるための穴が危機的状況に!まぁ6箇所も固定するから1箇所くらいご愛称でvvv
サポートを加工してキャリパーホルダー側も1箇所削りを入れる。

この『使えない』とかいてある穴部分横にくるサポート部を削らないとフォーク側のネジ穴突起物が当ってしまうのである。これ↓

本来ならばこんなところ削る必要はないのであしからず。あくまでもクソキャストホイールを入れるとこうなるという事です。
ここまで加工してキャリパーとディスクハブの位置関係はこうなります!

ドンピシャです!
これでフロントブレーキの問題は解決!キャリパーが汚いのはご愛嬌でvvv
さて、このフォークなのですが、トップブリッジと三又とロックも取り付け可能な上にボルトONでラジアルまで取り付ける事が可能で8インチも使用可な優れものなのに雑誌等でこのフォークを取り付けてる人を見たことがありませんね。なんででしょうか?価格ゆえに減衰の調整はできませんがNSR50用のアジャスタも使えるし至れり尽くせりだと思うのですが~~~私はオススメしますよこのフォーク!
写真の容量が一杯になってしまたのでこの辺で!
この時点であらかた大きなカスタムは殆ど終了です。ここからは細かい調整とか衝撃の事実(マジでこのゴリラを出品した輩にだまされた!!)を書いてゆきます。
次回は中華リアブレーキの落とし穴を書きます!
ではまた!