新玉のとしを
ことほぎ
芽出度く
申し納めし候


こちらの寿ぎは
私の恩師でご座居ました
淡谷先生が…
黄泉の国へ旅発たれるまで
毎年くださいました
お年賀状の言霊でご座居ます。
私はこのお言葉がとても気に入って居り
近しい方々には
先生と同じように毛筆でしたため
新年のご挨拶を申し上げて居ります。
先生曰く…
唄は40歳を過ぎた頃から
ようやく歌らしく唄える。
それまでは人生を勉強しなさい。
お蔭様をもちまして…
人生から酸いも甘いも学ばせて頂き
その域に達して参りました。
そろそろ在るがままに
自分の好きな楽曲を
唄ってゆきたく思います。
皆様方におかれましても
ご健康で実りある御年でありますよう
心よりお祈り申し上げます。
本年も…
よしなにお付き合いくださいますよう
お願い申し上げます。
平成ニ十六年 元旦 