ご近所トラブル | スイスで凛と

ご近所トラブル

こんにちは~好


先日、仕事がお休みの日、だんなさんは急な仕事で不在
久しぶりに家で日本のテレビにかじりつきながらのんびりしていた時のことです



突然、玄関のブザーが鳴りました


出ると向いの家のおばあさん、マダム・イヴェット(77歳)がなにやら深刻な顔で立っていました


『私なにかしたかしら??』
と、心当たりもないのにドキドキするわたし。。。苦笑


『お休み中ごめんなさいね。ちょっとご主人と一緒に家にきてくださらない??』

と言われたので、だんなさんは仕事でいないけど私だけでもと、彼女の自宅に行く事になりました


マダム・イヴェットは私がスイスに来る数年前にご主人を亡くし今は一人暮らし
ご主人が亡くなって辛い時、そしてその後も、うちのだんなさんがいつもいろいろお手伝いをして来たので
だんなさんとはとても仲良しなのです
(余談ですが、ある日なんて、お手伝いのお礼にマダム・イヴェットからリンツの板チョコをもらっただんなさん
とっても嬉しそうに自慢していました。。。苦笑



マダム・イヴェットの家に入ると、彼女はキッチンや居間、育てている花などを紹介し始めました
そして自分の財布を置いてある場所を見せ始めたのです

自分の家を案内し、財布の在処まで見せ始め、最後にはお茶まで出され、
一体なにが目的なのかさっぱりわからずドキドキが止まらない私
とりあえず、素敵な家ですね~、なんて言っていると彼女は本題に入った



『昨日300フラン(約28,000円)盗られたの。。。月曜日は500フラン盗られた。
犯人を知っているから警察に言おうか迷ってるのよ』



と衝撃的な一言え゛!


彼女の話はこうでした

マダム・イヴェットは毎朝7時過ぎにポストを見に鍵をかけないまま1階の入り口までいく習慣があります
先日の月曜日、いつものようにポストをチェックしてから部屋に戻ろうとすると
エレベーターがブロックされていてボタンを押しても動かない
実はエレベーターが4階から3階(彼女の家の階)に動き、その後すぐまた4階に上がったのを見たそう
おかしいな、と思ったけれど、なにも気にせず彼女は部屋に戻り、友人と外出し
カフェでの支払い時に入っていた現金500フランがないことに気づいた


賢い彼女は、今度は用心してお財布に入っている300フラン分のお札に赤ペンで目印をつけといたんだそう

そして水曜日、いつものように鍵をかけずにポストに降りると
また例のごとくエレベーターがブロックされ、4階から3階へ行き、また4階に戻る
77歳で足も悪いのに、ピン!と来た彼女は3階まで階段を駆け上がるためいき
(ちなみにスイスでの3階は4階、4階は日本の5階に当たります。。。)

すると彼女が駆け上がってくるのに気づいたのか、犯人と思われる人物は階段で4階へ駆け上がったそうで
その後ろ姿をマダム・イヴェットはしっかり目撃
そして家に帰って財布を見るとやはり300フランがない。。。


誰だかわかった彼女は、そのままその人物の家に押し掛ける


その人物とは、私が以前ブログに書いた洗濯の件で揉めた女性、コソボ出身の若い女性だったのです


マダム・イヴェットはがドアをノックしても初めは応答がなかったものの
ドアを開けないと警察を呼ぶわよという彼女の声を聞いてすぐにドアが開いた
マダム・イヴェットが後ろ姿を目撃した人物と同じ服装だった彼女。。。

300フランの話をしても知らないと言い続けるコソボ女性
でもしつこく言い続けると、しぶしぶ財布を出し、なかから出て来たのは赤ペンで印のついた現金、300フラン分。。。


マダム・イヴェットは月曜日に盗んだ500フランも返して欲しい、そうすれば警察には通報しない
と交換条件を出したそうですが、コソボ女性は否定し続ける


結局その日の夜、コソボ女性はだんな様と一緒にマダム・イヴェットを訪れ、
500フランを返したのだそう





マダム・イヴェットが私を家に連れてまで言いたかったのは

①鍵はどんな時でも必ず掛ける事

→初めの頃はうちのだんなさんも鍵をかけないまま洗濯室に降りていました
私がお願いして鍵をかけるようになりましたが、だんなさん曰く、ここはみんな知り合いで安全だから、だそう照れ
確かに私の住んでいるエリアは学校もたくさんあり、静かで安全なエリアです
でも。。。移民も増え変わり始めたスイス、安心はできません


②みんなは警察に言え、と言うし、自分の従兄は警察のお偉いさん。だから通報するのは簡単だが、
彼らの仕返しが怖いから言えない

→なんでも犯人発覚後その後数日間、子供によるピンポンダッシュが彼女の家にだけ起きたのだそう
(現にその日は土曜日で、向かいに住むうちも、他の階の家にいた人達も被害がなかったことから、彼女はコソボ夫婦が子供を雇ったのではないかと言う推定している)



③何十年もここに住んでいて、こんな事は初めて
物騒になってしまった事にショックなのと
自国でいろいろ事情があってコソボからやって来たと言うから親身になっていたのに
そんな人助けが仇になった事が悲しい

→実は数年前、コソボ夫婦がスイスにやって来た際、
『私たちには仕事がない、コソボでは父は病気で入院費もかかる、助けて欲しい』
とお金に困っていたそうでマダム・イヴェットは同じ4階に住む91歳のおばあちゃんも一緒にお金をあげたそう

さらに、マダム・イヴェットと91歳のおばあちゃんはコソボ女性をハウスキーピングとして雇い
家を掃除してもらっていたのだとか
だからコソボ女性は2人の老人の家にとっても詳しいのです
その後、コソボ女性のお父さんが入院している話は嘘だと言う事がわかったそう



実は91歳のおばあちゃんも、時々お金がなくなっている事があったそうです
でも子供達に言うと、アルツハイマーだと思われるのが嫌で、ずっと黙っていて
マダム・イヴェットには話したのだそう
もしかしたらそれもコソボ女性のせい、とマダム・イヴェットは言っていましたが。。。


『お金が欲しいなら、盗んだりしないで正直にお金を貸してほしい、と言ってくれればあげたのに。。。』
と言うマダム・イヴェット


確かに、もしこれが本当の話なら、2人のやさしい老人の気持ちは踏みにじられたことになります


とにかく、マダム・イヴェットからトータル800フランを盗んだのは事実


そして私がコソボ彼女とは洗濯の件でマナー違反をされ揉めた事がある、と言うと
マダム・イヴェットはここの住人の殆どがコソボ女性と洗濯の件で揉めている、と言った
確かに、以前、いろいろお世話をしてくれるスペイン人のおばさんも
私にコソボ女性がマナー違反をするとブツブツ言っていた


ちなみにマダム・イヴェットはうちのアパートを牛耳る(?)おばさまたちの1人
この話は既に近所のクレープカフェにまで及んでいるに違いない




日頃からいろいろな人と洗濯の件で揉めている上にこの事件。。。
今後、コソボ夫婦はここに安心して住めるのだろうか




ところで、いまだになぜマダム・イヴェットが私に財布の在処を見せたのかわかりません
在処と言っても、ただキッチンの棚に、ポン、と置いてあるだけなので一目瞭然なんですけど。。。



結局、その日はマダム・イヴェットに私とだんなさんの携帯の番号を伝え
なにかあったら夜中でもなんでも連絡してくださいね、と伝えたそう


私にできる事と言ったら、このぐらいしかないですよね。。。


長々と書いてしまいましたので
最後に写真を1枚


↓ 枝豆もトマトもプチトマトも大きくなって来ました!
枝豆以外はそれぞれちいさな実をつけ始めています
あ~、楽しみえへっ












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