シンプルな心理戦ボードゲーム「ガイスター」(Phantoms vs Phantoms)のコツや戦略、攻略を紹介します。
「ガイスター」はお手軽さもあってか、初版は古いですが、今でもそれなりに現役でプレイされているゲームです。
↓シンプルながら奥深い。ある意味伝説的なボードゲームの1つ。
ガイスター コツと戦略
ガイスターのコツや戦略を紹介します。
とは言っても、もの凄いシンプルなゲームですし、そこまで凄いことは書けないのはご承知下さい(笑)
ガイスターのコツ
このゲーム、シンプルながらそれなりにプレイするコツがあります。
プレイしてみて思ったことを、ざざっと書いていこうと思います。
他にも思いついたものがあれば、後日でも追記しようかと思います。
的外れなものがあるかもしれませんがご了承ください(笑)
赤は青、青は赤だと思わせるようにプレイする
このゲームの心理戦の初歩の初ですね。
赤の幽霊は青だと思って取って貰わないといけません。
逆に青の幽霊は赤だと思って避けて貰わないといけません。
なので、赤幽霊は青幽霊だと思ってプレイすると効果的です。
逆に、青幽霊は赤幽霊だと思ってプレイすると効果的です。
自分にそう思い込ませることで、動きもそれっぽくなり、結果相手をかく乱させることが出来るでしょう。
コマの持ち方、動かし方に気を付ける
こういうゲームだと、プレイヤーの手の動かし方などでも読み合いが始まります(笑)
堂々と進めてくるコマもいれば、悩ましく移動させてくるコマもいる、ってなればどちらが赤か青かは見分けるのは容易でしょう。
この辺のプレイヤーの癖みたいな部分は、意識しないと結構出てしまうもので、このゲームに置いては致命的です。
あえて癖があるように見せるのもプレイスキルの1つですが、まずはどのコマも堂々と動かして、動かし方に差が無いようにするのが良いでしょう。
序盤は取りあえず適当に取ってみる
序盤は、取りあえず何も考えずにプレイすべき、というのが個人的な意見です。
読み合いも何も、相手のコマを1つも取らないと、情報量が足りなすぎてわからないことが多いからです。
それで赤幽霊を取ってしまうことは、必ずしも悪いことでは無く、情報量が増えますし、以後青幽霊を当てる可能性も高くなります。
自分の幽霊は万遍なく移動させる
この辺はプレイスタイルにも依ると思いますが、個人的な意見としては、全体のコマを徐々に前に出していくのが良いんじゃないかと思います。
一体集中型は決まれば強いかもしれませんが、読まれる可能性も高いです。
大体は確固撃破された挙句に、一番後ろに大事そうに待機しているのが、最後の青幽霊、なんてことになります。
青幽霊を前に出すのは不安、青幽霊を突破させたい、色々気持ちはわかりますが、まずは抑えて、赤も青も焦らず前線を少しずつ上げるのが良いでしょう。
また、最終版には青幽霊のゴールまでの近さを競うだけのゲームになることもあります。
その場合にも、前に押し出している分だけ移動距離で有利になることが多いです。
自分側の出口はちゃんと意識して守る
必ず自分の両側の出口(相手幽霊の出口)はガードしましょう。
自分の右サイドに幽霊が寄り過ぎていて、左サイドがガラ空き。
そこを相手青幽霊に突破される、などあれば簡単に負けてしまいます。
両サイドの出口に駆けつけられる幽霊配置を意識すると良いです。
幽霊2体で連携して片側サイドを突破する
先導する幽霊1体と、それに守られる青幽霊1体の連携で、片側を突破しましょう。
先導する幽霊の種類は、場合に依りますが、赤幽霊の方が良いことが多いです。
特に、終盤のラス1の赤幽霊であれば、ほぼ勝ちでしょう。
ラス1赤幽霊を相手は取れないので、それで相手の防御幽霊にプレッシャーをかけつつ、こちらの青幽霊にサイドを突破させます。
近付く幽霊は、先導した幽霊で薙ぎ払いましょう。
序盤には使えませんが、終盤に近づいてコマが減ってくるにつれて有効な方法になります。
相手陣地に拠点を作る
赤幽霊を1体、片側出口に向かわせましょう。
これは最悪赤幽霊だとばれても問題ありません。
赤幽霊だとばれると、相手はその幽霊を大抵は放置するようになります。
この放置された幽霊に、出口付近(3×3位の範囲)の拠点を作らせると強いです。
近付いてきた相手幽霊はその幽霊で潰します。
これが成功すると先の2体連携のように、青幽霊を突破させやすくなります。
また、更に放置されたまま、その幽霊が最後の赤幽霊になれば勝ったも同然です。
相手はその拠点をつぶすことが出来なくなります。
ただし、大抵は出口に向かってきた幽霊は潰されるので、上手くいかないことも多いです。
↓アレックス・ランドルフの名作中の名作。
ガイスターの戦略
戦略・・・と書くほどのことかはわかりませんが、取りあえず書いてみたいと思います。
ただの初期配置についての考察になってしまいそうです(笑)
左右万遍なく青・赤幽霊を2:2配置
青幽霊赤幽霊、共に右に2体ずつ、左に2体ずつ。
これが最もオーソドックスな配置になるかと思います。
初めてプレイした人の多くがこの配置にするんじゃないかと予想。
かなりバランスの良い配置なので、盤面に対しての対応、汎用性の高さが特徴でしょう。
両サイドどちらもバランスよく攻めることになります。
反面、オーソドックス過ぎて、配置が読まれやすいのが欠点かと思います。
青取り勝ち:★★★☆☆
赤取らせ勝ち:★★★☆☆
青脱出勝ち:★★★☆☆
奇策度:★☆☆☆☆
やや偏らせて青・赤幽霊を3:1配置、逆は1:3配置。
流石にオーソドックス過ぎると詰まらないので、この配置にする人も多いでしょう。
これにすると、慣れていないと、プレイにも少なからず動揺が出てしまいます。
赤の多いサイドで、ガッチリ青1体を守って、1点突破するのが勝ち方の1つです。
逆に青の多いサイド側のプレイが難しくなります。
青負けリーチがかかりやすくなるので注意が必要です。
上手く1体の赤幽霊を使って、青だらけであることがばれない様にしたいですね。
青取り勝ち:★★☆☆☆
赤取らせ勝ち:★★★★☆
青脱出勝ち:★★★★☆
奇策度:★★★☆☆
完全に偏らせて青・赤幽霊を4:0配置、逆は0:4配置。
完全に奇襲戦法になります。
プレイする側にかなり動揺が見られるようになります(笑)
上手くいけばすんなり勝てますが、相手に上手く捌かれてしまうと勝てません。
この配置の場合、普通にプレイしてはいけません。
ゆっくりプレイすると、何れ相手の初期配置を意識しているプレイヤーには3:1配置か4:0配置であることがばれます。
こうなると3:1だと思わせた上で、その裏をかくしか無くなります。
これは本当に3:1だったとした場合に比べて、かなり部の悪く成功率の低い作戦なので、奇襲戦法と言わざるを得ません。
なので、やるのであれば片側のみを使った速攻戦法でしょう。
1つは青サイドの4体を一気に突破させる。
まさか4体とも青だとは思わない、という心理を利用して何とか1体脱出させる。
1つは赤サイドの4体を一気に突破させる。
流石に全部取ってもらえないことが多いでしょう。
しかし残った赤を、逆の青サイドに移動させて拠点を作り、青の突破をフォローする。
相手は赤幽霊軍団をそう簡単には取れないため、上手く拠点を作れる可能性は高いです。
何れにせよ4:0配置は、はなから分が悪い奇襲戦法なので、多用するものではないですね。
青取り勝ち:★☆☆☆☆
赤取らせ勝ち:★★☆☆☆
青脱出勝ち:★★★★★
奇策度:★★★★★
前後万遍なく青・赤幽霊を2:2配置
次は前後の配置についてです。
横の2:2と違って、前線の方が幽霊をとられやすいということもあり、必然的に前列赤が多くなることが多いです。
そういう意味ではこの配置は、あまり賢い配置では無いかもしれません。
青取り勝ち:★★★☆☆
赤取らせ勝ち:★★★☆☆
青脱出勝ち:★★★☆☆
奇策度:★★☆☆☆
前赤3、前青1の3:1配置
前後配置に関しては、これがオーソドックスになると思います。
このゲームは序盤は取りあえずコマを取っておけ、という展開が主になります。
流石にコマを進めたのに序盤から1体だけ放置されるということは稀です。
なので、序盤に進めるコマ=前線のコマ、は取られるものとして考えた方がよいでしょう。
この配置にしておけば、前線は上手くいけば青の1体が突破、赤の3体は取られても問題なし。
という感じになり、あまり考えずに序盤をプレイすることが出来ます。
後ろに配置されている青を中盤以降どう前線に押し出すかが重要になってきます。
青取り勝ち:★★★★☆
赤取らせ勝ち:★★★★☆
青脱出勝ち:★★★★☆
奇策度:★☆☆☆☆
前赤4、前青0の4:0配置
奇襲とまでは言いづらいですが、かなり特徴的な戦法でしょう。
前の赤4を取らせるのがメインの勝ち筋になります。
ただし、あからさまに前線取って下さいの動きをすると、配置の偏りからばれて大書される可能性も大きくなります。
また、片サイドを一点突破してくる戦法には、赤が横に広がってしまっており、やや弱いかもしれません。
青取り勝ち:★★★★☆
赤取らせ勝ち:★★★★★
青脱出勝ち:★☆☆☆☆
奇策度:★★★☆☆
前赤1、前青3の1:3配置
かなり奇襲寄りの戦法です。
リスクに対してややリターンが少ない作戦です。
相手からしてみると、前線を適当に散らしたら、3体も青を倒せちゃいました、ってなります。
どうせ前線に青が3体もいないだろう、と思わせないといけません。
ただし、そう思わせたところで、取りやすいコマは当然前線のコマですし、赤だったとしても相手のダメージは全然無いので、取りあえずとってみるか、で取られてしまう可能性が高いです。
青取り勝ち:★★★☆☆
赤取らせ勝ち:★★☆☆☆
青脱出勝ち:★★★☆☆
奇策度:★★★★☆
前赤0、前青4の0:4配置
奇策中の奇策だと言わざるをえません(笑)
相手を如何に欺くことが出来るか?という点では、相手を混乱させることに成功するでしょうが、勝てるかと言われると勝てない気がします。
流石に0:4は無いだろう、恐らく1:3配置だろう、と思わせて放置された最後の1体が実は青で、最終版で出口から脱出、というシナリオがこの奇策の成功パターンでしょう。
ただし、相手が深読みしてくれる手練れである必要があります。
素人プレイヤーとプレイすると、何も考えずに取られてゲームが終了するパターンが多そうです(笑)
青取り勝ち:★★★☆☆
赤取らせ勝ち:★☆☆☆☆
青脱出勝ち:★★★★☆
奇策度:★★★★★
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以上、ボードゲームの古き名作の1つガイスターのコツと戦略でした。
単純に見えて意外に戦法や戦略、コツなど考えることが多いのがこのゲームの特徴でしょう。
的外れな内容あったらごめんなさい(笑)
またプレイしていて思いついたら追記しようかと思います。
「ガイスター」比較的購入しやすいですし、未プレイの方は是非一度プレイしてみて欲しいゲームの1つです。
良い戦法あれば是非教えて下さい。
↓世界的に有名な作品の1つ。有名タイトルだけあって比較的入手は容易。