今日ご紹介するのはサンバの貴公子、Paulinho da Viola(パウリーニョ・ダ・ヴィオラ)の代表曲の一つ、Coração Levianoです。

Coração Levianoとは、浅はかな心と言う意味で、去って行った恋人の心のこと。

この曲はClara Nunes(クララ・ヌネス)の1977年のアルバム”As Forças Da Natureza”に収められ、翌年Paulinho da Viola自身が自身の名前を冠したアルバムに収録しています。

軽快なサンバのリズムに、失恋を歌った歌であることを忘れてしまいそうです。

こっそり計画をたくらみ
さよならも言わず
私の悲嘆も思い返さず立ち去り
すべてを失った人を悲しませる

ああ、浅はかな心は
私に何をしたのかをわかっていない

この哀れな船乗り
私の愛する心は
情熱と狂気の海で嵐に直面した
幸せを求めた冒険の成れの果て

ああ、私の心よ
お前の間違いは
何か善行を期待したことだ
決して誰のものにもならない浅はかな心に


最初にClara Nunesの歌をご紹介します。
Claraが40歳で急逝したことは惜しまれます。



Paulinho da Violaの歌。

貴公子と呼ばれただけあり、気品を感じられる年の取り方をしていますね。



1978年設立のサンバグループFundo de Quintal(フンド・ジ・キンタウ)。ラテングラミー受賞歴があり、メンバーを入れ替えながら今も活躍しています。



そして、サンバのMadrinha(代母)と呼ばれたBeth Carvalho(ベッチ・カルヴァーリョ)。



今が絶頂期のサンバ歌手Teresa Cristina(テレーザ・クリスチーナ)。



あのDjavan(ジャヴァン)も歌ってます。



と思ったら、Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)も。

いつのライブ動画でしょうか?めちゃくちゃ若いです。




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※毎週日曜日に掲載します。
次回は7/7です。