ブログ開設201回目にご紹介するのはGonzaguinha(ゴンザギーニャ)が作詞作曲したComeçaria Tudo Outra Vezです。

曲のタイトルは、仲が冷え切ってしまった恋人に対して、もう一度やり直そうという語りかけの言葉です。

実はこのブログの第1回の曲は、Ivan LinsのComeçar de Novo

と言う曲でした。


シチュエーションもほぼ同じですね。

もう一度やり直そう
もしできるなら、愛しいひとよ
胸の炎は今も燃えている
無駄なことなんて何もなかった
手の中のキューバ・リブレが
僕に勇気を与え
ライラック色のドレスの女性は
僕の心を傷つける
君の全身を僕の身体にぴったり付けて
感じたいと言う熱望


僕は一晩中歌う
今まで通り
そしてこれからも
僕の全ては
今もそのままで
これからもそうだろう
僕は信じている
これから起こることを
僕は幸せだ
後ろを振り返り
君のところに戻ることができて

この巨大なホールで
ボレロに合わせて
僕たちは人生を歩む
僕たちは一人じゃない
愛しい人よ
オーケストラが僕たちを待っている
お願い
もう一度やり直そう


Gonzaguinhaは不世出のサンフォーナ(アコーディオン)奏者Luiz Gonzagaの息子であるため、Luiz Gonzaga Jrと呼ばれることもあります。
Luiz Gonzagaがのちに妻となるOdaléiaと出会った時には、彼女は既に妊娠しており、生まれたのがGonzaguinhaであるため、実はこの父子には血縁関係はありません。

この曲は1976年にGonzaguinha自身が初めてレコーディングしています。


翌1977年にはMaria Bethânia(マリア・ベターニア)がレコーディング。



ブラジルだけでなく、米国でも圧倒的な人気を誇った大物歌手Cauby Peixoto(カウビー・ペイショート)とAngela Maria(アンジェラ・マリア)のデュオ。
ライブ録音です。


Marisa Gata Mansa(1933-2004)による歌唱。

彼女は1960〜70年代に多くのショーを行い、人気を博した歌手でした。



Gonzaguinhaの息子であるDaniel GonzagaとSimoneのデュオ。


★ポルトガル語の歌詞とコード進行はこちらをご覧ください。
Principal, Maisのタブでコードの種類を選べます。


※毎週日曜日に掲載します。
次回は6/2です。