ゴールデンウィークの最終日に、門下生のOBOGコンサートを開催しました。
会場は32年前に私たちが結婚式とその記念コンサートを催したルーテル市ヶ谷教会です。
私たちがこの仕事を始めて東京・宮古島であわせて42年。
20数年ぶりに会うOBOGもいました。
皆変わっていない!
親御さん・パートナー・お子さんもたくさん来てくれました。
短い練習時間でしたが、指揮をしながら、すぐに、「これだよ!この感じ!」当時の音楽をすぐに思い出すことができました。
智美が独奏のユーモレスクも、皆が包み込むように伴奏してくれて、すぐ横にいるだけでとても幸せでした。
暖かい雰囲気の中、皆がすごく集中力を発揮してくれて、久しぶりとは思えないとても親密な音楽を作ることができました。
OBOGが弾く姿を客席で見たそのお子さんたちが、「お父さんお母さんすごくかっこいい!」と言ってくれたのもうれしいことでした。
今ヴァイオリンを習っているお子さんもおり、一緒に弾いてくれました。
ありがとう!
「演奏すごく良かったから、このコンサートを毎年聴きたい」と言ってくれたご家族もたくさんおられました。
客席で聴いていて楽しかったとのことです。
久しぶりにOBOGのご父母の皆様にもお会いすることができました。
特に初期のご父母には、まだ若かった私たちは、プライベートでもいろいろなことを教えていただいたものでした。
とても懐かしく当時の記憶がよみがえったことでした。
宮古島の現役高校生中学生の生徒も参加して、東京のOBOGと一緒に演奏してくれました。OBOG、現役双方にとって、親交を深め繋がる貴重な機会となりました。
参加者最長老のOクン、「宮古島での先生のご活躍の一端が垣間見れたことにとても多くの感謝があります」、
宮古島の参加生徒のご母さまが、「経験は財産だと改めて感じています。場の空気感を味わい、先生方や先輩方の練習風景を見て五感で感じながら参加することは本人にとって、得るものが大きかったようです。」と感想を記してくれました。
最後に今回ご両親・奥様・奥様のご両親・お子さん2人と参加してくれたSクン(40代前半)の感想から
「昨年秋に楽譜をもらってから、私のさらう時の音を聞いた子が口ずさむ、アダージェットぽい何かやチャイセレぽい何かに勇気づけられました。
OBOGのみんなと一緒に本気で盛り上がりたいという気持ちや、子どもたちの口ずさむその歌に励まされ、どうにか練習し続けることができました。
家での普段の姿とあまりに違う私の姿だったようで、本番の演奏を聴いて子ども達は驚いてくれました。妻や妻の両親も演奏が素晴らしいと感動してくれました。
やっぱり楽器、音楽っていいなと改めて思いました。一生懸命やってきたし、愛着のあるおかげか、これを通じてすぐにみんなとまた仲間になれる気がしました。本当の財産だと思っています。
本当に刺激の多い、素晴らしい2日間でした。
仕事の話ですが(大手タイヤメーカーの研究職)、最近は若手の育成に割く時間が多くなりました。若手には、無駄な努力なんていうものは無く、人生は長いので、一生懸命やったことは必ず何かの形で身を助ける、ということを伝えています。
今回の話を添えて、その子達なりに色々感じ取ってもらいたいと思っています。」
みんな本当にありがとう。
そしていつもコンサートをお手伝いくださる賛助の皆さま、ご支援くだる皆さまにも深くお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。
天野誠 天野智美