さて石浦神社さんを出て
木々に覆われた百万石通りを上っていくと
兼六園への入り口の側に
赤い鳥居がありました。
金澤神社さんです。
時刻は15時を過ぎたばかりですが、
10月半ばのこの時刻は
すでに夕暮れが迫ってきていて、
参拝もそろそろ終わりの気配です😌
鳥居の外から見える内側には
まるで兼六園のような
日本庭園が広がっていました🌳🍁🪷
ホントに神社だよね? と見ていると
学校帰りの高校生たちが
中をわいわい歩いていたので、
ほっとして鳥居をくぐりました😊
境内に入ってすぐ右側にあったのが
「金城霊沢(きんじょうれいたく)」という泉。
ここから水が湧いているそう。
昔々、藤五郎という農夫が芋をここで洗うと
砂金がたくさん出てきたことから、
「金洗沢(かなあらいのさわ)」
と呼ばれていたそうです。
それが金沢という地名になったとか😳
こんなに慎ましやかで静かな神社の境内に
地名の元になったという泉があるんですね。
日本庭園を歩いた先に
もうひとつ鳥居が見えてきました。
どうやらこっちが正面みたい。
参道の向こうに石階段が見えます。
赤と白の華やかな門が
緑の中に色鮮やかに映えていました🌸
向こう側に見えるのは社務所と手水舎。
この日は外で午後からお役目があり、
社務所は早めに閉められていて
人のいない境内はとても静かでした。
金澤神社さんで感激したことがふたつ😊
それはこの清めの砂と、
お水取りがあったこと✨
手水舎の水は金城霊沢の地下水を
汲み上げていて、飲料水としても名水で
なんと24時間❗️
いつお水をいただいてもよいのだそうです✨
常夜灯が灯されているので足元に気をつければ
夜でもかまわないそう😌
私は夜には絶対来ないだろうけど💦
ありがたいことですね。
今までお清めの砂があって
自由に持ち帰ってもいいという神社は
ほとんど見かけなかったので、
心の広い、優しい神社さんだなあと
ほんわかしました😌
お水もお砂もお持ち帰りOKなんて
本当にありがたいです。
近くに住んでいたら
いただいて帰りたかったなあ😳
金澤神社は前身が昔、
学問所だったことから学問の神様
天神様が祀られています。
その相殿には「巳さん」と呼ばれている
雌雄二対の白蛇🐍、
白蛇龍神が祀られているそうです。
拝殿の扉はすでに閉まっていたので
中を窺うことはかなわず、これもご縁と
ご挨拶だけ差し上げました😌
赤い柵が華やかで可愛らしい🌸
陽の光✨が苔むした木々の間に
差し込んでいるのが美しくて
ふと立ち止まってしまうのですが、
もう私たちの時間は終わり。
車を停めた川の向こうの駐車場まで
そろそろ戻ることにしたのでした🍀
実は〝金城霊沢〟の藤五郎のくだり、
泉の側の説明書きには
・砂金を洗った
サイトでは、
・芋を洗ったら砂金が出てきた
と微妙に違っています。
砂金を洗っていたなら、
この辺りに砂金が取れる山があった?
芋から砂金が出てきたなら神がかり?
どちらが本当なのでしょう😳