答辞

就職も無事決まって、のんきに残された学生生活を楽しんでいたある日、職員室に呼び出され、友達と一緒に何やろな~ひらめきニコニコ♬と喋りながら行きました。
 
先生に、「答辞をしてほしい。」そう言われ、
思わず、「なんでわたしーーーーー!!!???
と大声で言ってしまいました驚き
 
学校の昼間部と夜間部を合わせるとかなりの人数がおり、その中には何やらすごい受賞歴のある人たちもいて、謙遜でもなんでもなくホンマに何で?って感じだったのです不安
先生たちも、なんだか曖昧に笑って理由を言ってくれなかったのも、いまだに謎です…汗うさぎ
くじびきか…?
 
でも断る雰囲気でもなく、なんで?って思いながらも答辞を引き受けました無気力
 
何を話すか考えていて、思い出したエピソードがありました電球
 
入学して間もない頃、とある百貨店のディスプレイスペースを学生に貸してくれるというイベントがあり、友達と参加することにしましたルンルン
 
校内選考があり、選考の先生にラフ画を見せる時、
「めっちゃ下手な絵なんですけどアセアセ
といって見せると、先生は少し微笑みながら、
誰が下手なんや
とおっしゃいました。
 
この一言にはウ…びっくりとなりました。
「でも子供の落書きみたいで、稚拙で…」
と重ねると、
誰が稚拙なんや
と言われました。
 
もう、下手と言われることの何倍も恥ずかしくて、うつむいてニヤニヤすることしかできませんでした絶望
 
私が期待(?)していたのは「ほんまやなぁ」と言われることで、そしたら一緒になって笑っていたと思います笑ううさぎ
だから、予想していなかった先生からの言葉は大げさではなく衝撃的なものでしたガーン
 
自分で下手と言ってしまうことは、周りのプレッシャーから逃れるためのバリアであり、それは自分の作品について責任を持てないということ、そして自分の可能性を自ら狭くしてしまっているんだ、と気づきましたぼけーガーン
 
それをベラベラと説明されるのではなく、たった一言二言の言葉で、自分で気づいたからこそ、すごいインパクトが与えられましたドンッ
 
とはいえ、ほんとに下手なラフ画でしたが校内選考に通り、作品を作ることができました乙女のトキメキ

 

 

 


喜びのうた

 

自然は太陽のパワーを全身で受けとめ、大地のぬくもりに守られながら生きる喜びを歌いながら力強く成長していますチューリップ黄チューリップ赤太陽
太陽のラッパに合わせて自然の大合唱となっていますルンルン音符
 
☆主な画材
発泡スチロール・ティッシュペーパー・紙粘土・針金・ネオカラー

 

初めてデザインして完成させた作品だけど、このコンセプトでまたイラストを描いてみたいなぁと、改めて思いました照れイエローハーツ

 

余談ですが…、

今年夏にある藤井風さんの日産スタジアムライブの告知イラストを見て、私のディスプレイ作品を思い出しました太陽恋の矢

風さんもサックス吹くようなので、ディスプレイ作品の太陽は風さん?爆  笑

私のは今から20数年前の作品ですが、ちょっと嬉しいシンクロニシティキラキラ

(チケット抽選には外れてしまったけど泣

 

↑Fujii Kaze Stadium Live ''Feelin' Good‘’↑

2024/8.24・25 日産スタジアム

 

 

しかし、このディスプレイ作品、ほんまに時間がかかりましたチーン

授業がない日もバイトの合間をぬって、せっせと作成のために学校へ行き、校内外の友達にも手伝ってもらいましたお願いキラキラ

 

入学早々の全力投球はとても良かったですOK

それが今後2年間の基本的な時間の使い方になったからです時計

そして、先生に気づかされた自分の作品への向き合い方は早々に気持ちを引き締めてもらえましたスター

 

この時に一緒にディスプレイ展示に参加した友人とは、今は皆それぞれ住む土地も境遇もバラバラでめったに会えないけれど、20数年を超えて親交がありますニコニコハートのバルーン

 

過ごしたのはたった2年間だったのに、一緒に励ましあったり何かに挑戦したり笑い転げた日々は、会社を辞める決断をするまでの生き方でカッサカサに乾いていた何かを十分に充たしてくれるものでしたぽってりフラワー乙女のトキメキ

卒業式

卒業式の答辞では、上記のエピソードを軸にして話しましたオーナメント
どこかのホールを貸し切っての卒業式日本
卒業式の舞台では、色々なえらい方たちの挨拶に続き、何かの公募で知事賞やら何やら華やかな受賞をした生徒の表彰式も兼ねており、そんな生徒達を見ると、ますます
「何で私やねん…笑い泣き
と焦りながらも、式の最後に出番が来ました赤薔薇
 
会社員生活を経ての入学のこと、はじめての作品の事、先生からの言葉、友達との充実した日々、これからデザインの仕事をしていくことへの喜びと不安、でも不安という言葉で自分の自信の無さを正当化したくない、ということを学んだこと…
そんなことを話しました流れ星
 
答辞中は緊張で全く周りが見えてなかったけど、私が関わったことのない先生も泣いていたことや、友達も号泣していたことなどを、卒業式後に友人たちが教えてくれましたハート
 
卒業式の帰り道、皆と歩きながら青い空を見上げると、スピッツの空も飛べるはずが頭の中で流れてきました虹

 ↓YouTube動画、拝借致しました🎵

 

充実した学生生活が終わり、いよいよ就職の日が近づいていましたニコニコ