ピピピピピ!!!
大きな音がこだました。

その瞬間、お調子者の奴が
私に万引きしたゲームの入った袋を押し付けて
走り出した。。。

まじか、あいつ。。。
私は心の中で呟いた。。。

あたふたしていると
店員さんに囲まれていた。

走って逃げたお調子者も捕まっていた。

警備員に引き渡された私達は
お店のバックヤードに連れてかれた。

そこに店長らしい人が出てきた。
名前や住所、学校名などを聞かれた。

親や学校に連絡をしているようだった。

待っている間、その店長の人が
鈍器のようなものを持ち
手の平にパンパン当てながら

昔なら悪い事したやつはこれでぶん殴るんだけどなって脅してきた。

私は小学生ながら。。。
そりゃダサいよ店長さんって心の中で思っていた。
悪い事したのは自分達ってことだけど。。。


そうこうしてるうちに親や学校が到着した。
お店には商品を返して謝る事でとりあえずその場はおさまった。

親や先生は私が大人しい生徒だと思っていたらしくショックを受けているようだった。

そして次の日。
学校で事情聴取が始まったのだった。

続く。