Dear 箕輪狂介のYouTube消されとる。
まぁ、ほかの手を考えよう。

小学生の頃、無口を決め込んでいた私に
しつこく話掛けてくる人がいた。

彼は家庭が厳しいらしく
小さい時から塾に行っていた。

いわゆる教育ママというやつだったのだろうか。

あまりにもしつこかったので
最低限の会話を返していた。

ある日の休み時間に
学校内の秘密基地に連れてかれた。

秘密基地といっても
後者の裏にあった謎の倉庫の裏だ。

そこには漫画やらお菓子などが隠されていた。

家が厳しい反動なのかなーっと感じながらも
やってはいけない事をしているというスリルは
ワクワクさせるものだった。

私も漫画やお菓子をそこに持ち込んで
休み時間は2人でそこで過ごした。

そんなある日。
それまでいつものように二人で漫画を読んでいたのだが。。。。
彼は突然笑い出した。
そして、おもむろに石を手に持った。

学校の隣にアパートがあった。
駐車場が隣接してあって
車が何台か止まったいた。

彼はその石を。。。
車の窓に投げつけた。

パリン!!
大きな音がした。

そしてまた石を手に持ち。
別の車の窓にも投げつけた。

パリン!!!
大きな音が響き渡る。

私は正直ビビっていた。
こいつやばい。。。。

怖くなって必死に逃げた。
彼はゲラゲラ笑って石を投げ続けていた。

その後、私は彼と距離を置いた。
あの車破壊の顛末はわからない。
多分、犯人は見つからなかったのでないだろうか。。。
見つければ噂として耳に入るはず。。。

彼は私立の中学に進学した為、それっきりだ。

彼がどのような状態であの行動に出たのかわからないが。。。

初めて壊れた人間を目にしたと感じる体験だった。

続く。