昔からお腹が弱かった。
牛乳飲んでもすぐ腹痛。
緊張してもすぐ激痛。

小学生のある時父方の祖母の家に遊びに行った。

なんかお煎餅とかなにかを出してもらって食べたのだと思う。。

お腹が痛くなってきた。
今まででよりも痛く感じた。

冷や汗もかいてきた。。。

私はトイレの中から祖母に助けを求めた。

祖母はなんかの宗教にハマっている人だった。
助けを求めると祖母はなにかを取りに行ったようだ。

なんか腹痛に効く薬でも持ってきてくれるのかな?激痛に耐えながら私はそう思った。

祖母が来てくれた。
手には。。。

なんかお札のようなものを持ってきた。
それをおもむろに私のお腹に当てた。
そしてなにやらお経?のようなものを唱え出した。

私は激痛で朦朧とする意識の中で心の中で叫んだ。


「いやいや、正露丸くれよ!」

案の定私はその状態で小一時間激痛と戦った。
その間、祖母はお腹にお札を当てお経?を唱え続けていた。

あの時、激痛がすぐに止まったのならば私も宗教を信じたかもしれないが。。。

全く治らない激痛に私は宗教を信じないと心の底から決めたのである。

続く。