私の母は看護師


人を助けたい
苦しむ人を助けたい
だから医療関係に進んだと
母は言っていた


確かに母はたくさんの人を
救っているようで患者からも
看護師からも慕われているようだ

でも忙しい仕事
忙しいゆえに
幼少期から妹と両親がいない生活
父も仕事
兄は遊びに出ていき
祖母はいたけどやはり母に甘えたかった


でも仕事だし
妹もいたし
僕が泣き出すわけにはいかなかった

僕が泣いたときは妹も泣くから


いろんなものを我慢した結果
周りからはしっかりした子供と囃し立てられ
なんでもできるとまかされっぱなし

中学まではストレス発散のようにたくさん食べた


中学で太っていることを陰で馬鹿にされて
担任からも痩せろよと笑われた


母や父は僕らが喜ぶだろうとモノだけはいつも絶えなかった


たくさんある食べ物
でも食べるのを止めた
どんどん体重は減ったけど
イライラだけが押し寄せて
爆発した
食べては吐き食べては吐きの繰返し

異常だとわかっていた
でも周りはその変化に気づかなかった
僕はいらない存在で
都合のいいときにだけいればいいモノなんだと思った


母が気付いたときには手遅れで
76キロあった体重は48キロまで減っていた


母が悪いわけではない
自分が弱かっただけ


でも当たりたくなる


人を助けたいとかいって
家族の病に気付かない
気付けなかったくせに
看護師って言えるの?
親って言えるの?
お金だけだせば親なの?


そう思う自分がいる


親は僕らのことを思って
不自由ないように一生懸命働いて
常に僕らのことを考えてくれてる
わかっているのに


言いそうになる

これだけは言っちゃいけない
ただの八つ当たりにこんな傷付けること言っちゃいけない


しばらく耐えればいい

私が耐えれば終わる

何事もなく


痛みが引くまで耐えれば



耐えろ