トレジャー・ハンターズ アインシュタインの秘宝を追え!
■監督:フロリアン・バックスマイヤー
■出演:カイ・ヴィーズィンガー ベティナ・ツィマーマン
■ストーリー
宝石と黄金で作られた《琥珀の間》。その謎を解いた者は永遠の命と、無限の力を手にするという。1944年、アインシュタインはヒトラーの魔手から奪還した秘宝を封印し、隠し場所の暗号を後世に遺した。70年後、トレジャーハンターのアイクは遺跡から“アインシュタインの羅針儀”を発見。そして考古学者の妻カタリナと共に、暗号解読に挑む。秘宝を狙う謎の敵と戦いながら、アイクたちは意外な場所に眠っていた《琥珀の間》をついに発見。そこで彼らが遭遇した、想像を超える奇跡とは?


感想。
意外に面白かったです(*´Д`*)
突っ込みどころが満載の設定と緩い感じの登場人物なので、好き嫌いは激しく分かれるかと思います。シリアスってのとは違うベクトルなので要注意。
トレジャーハント物が好きな私は楽しかったです。

1944年NY。『琥珀の間が爆撃された』という一報を受けたアインシュタイン博士は急遽ドイツへ帰ることに。
琥珀の間の武器を彼ら(ナチス)に渡してはならないという博士。そして博士達は琥珀の間の装飾品などを積んだ機関車を襲い、全てを強奪していったのです。

そして現代、ドイツのザンクト・ペーター=オルディング。
謎解きをしている主人公アイク。見事にアインシュタインの箱を発見し、地下の遺跡から出てきてミラという女性と喜びの抱擁をしたところで銃がパキュン!慌てて逃げる2人。
勝手に他人の馬を奪いw逃走しますが敵はヘリで追尾。アイクは頭を撃たれて砂の上に倒れ、ミラは箱を持って逃走。
アイクの遺体写真を撮影して、アイクを撃った殺し屋グレメ達は雇い主にその写真を提出します。
だがしかしΣ(`Д´ )「俺が必要なのは箱の方だし!」と契約不履行で報酬ゼロねwと言う雇い主。
ミラを探し出せとグレメ達に命令します。
雇い主は“恐水病ウイルス”を投与する人体実験を違法に行ってる会社の社長。通常は死に至るが“シルフィウム”を投薬すると3時間後に回復するとか何とか。実験の成果に株主は大喜びだという社長。その不死の薬“シルフィウム”の開発に琥珀の間の何かが必要だから、アイクの発見したものが欲しいわけですね。

一方、初っぱなから死んでしまったのかと思われたアイクは誰かに搬送されたのか無事病院で一命を取り留めてました。
意識不明でしたが目覚めたアイクに抱きついてキスしてきた女性と「やっと目覚めたのか」と声を掛けるユストスという男。
ところが肝心のアイクは「アンタ等誰?」状態(;´Д`)撃たれたショックで記憶喪失になってました。なんという使い古されすぎてボロ雑巾並になってるベタ設定…
女性はアイクの妻でユストスはアイクの親友で“ジャスト・アス”というトレジャーハントの会社を共同経営してる仲でした。
12年分の記憶が吹っ飛んだアイク(´・ω・`;)
えーっと…じゃああの冒頭でいちゃついてたミラとの関係は一体…

12年間の記憶が無いので妻に対してよそよそしいアイク。妻可哀想。
帰宅したアイクは自分の机の隠し場所から琥珀のネックレスを発見します。そこへアイクの娘クリミ登場。
娘はユストスの秘書みたいな事をしてるらしい。「パパの宿泊してたホテルには2人分の明細が残ってるんだけど?」というクリミw娘は容赦ないなww

取り敢えず様々な疑問を解くためにユストスのトレーラーで移動することに。ユストスはクリミから受け取ったホテル明細を恐る恐るアイク妻に渡しますwそこにはスイートルームに2人で宿泊してたって内容がww「なんでスイートに泊まってんの?このミラって誰よ?!」とアイクを追求する妻ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
そこにはミラの電話番号が書かれてたので、ミラに電話してベルリンへ向かうことに。クリミはお留守番。

3人はミラの家でミラと面会。ミラはアインシュタインの子孫で植物考古学者との事。古いフイルムを見せるミラ。
シルフィウムの記録で、何でも治せる万能薬草らしく琥珀の間に種が残ってたのでアインシュタインはそれをナチスから隠したらしい。
「シルフィウムで人々を助けたい。それがアインシュタインの願いでもあるの」と3人に訴えます。
アイクはアインシュタインのコンパスとやらで謎解きを開始しますが、同時に例のグレメ達が屋敷に潜入~&アイク達を襲撃!
4人は屋敷の秘密の通路から脱出し、トレーラーで逃げます。
アイクはクリミから電話で色々報告を受け、クリミはジャスト・アスのオフィスへ。クリミの事は覚えていて(12年前の記憶だけれど)妻の事を覚えてないって事は後妻なのかな?
トレーラーで移動中にアインシュタインのコンパスの謎解きをしてるアイクに、ミラは妻が居る前で堂々とアイクを口説いてるしwなにこの怖い空気ww

グレメ達は「取り逃がしちゃった(´;ω;`)」と社長に報告。丁度人体実験に失敗した研究所のリーダーに薬品をサクッと打ち込んで“失敗には死を”を研究員やグレメ達の前で実演w
有無を言わさず「早く結果を出せや」とグレメ達に命じます(´ゝ`)コワーイ

そしてライプツィヒの戦争記念碑へ。建物の前でいきなりぶっ倒れたりするアイク。少し記憶を取り戻しかけてる?ともかくも中へ入って謎解き開始。色々やってて「誕生日の晩課に真似を」という謎メッセージが出現。
そのメッセージからまた謎解き開始。こういう流れは好きよ。
どうでも良いけれど、とても大がかりで派手な謎解きをしてて施設内で好き放題やってる最中に他の観光客は来ないんだろうかと盛大な疑問がwww
色々トラブルもありましたが謎解き成功。そしてその謎解きが示した1つの墓へ向かいます。

その頃、クリミは別件の仕事中。なんかおっとり優しい伯爵夫人の「指輪を探して欲しい」って依頼だけれど、殆どが関係のないお喋りでそれに付き合ってるクリミが可哀想wwwでもこの優しいおばあちゃんが後々の重要な役割を果たす事に。

石棺の蓋を開ける4人。中にはナチスの暗号機エニグマが入ってました。
そこへ「管理局の者だ!」と声を掛けられ、ユストスとアイク妻とミラはエニグマを持って逃げますが、途中で落としちゃってバラバラにw慌てて拾い集めてるとミラの元に1つの部品がコロコロと。何故かそれを渡さずこっそりパクるミラ。
やっぱこの女、あやしい…(○-`д-)

ミラはグレメ達に囲まれたアイクを助け、アイクを連れて逃げます。そして「貴方の妻と友人を巻き込むとは想定外よ。私は望む物(アイクと名声)を手に入れる。貴方もでしょ」とアイクに言うが「その気はない、妻への愛は本物だ」とミラの要求を丁重にお断りぃ~カァー(゜Д゜≡゜д゜)、ぺっ
お断りされたミラは行方を眩ませました。

例の社長は株主会議。シルフィウムは絶対に出来ますから!と自信満々に宣言。その社長の元にミラがw寝返ったかww「シルフィウム発見の名声と引き換えに情報を売る」というミラはあの部品を見せます。
それで手を組むことに。金じゃなくて名声か。まぁアインシュタインの子孫ならお金には不自由してなさそうだしな。

アイク達はエニグマの修復と解読作業中。そこへミラから連絡が。まさか寝返ったとは知らないアイクは「部品を持ってる」というミラの言葉を信じて座標を教えちゃいます。

その頃、オフィスにまでやってきてた伯爵夫人wにクリミがウンザリ顔で応対中www夫に貰った指輪がどーのこーのと喋りながら新婚旅行のアルバムを持ってきてて呑気に広げて語り出すおばあちゃん('~`;)
なんとそこには!アイク達が力一杯探してる“アインシュタインが乗っていた飛行機”が写ってたwおばあちゃんの夫は同乗者ww
そんなのに気付く訳もないクリミはうんざりな顔でお付き合いw

夜になり、ユストスを外に残してトレーラー上のテントでいちゃついてるアイクと妻。1人寂しくマシュマロ焼いてるユストスが可哀想ww空気読めよアイク(-∀-)
そこへようやく伯爵夫人のアルバムの真価に気付いたクリミが通信を入れてきます。アルバムを見せて飛行機は現在ドイツ博物館だと知らせるクリミ。そんなクリミの後ろでは呑気に栄養ドリンクを上品に飲みながら寛いでる伯爵夫人がwおばあちゃん可愛い(*´Д`*)

丁度博物館では資金調達の為の仮装パーティ中!なんというご都合展開w3人も仮装して参加。
奥でミラと待ちあわせ、飛行機内で謎解き。そこへグレメ達がやってきたのでミラもグレメ達と共にさくっとアイクを脅しますwミラに脅されながら渋々謎解き。謎を解いて、グレメ達を倒してミラを振り切り、実に都合良くwパーティの演出で庭に固定されてた気球を強奪して逃げる3人(。・д・)エー
気球の狭い籠内でユストスいるのにいちゃついてるアイクと妻。だから空気読めよオイw
ここでも謎解きしてヒトラーの山荘“ケールシュタインハウス”へ向かいます。

相変わらず指輪を探して庭中を掘り返している伯爵夫人とクリミw疲れてソファで長靴を履いたまま爆睡してるクリミの靴裏に指輪が引っ付いているのを夫人が発見しますw捜し物なんてそんな感じで見つかるものよねww
爆睡してましたが、アイクからケールシュタインハウスの内部構造を調べて欲しいと電話が入ったので仕事開始するクリミ。
そして最初に出てきたあの琥珀のネックレスを溶かすと鍵が出てきました。
気球を降ろして自動車でやってきたクリミと合流。
あ、勿論ミラと社長もヘリでケールシュタインハウスへ向かってますわ。

ケールシュタインハウスでも色々省略しますが謎解きやって隠し通路を発見しますが、社長達が撃ってきた銃弾が妻に命中して妻重傷~うん、これはもうあからさまに“シルフィウム使って復活しちゃうよ☆-(´>ω・`)b”フラグですわね。分かり易いなw
そして最後の謎解きでアイクが記憶を取り戻して最初の遺跡で見た暗号を思い出して、正しいボタンを押して秘密の部屋に入ります。
中では琥珀の間の部材がもっさり置かれてて、ついでに木漏れ日かなんかでシルフィウムもわんさか育ってました。それで勿論いそいそと妻の怪我を治すアイク。
追いついたミラと社長はアイクとは逆の間違ったボタンを押しますが、それでも扉は開きました(゚Д゚)!?
室内に入ったミラと社長ですが、間違ったボタンのせいで天井からニトログリセリンが大量にwwwやっぱりwwww
折角のシルフィウムが燃えちゃううぅうぅ~ヽ(`д´;)ノと怒った社長はミラを撃ち、更にクリミも狙ったけれども最後の最後で良心を見せたミラが社長を転ばせて妨害。
部屋は爆発炎上、4人はギリギリ脱出成功。

妻はシルフィウム効果で治癒し、何故かアイクの胸ポケットにはシルフィウムの葉が数枚wいつの間に( ゚д゚)それを育ててみるとか言ってるしw

メデタシメデタシ~な後日。
クリミは例の伯爵夫人から「指輪があなたを求めていたみたい」と言って貰っちゃった~♪とユストスに見せます。
その指輪を見たユストスは驚いてアイクに見せます。
「契約の箱だ」と呟くアイク。なにかの重要な宝の在処を示すヒントらしいw
で、次のトレジャーハントに出る4人~という、なんともベッタベタにベタすぎる締め方で終わりましたわよ┐(´∀`)┌