大脱出
(C)2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
映画「大脱出
この作品情報を楽天エンタメナビで見る


■監督:ミカエル・ハフストローム
■出演:シルヴェスター・スタローン アーノルド・シュワルツェネッガー
■ストーリー
解説
“完全”を超えろ そこは、地図にのらない動く要塞。
海に浮かぶその監獄はつくった者すら破れない。

ハリウッドを代表する最強のアクション・スター2人のダブル主演は、映画史的な大事件だ。舞台は“墓場”の異名を持ち、世界中の重犯罪者たちから恐れられている「監獄要塞」。脱獄のプロ、ブレスリン役に『ロッキー』『ランボー』シリーズのシルベスター・スタローン。対する囚人たちのボス、ロットマイヤー役に『ターミネーター』シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガー。2人は本作に先駆け、『エクスペンダブル』シリーズで部分的に共演済みだが、今回あらためてスタローンからのオファーをシュワルツェネッガーが受け入れたことで、世紀のダブル主演が実現した。30年以上に渡ってハリウッド・アクションを牽引してきた最強の2大スターの競演は、2人の映画を見続けてきた世界中のファンたちへのプレゼントと言えよう。


あらすじ
自ら刑務所に入獄し、脱出することで安全性を指摘するセキュリティ・コンサルタント、ブレスリン(シルベスター・スタローン)。司法機関からの信頼厚い世界唯一の脱獄のプロフェッショナルだ。ある日、CIAから彼のもとに、私設刑務所の脱獄依頼が舞い込む。だがそれは、彼を陥れる罠だった――。入獄した先は“墓場”の異名を持つ、一度入れば二度と出ることができない海上の監獄要塞。そして、その脱出不可能な構造を作り上げたのは、彼自身の過去の脱獄データだった! 一体誰が、何のために? 自分を嵌めた組織の陰謀を暴くため、脱出計画を練り始めるブレスリン。しかしたとえハイテク・セキュリティを突破できたとしても、船外は360度に広がる大海原、逃げる場所などどこにもない。さらに、彼の前に凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、ロットマイヤー(アーノルド・シュワルツェネッガー)が立ちはだかる。この男、敵か味方か?



感想。※ネタバレ含む要注意!
意外に面白かったです(*≧д≦)80年代アクション映画って感じ。
突っ込みどころは過積載な設定と内容ですが、そんなのはどうでも良いですwこのお二方が第一線で活躍していた80年代を知る映画ファンには堪らない組み合わせですよね~♪
勿論あれから年をとり、爺になってしまってアクションの方は全盛期とは比較にもなりませんが、その分風格というか貫禄が増して、凄く味のある役者さんになりましたよね(*´Д`*)
全盛期の頃は2人とも、ともかく肉体を前面に出して“俺様最強(。+・`ω・´)”キャラでそれが魅力でもあったわけですが、流石に肉体を前面に出すには無理があるお年に。
それでその肉体の衰えをカバーするために、今回の作品の2人の役どころは立場や性格性質は違えども、“頭脳派で肉体派”ってな設定で…って、やだー無双過ぎじゃないですかwwwと突っ込むしかなかったです┐(´∀`)┌どこが爺やねーん!ってタフガイぶりでした。タフすぎて笑えます。ラストあたりでシュワちゃんがマシンガンをぶっ放すシーンなんかもう、意味不明に無双過ぎて笑えるww(*´ー`)
うん、他の役者さんがやったら嫌味すぎる設定だけれど、この2人のこんな無双キャラは許せるから不思議w
やっぱハリウッドのアクション映画界を牽引してきたからこそだよね(-∀-)
本格派サスペンスとやらを所望の方にはちょいお勧め出来ませんが、このお二人が好きな人には楽しめると思います。
どうやって難攻不落の特殊な監獄から脱出するのか…という設定ですが、監獄を管理する人達や他の囚人達との駆け引きや心理戦が結構面白いですよ。駆け引きっていうか、暴力で囚人から眼鏡奪ったりしてたりしますが(;´Д`)ちょっと眼鏡のにーちゃんが可哀想になりましたわ…うん。
めっちゃ野郎臭くて、妙なお色気シーンが出てこない作品です(d゚ ω゚d)綺麗なおねーちゃんも出てくるには出てきますが、殆ど全編に渡ってムキムキマッチョな男だらけの監獄内ですw
それから最初に出てくる主人公の同僚2人がこれっぽっちも活躍出来なくて可哀想でしたwぶっちゃけ不要だった気がww
あと、ハイテク刑務所とか何とかいう触れ込みだったから、脱獄の仕方もハイテクなのかと思いきや全然だし、警備はザルだし、なんだかな…って感じでしたが、まぁそこんとこは目を瞑って観るしかないと思います…

残念だったのが、宣伝や予告で監獄が何であるのかって盛大にネタバレしてしまってる所だなぁ(;´Д`)
これって投獄された主人公目線で描かれているわけで、当然観客もその目線を楽しんでるわけでしょ。
脱獄方法を考えるために、決死の覚悟で主人公が「現在地」を確認するために外の世界へ出るわけですよ。
その外の世界を見た主人公の衝撃が!!…台無しだよ、宣伝方法最悪だよ…ここが見せ場なのにさ(´・ω・`)
出来れば何の前知識も無く、予告も見ずにこの作品を観た方がこのシーンを楽しめるかと思います。

というわけでこれ以降はネタバレ込みの感想なので嫌な人は脱出お願いします。





主人公はブレスリン(シルベスター・スタローン)。この男、刑務所の脱獄が趣味でそれを生業にしてるというどう考えてみても、究極にドMとしか思えない嗜好の持ち主です(´゚ω゚`)
恵まれた頭脳の使い道なら他にもごまんとあるだろうに、わざわざ身分を詐称してムショ入りし、脱獄するための手段として懲罰独房へと入るためにわざと騒ぎを起こして殴られ蹴られ…って、誰がどうみてもドMなのだがw

そんなブレスリンの元に舞い込む高額報酬の怪しい依頼。同僚2人はその仕事内容に疑問を持ちますが、いつものように引き受けるブレスリン。やたらCIAの依頼だから安全だし高報酬だしとこの依頼を推奨する上司が胡散臭さ満開w

同僚達の不安は的中し、ブレスリンに埋め込んでおいた追跡装置を摘出されてブレスリンは行方不明になっちゃいました。それでも何故か余裕綽々でCIAに確認取ってるから大丈夫だと言う上司。露骨過ぎる悪役臭w

そしてブレスリンが目を覚ますと透明なアクリル板?で囲まれた監獄内だったのですね。
なんか色々連れ去られる時に薬で眠らされつつも朦朧とした意識の中、誰かが殺される場面を見ていたので、何かおかしいと所長に尋問室で面会した時に万が一の時の為に申し合わせておいてある“緊急避難コード”を告げますが「何のことだw」と言われちゃうブレスリン(;´Д`)
あれ?俺もしかしてやばくね?本気でぶち込まれた?って状況になった事を悟るブレスリン。
しかも自らの著書を参考にして、この監獄が作られてる事を知るし(´・ω・`)

取り敢えずもここから脱獄しないと永久に閉じこめられるって事を理解したので、いつものようにあれこれと観察を始めるブレスリン。
そんな彼に、この監獄の囚人達のボス的存在であるロットマイヤー(シュワちゃん)が接触するわけですよ。
ロットマイヤーのその地位を利用して、次々に脱獄に必要な道具や情報を集めていくブレスリンなのですが、その方法が酷すぎてwwwロットマイヤー可哀想になってくるwww
ブレスリンの要望でわざと懲罰独房に入って酷い目に遭うロットマイヤーもドMにしか思えなかったり( ̄д ̄)どんどんエスカレートするブレスリンの要望のせいで水責めに遭っちゃうロットマイヤーなんかどう考えてもドM。
勿論やられっぱなしな役ではなく、バックドロップを決めたりするシュワちゃんがお素敵すぎる。

何度も何度も騒ぎを起こしてる2人なのに、なんの制限も無くケロッとして一緒に飯を食ってるとかこの設定おかしすぎるw普通は接触しないようにさせるだろうよww
警備は色々ザル過ぎるし、その警備員もプロフェッショナルばかりを雇ってるわけでもない感じで何だかな…な印象。

ブレスリンのこの監獄にぶち込まれた時の偽名は三銃士の1人ポルトスなんですね。
三銃士の名前だなと所長が言うのですが、この三銃士が脱獄三人衆ってやつになるのかな。
その三人目は、アラブ系(イスラム教のグループ)囚人のボスであるジャベドです。
どうやって三人が協力する事になったかは割愛しますが、最後の最後で格好良く華々しくお亡くなりになっちゃったジャベド(´;ω;`)なんか悲しい。
楽しめるお馬鹿映画wなんだから、元気に格好良く無双状態で3人とも逃げて欲しかったわ。
でもその死に様が男前。俺はもう駄目だからおまえらを援護するぜ!って悪党の癖に良い人過ぎだよジャベド。

ブレスリンは、この監獄に勤めている医師にも心理的に揺さぶりを掛けて協力してもらいます。
医師としての倫理というか最初の志というか、そういう良心を突くんですね。それで迷いつつも最終的に医師としての使命を思い出して味方をしてくれた医師。
そんな医師役にサム・ニールを使うところが贅沢ね(*´Д`*)

それから特筆すべきは、この監獄の所長ホブス。ブレスリンの著書を参考に完璧な監獄を作り上げて、囚人達を完全に管理してる事に生き甲斐を感じている変態さんです。
完璧で厳格な所長…な筈なのに、何だかとことん間抜け過ぎて(´・ω・`)あれだけブレスリンの著書を参考にしてたにも関わらず、囚人達を自由時間には自由に行動させてたんだろうwとかさ。
他人と接触させる=仲間を作っちゃう=脱獄に不可欠な協力者の確保になるだろうが(´ゝ`)著書にも書いてあっただろうがwアホだ…
勿論途中で、その失策に気付くホブスですが時既にお寿司(何度この死語を使うんだ私)。
ガッツリと三人はタッグを組んでますがな。
このホブスは、金持ちから金を巻き上げ貧民に分け与える所謂義賊のマンハイムという男をここにぶち込みたいと常々思っていて、そのマンハイムの居場所を知ってるであろう唯一の人物がロットマイヤーなんですよ。
だから囚人内のボス的存在になってても何だか大目に見られてたロットマイヤー…自白剤とか使えば良いのにとか言う突っ込みはしちゃ駄目なんですかw
何故その義賊をそこまでしてぶち込みたいか。それはこの監獄が「民間経営」であり、その「出資者」にとって都合の悪い人物を「永久に」ぶち込んでおくという役割も果たしてる施設だからなんですね。こんな胡散臭い非合法な施設を運営するようなお金持ちってのは勿論、マンハイムが狙いを付ける悪徳なお金持ちってヤツに決まってますよねw
だから自分達を脅かしているマンハイムを捕まえる為に、ロットマイヤーを生かしてるわけですよ。

そして色々と突っ込みどころ満載過ぎな脱獄劇を終えて、笑うしかない銃撃戦を終えて、医師の協力でロットマイヤーの仲間を呼びヘリで脱出。ホブスは炎上死亡。

砂浜に佇むブレスリンとロットマイヤー。
そんな2人に近寄る車から降りてきたロットマイヤーのお迎えはは何とΣ(´∀`;)
書いちゃうと面白くないか~wwwなので書きません。ロットマイヤーの正体もここで分かり、余りに意外な人物像に流石のブレスリンも唖然としちゃいます。
ちなみにブレスリンを騙してここへぶち込んだ上司にはちゃんとブレスリン達が復讐しましたよ。めでたしめでたし。

最後の方はなんかもうハイテクもくそもないドタバタ脱出劇でしたが、まぁいいやw
シュワちゃんとスタローンを知ってる人には楽しい映画ですが、脱出サスペンスとしては…うーんw力技過ぎてガッカリするかも知れないww
(楽天ブログの)字数制限一杯なのでこの辺で~(;´Д`)上手くまとめられなくてスミマセン…