オブリビオン
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映画「オブリビオン
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■監督:ジョセフ・コシンスキー
■出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン
■ストーリー

解説

すべての謎が解けなければ、地球は“過去の惑星”となる。

2077年、エイリアンの攻撃を受け、地球は全壊。
生き残った人類は、他の惑星へ移住した。たった一人残された男、ジャック。なぜ誰もいない地球を守るために闘うのか?

全壊してもなお、地球を愛する孤高のヒーローを演じるのは、30年以上にもわたり、ハリウッドの頂点で輝き続けるトム・クルーズ。作品ごとに観客の想像を超える演技と成績で快進撃を続ける彼が、最新作で選んだのは、トム史上にも類を見ない、まったく予測不可能な運命をたどるジャック。 前作『トロン:レガシー』で独自の映像ワールドを創り出したジョセフ・コシンスキー監督と、『猿の惑星:創世記』のプロデューサーがタッグを組み、重厚かつ、一瞬先も読めない展開が次々と繰り広げられるストーリーを作り上げた。主人公ジャックはなぜひとりで地球を監視するのか?突如現れたジュリア(オルガ・キュリレンコ)と謎の男ビーチ(モーガン・フリーマン)、それぞれのキャラクターの視点によるストーリーが絡み合い、様々な謎が明らかになるクライマックスでは、かつてない衝撃と感動に包まれる!


あらすじ
西暦2077年。未来の地球。“Scavs”と呼ばれる敵との何十年にも渡る大戦争後、荒廃した地上を後にし、人類は遥か上空に居を移していた。
そんな中、地球にたった一人残った元海兵隊司令官ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)は、上空から地上を監視する平凡な日々を送っていた。
ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。彼女は何故か会った事も無いジャックの名前を口にするものの、その記憶は途切れ途切れのものでしかなかった。
そんな時、2人は突然何者かに捕えられ、ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。彼は生存者達を集め、スカヴと戦うレジスタンス軍を組織していたのだった。
自分以外にも地球で生きる者がいた事に驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げる。
そしてこれが、ジャック自身と地球の運命を大きく変えていく事になるのだった。
マルコム達との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることになる。



感想。ネタバレ込み要注意!
モーガン・フリーマンが格好良すぎて悶えました(;´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ
あ、勿論トムさんもイケメンですよ。でもモーガン・フリーマンの存在感半端無いです。渋すぎる。

というわけで早速観てきましたよ(=゚ω゚)ノ
物凄く好きな感じのがっつりSF作品で、面白かったです!
雰囲気とか世界観がとても私好みだった。
在り来たりと言えば在り来たり。言い換えれば、SFの定番ネタを詰め込んであるから好きな人には堪らんと思います(*´Д`*)
荒廃した地球の映像が凄く好き。
割れた月が空に浮かんでる風景も好き。
様々なSFチックな機器類や乗り物などが凄く好き。
突っ込みどころも多いけれど、まぁいいw

全体として好き嫌いが激しく分かれそうな内容かな。
私のように風景や日常のそういうものが好みに合わない人には前半は退屈に感じてしまうと思う。
前半は淡々と日々の任務をこなすジャックと相棒のヴィクトリアの日常を描いてるだけだし。それが後半の謎解きへの鍵にもなるんだけれど、退屈に感じる人は多いかもね。

ド派手な作品を期待してる人には不向きかと。
派手な演出は少ないけれど奥の深い作品なので、私はオススメ。でも万人には受けないかなーと思いました。

この後はネタバレ込みの感想になります。





「オブリビオン」(忘却)という題名どおり、鍵になるのはジャックの消去された過去の記憶なんですね。
記憶というのか、これは魂の理論になるのかな。
突き詰めると宗教的な話になるのかもしれないけれど、そこまで掘り下げるのもあれだし宗教の話は噛みつかれそうだし(;´Д`)
機械には消去できない魂の記憶と言うべきか。物理的に消すことが出来たように思えて、でも機械が入れない領域でその“想い”というのは存在し続けている。
テットに囚われ、多分クローン作成のためにオリジナルは殺されてしまったであろうジャック。クローンは所詮クローンなわけで、“想い”や“過去の記憶”はコピーされてない筈なんですよね。
クローンのジャックやヴィクトリアには通称“サリー”(エイリアンの人工知能?)が植え付けた新たな記憶しか無いはずでした。

それなのに、ジャックは夢として過去の記憶が再生され続け、最愛の妻ジュリアと再会し様々な出来事を乗り越えて、ジュリアへの愛情と記憶を取り戻すんですね。
ヴィクトリアは記憶が無い筈なのに、ジュリアの登場で涙を流す。それはジュリアが元同僚でジャックの妻だと魂が覚えていたからでしょう。ヴィクトリアは同僚のジャックに報われない恋をしていたからなんですね。
だからエイリアンに記憶を操作されて、ジャックと共に「公私共のパートナー」として任務をこなす日々が、“パラダイス”だったのでしょうね(´・ω・`)哀しいな。
絶対に規律違反を犯さなかったヴィクトリア。それはひとえに「ジャックと離れ離れになりたくないから」という深い想いがあったんだろうな。そしてエイリアンもそれを利用したのかもしれない。有能なジャックを監視させるために絶対に裏切らない彼女を選んだ。

例えばそれがクローン1体とかなら、まだ魂論としては分かり易い。
でもこの場合は数千体も作成されてるわけで…主人公である49号がイレギュラーだったのか?ラストでジュリアと再会する52号は49号とは違うのか?隠れ家を作ってたり本を読んでたりしたのは49号だけ??マルコムだって地上にいる全てのジャックを観察出来てたわけじゃないだろう。その辺どうなんだろう。
魂多すぎwって理論になる?それとも複数のクローンは1つの魂で繋がってるのかな?

ついでに49号と52号以外はどうなった?テットの爆破によりスカイタワーやバブルシップごと吹っ飛んで死亡したのかな?でもヴィクトリアはともかくジャックは1人や2人は生き残ってそう。超エリートの元海兵隊司令官だもんな。
そして次々と湖畔の家にやってくるジャックwwwってなったら、ギャグですね。

常に出てくるのは“愛”。三者三様の“愛”。機械にも消すことが出来ない愛が魂でもあるのかな。ということはラブストーリーでもあるのか…これ。

エイリアンの目的は、地球の水だったようですね。地球人を叩きつぶすには、まず引力のバランスを保っている月をぶっ壊す。そしたら勝手に天変地異で大半は消える。流石エイリアン、アタマイイ(*b≧д b)
水資源を奪い損ねたエイリアン、このまま手を引くのか今度は自らやってくるのか、どっちだろう。
でもまぁそれは、この作品では全然どうでも良いことですねw

テットに乗り込んでドカンとやっちゃうのは何となくインデペンデンスデイを思い出しちゃいました。渋いよモーガン・フリーマン(;´Д`)ハァハァ←しつこい

何が言いたいのか自分でもよく分からなくなってしまいましたが(・ω・`三´・ω・)面白かったです。映像がイイ感じなのでスクリーンで観るのをオススメします。