アルマゲドン2008(DVD)
■監督:キース・ボーク 
■出演者:クリスチャン・ソリメノ ジェームズ・ウィルビー ジェームズ・コスモ チョー・ワ・ヴオン ドン・ワリントン ロウィーナ・キング
■ストーリー
イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリアが共同製作、制作費10億円、世界35カ国以上で放送も決定している、空前絶後のスケール感とリアリティあふれるストーリーで描かれた最強のパニック超大作が誕生した。この「アルマゲドン2008」は彗星の地球衝突をテーマに、“彗星衝突を受け入れる”というかつてない現実的な発想で、観る者の度肝を抜く作品。冒頭で描かれる第一の彗星衝突で起こる大津波や、第二の彗星衝突によるワシントンD.C.の崩壊など、その描写は観る者を圧倒するクオリティ。さらに、衝突を受け入れるにいたるまでの人々の葛藤やドラマも繊細かつ丁寧に描かれており、人々の心に新たな傑作としてとどまり続ける、完成度の非常に高い作品に仕上がっている。本年度の大注目作となること必至だ!

2008年8月8日、大型彗星が大西洋に墜落。巨大な津波により、アイルランドは壊滅した。全世界が衝撃に揺れる中、天文学者のニールは不吉な予感を覚える。未知の脅威は、他にもあるのでは?その予感は的中し、地球への衝突コースにある彗星が発見された。“その日”は、ちょうど1年後。墜落予測地点は、北米大陸。滅亡の危機に見舞われた人類は、未曾有のパニック状態となる。核ミサイルによる迎撃も不可能。残された唯一の道は、アメリカが犠牲となり、被害を最小限に食い止めること。かくして、1億の人々を避難させる”民族大移動”計画が開始された!!

感想。
原題はFUTURE SHOCK: COMET IMPACTなのですが、巫山戯た邦題付けてあるので下らない作品だと勘違いされがちですがいやいや面白かった(*´Д`*)
や、これオススメですwww
ちなみに「アルマゲドン2007」という似たようなパッケージの作品を以前紹介しましたが全く関係ありません。
紛らわしすぎる(;´Д`)

内容は良くある「巨大隕石が地球に衝突するかもしれないどうしよう」ってやつですが、面白いのはそれへの対処方法。
本家本元ブルース・ウィリス主演の「アルマゲドン」やモーガン・フリーマンの「ディープ・インパクト」のように隕石を破壊したり軌道を逸らしたりしないのが斬新。
その方法も検討されたけれど、隕石ではなく彗星だと土壇場で判明したために核の発射計画を取りやめて衝突地域であるアメリカを捨てる計画を最終的に取ったというのが面白かった。
それまでの軍と研究所のやり取りや各人の葛藤などがきちんと描かれていて見応えありましたよ。
核で軌道を逸らせばいいと軍に提案する主人公ニールの上司と、脆い彗星だったら破片が世界各地に衝突して世界中が大惨事になるから犠牲をアメリカだけにとどめておく方が良いと提案するニール。
色んな立場の人々が色々と悩み、最終的に苦渋の決断を下すわけですね。
アメリカ国民1億人の避難計画ですよ。
世界各地から船や飛行機がワンサカと提供されて押し寄せてきて手伝うのですよ。
非現実的なところがB級クオリティですが、アメリカを犠牲にするという発想がイギリス、ドイツ、フランス、オーストラリアが共同製作した作品らしくて面白かった。
ハリウッド映画では考えられないねw
突っ込みどころも満載なのですが、B級映画にしては上質のクオリティなのでそういう所は余り気にならずに観れました。
最終的に巨大彗星はピッツバーグに墜落。
ギリギリまで観測を続けていたニールたちやこの決断を最終決定した将軍達がなんとか最終便で脱出出来たところが「おいおいおい」でしたが、アメリカが壊滅して、その焦土から立ち直るぞ的なナレーションのラストが良かったです。