ろすとはりけーん
■監督:ジョージ・アーシュベイマー
■出演:ジェイソン・プリーストリー アンドレア・ロス ジュヌヴィエーブ・ビークナー
■ストーリー
残酷な孤立から生き残れ!
作家のロバートと妻のテレサ、娘のクリスティは、湖畔をクルーズ中に嵐に巻き込まれてしまい遭 難してしまう。
辿り着いた場所は、無人の孤島。ロバートは怪我を負い、歩くことができない。凶暴なグリズリーからの脅威から逃れ、食糧も何もないままに数日間を生きのびなければならない。
助けもないまま、テレサは単独で流れついた場所に戻り、助けを呼ぶことを決意する。テレサは、ハンターたちに救出されるが、怪我を負ったままのロバートとクリスティの運命は?!
通報を受け捜索隊も動き出す・・・しかし、彼らに残された時間は限りなく少ない。孤島に取り残された一家の究極のサバイバルが始まる!


感想。
原題は「Courage」勇気って意味ですね。それでいいやん(´;ω;`)

サバイバル作品というより、よくありがちな反抗期の娘と継母とのヒューマンドラマでした。
父親の再婚相手を認めたくない思春期の娘と何とか仲良くなりたい継母との間に挟まれている父親が、この状況を打開しようとプレジャーボートでキャンプに行こう!と提案して、島を目指している途中に嵐に巻き込まれて遭難。
そして危機的状況の中でお互いを認め合って仲良くなるという本当に使い古された設定でした( TДT)

グリズリーに襲われたりってのはオマケみたいなものだった。
あんまり怖くないし、グリズリー。
まぁ一応襲ってきたり後を追ってきたりするんだけれどね。

それに無人島っていう設定だけれど、全然無人島じゃないよw
島の西側で彼らは座礁してサバイバルする羽目になったんだけれど、島の東側にはキャンプ場があってキャンプしてる家族がグリズリーに襲われたとか通報してきてるしさ。

しかも解説間違ってるしw
途中で救助されたのはクリスティ(娘)とロバート(父親)で、流れ着いた場所ではなく反対側のキャンプ場の方向へ一人助けを求めに行ったテレサ(再婚相手)がグリズリーに追われてて、最後まで危機的状況にあったんだよね。
ちゃんと解説を真面目に書いてよね( TДT)


主人公のロバートは売れない作家です。
やっと1冊、本を出版してくれた小さな本屋を経営している兄弟に呼び出されてカフェに行くと「日本の企業に書店チェーンごと買収された。本屋を閉店する。破産手続きを取る。お前の本も売れないからね」とか言われるんですね。
ガックリ来て帰宅するロバート。
再婚相手のテレサに「また教師に戻るよ。産まれて来る子供のためにもそれが良いだろう」とか言いますが、病院で妊娠していなかった事を告げられたテレサは悲しそうに首を振ります。
それで察したロバートはテレサを抱きしめます。
それでテレサとクリスティの仲も上手くいってないので、ここは気分転換にベア・アイランドへキャンプに行こう1と提案します。えー(-.-)って感じで嫌な顔をするクリスティですが渋々付いていくことに。
テレサは自分の母親に飼い犬を預けて「暫く島でキャンプしてくる」とだけ言い残して留守を頼みます。
それで出発しましたが、クリスティはボートの船内で、友人に「ベア・アイランドにキャンプだよ~超ウザイ」とかケータイで愚痴ってるし。

その頃、本屋を経営している男は、テレビの人気番組でロバートの本を推薦してるのを観て仰天します。
早速兄のところへ走っていき、「人気番組でロバートの本を紹介している!著者インタビューもするらしい!閉店は取りやめだ!きっと売れるぞ!」と言うわけで、破産手続きをしようとしていた兄を止めて、本の売り込みに動き出します。

そうとは知らないロバート一家は、嵐に巻き込まれてボートが座礁し、その衝撃でロバートは岩場に転落して足を骨折して動けなくなりました。
そしてサバイバルの始まり始まり~。
結構アッサリと、テレサとクリスティは仲良くなっていきます。

まぁその後は島の東側のキャンプ場にグリズリーが出没して警察等が動き出すんですが、ロバート一家の事はまだ知りません。
一瞬だけクリスティの携帯からテレサの母親に電話を掛けたら繋がったんですが、用件も言わないままに故障で切れちゃったんですね。
持っていた携帯は全部水に浸かって故障しました。
それで不安に駆られたテレサの母親は警察に駆け込みますが、音信不通になってからまだ1日半しか経ってないので、遭難との判断は出来ないので48時間後に来てくれとすげなくあしらわれちゃいます。
テレサは母親に、どの島に行くかは伝えてなかったらしい。駄目じゃんΣ(´∀`;)

ていうか、母親にかけないで沿岸警備隊とか警察にかけろよテレサ(´;ω;`)

その後は、警察署で粘る母親のシーンだったり、本が飛ぶように売れていくのにロバートと連絡が取れない本屋兄弟がその母親と接触して、警察が動かないならテレビのインタビューで行方不明だと言えば、警察も重い腰を上げるんじゃね?作戦に出たりとか色々動きがありますがそこは省略。

何故か病院から電話が掛かってきて、テレサの母親に「再検査してみたところ、陽性反応が出ました。テレサにお伝え下さい」とかいうシーンがΣ(´∀`;)
同じ血液で時間を置いて再検査するもんなの?ちょい疑問だった。

その後、クリスティの友人がロバート宅に「クリスティから借りてたものなの」とか言って借り物を返しに来ます。
テレサの母親は、「クリスティに、どこへ行くのか聞いてなかった?」とその子に訊ねると、あっさりと「ベア・アイランドだって~」と答えます。

それでようやく動き出す警察達。ロバート一家のボートをグリズリー捜索していた保安官と猟師が発見し、一気に救助が始まります。

その頃、ロバートの怪我は悪化して動けないわグリズリーは出るわでどうにもならないと思ったテレサは、単独で東側のキャンプ場へ助けを呼びに行くと決意して「ロバートをよろしくね」とクリスティを抱きしめて、二人の元を去っちゃってます。
でも数時間後にボートを見つけたレスキュー隊の呼びかけに必死で海岸へ走るクリスティ。
結構アッサリとレスキュー隊に発見されて、かなりアッサリと二人は救助されましたΣ(´∀`;)
テレサ、災難だな・・・・・・・・・・。

そうとは知らないテレサはグリズリーに追われてるのを知らず、東をひたすら目指して山歩き(-.-)
追いかけてきたグリズリーにビビって逃げようとして足を滑らせて滑落し、そこで意識を失っちゃうし。

夜になってようやく意識を取り戻し、夜道を歩いている間にグリズリーに遭遇。
運良く、そこへグリズリーを追ってきていた保安官と猟師にも遭遇。
グリズリーに襲われますが、危機一髪で助かり、それでテレサのサバイバルも終了。

ラストはロバートの本が大ヒットしたパーティ会場で、お腹の大きいテレサと仲良さそうにしているクリスティってシーンで終了です。
「弟が出来るの、嬉しいわ(*´Д`*)」とかすっかり仲の良い家族になってるし、メデタシメデタシで終了しました。

そういえば、珍しく死人が一人も出なかったなぁ~。
多分、キャンプ場で襲われた一家も、死亡とか言ってなかった気がするし。
良いことだ。
というわけで、サバイバルで猛獣パニックでもなく、どちらかと言えばヒューマンドラマだったので、スプラッタや阿鼻叫喚を期待して借りちゃ駄目。