マリオネット・ゲーム <特別編>
■監督:マイク・バーカー 
■出演:ピアース・ブロスナン ジェラルド・バトラー マリア・ベロ
■ストーリー

●「300 <スリーハンドレッド>」ジェラルド・バトラーvs.「007」シリーズ ピアース・ブロスナン2大スター競演
●ラスト5分ですべてが変わる! 必ずもう一度観たくなる予測不可能な心理戦!

二ールとアビーは、娘のソフィーと共に、誰もが羨むほどの幸せな家庭を築いていた。ある週末、ソフィーをベビーシッターに預け、夫婦一緒に車で家を出たが、突然車の後部座席から見知らぬ男に銃を突きつけられ二人は凍りついてしまう。実はベビーシッターは彼の仲間で、娘を人質に取ったと言う男は、娘を無事戻してほしければ言う通りに動けと、次々と二ールたちに無理難題を押し付けてきた。彼らの預金全額を引き出させたかと思えばその札束を燃やして棄て、レストランで豪華な食事を楽しませた後、金を作ってこいと命じたり……。謎の男の要求はエスカレートするばかりで、彼の目的が何なのか全く分からないでいた。ついに24時間一日中振り回され疲れ切った二人が最後に向かわされた先は二ールの上司カールの別荘だった。そこで最後の要求をつきつけた男が、衝撃の事実を明らかにする……。


感想。
ああ。うん。そうだねある意味衝撃の結末だった…(´・ω・` )
企業陰謀系の壮大なサスペンスじゃなかったけれど、別の意味でサスペンス。
ていうか、これからが主人公にとってホラーな展開になるんじゃ…ははは

上記のストーリーの通り、車中に潜伏していた男に理不尽な要求を次々と突きつけられて、色々な物を失っていく夫婦、という流れなんだけれどね。

最初からおかしいだろ(;^ω^)
あんなガタイの良い男が後部座席に潜伏してれば分かると思うんだけれどw
あれは余りにも不自然すぎるわ。

それに、ニールの性格設定が変。
普段は自信家で俺ってやり手で凄いだろ?って感じなんだけれどね。
娘が誘拐されて不審者に銃を突きつけられてからは変というか、不自然なまでに落ち着きがない。小心者過ぎる。
いくらせこい手を使って成績を上げていたりしてるとはいえ、一応大手企業でトップクラスの成績を叩き出している男があそこまで気が短く気が小さく落ち着きが無く苛々してばかりな筈は無いと思うんだけれどね。
緊迫感を煽るための演技なんだろうけれど、変にオーバー過ぎて逆におかしくなってるていうかね、勿体ない。

なんか訳の分からない要求になっていくし、何度も警察に駆け込めるだろ!っていう場面が沢山あるのに不自然に奥さんが「そんな事をしたら娘が殺される」一点張りなのも、あれー?って思っちゃいます。

最初の方は、ニールの同僚の逆恨み犯行なのかなー?とかライバル企業の妨害なのかなー?と思いましたが後半あたりからそうじゃないだろ的な感じが濃くなってきまして。
それで犯人の個人的怨恨って単純なオチなのかなーと思いきや。

女は怖い。
ていうか私はここまで出来ないよ怖いよ。
てなオチでした。

全てを仕組んだのは、なんと被害者を装っていたニールの妻アビーだったのでした。

なんか急にスケールしょぼくなってガッカリw
仕事関係の怨恨かと思ってたのに、原因はニールの浮気とかwなんじゃそりゃ。

犯人の男ってのは、ニールの浮気相手であるニールの秘書(かな?)ジュディの夫でした。
多分アビーに奥さんの浮気を告げられて、復讐をしようと計画を持ちかけたんだと思います。
最後の最後までアビーに浮気を隠そうとして嘘をついたニールに、真相を暴露するアビー。

呆然とするニールに、きっついお仕置き成功でちょい満足げなアビー。
これから離婚するわけでもなく、ニールの首根っこを引っ?んでいつもの生活に戻っていくのかな…や、無理だわ私がニールだったらもう一緒には暮らせない。怖いもん(;´Д`)

オチが昼ドラみたいでちょっと残念だったなぁ。