キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー【MARVELCorner】
■監督:ジョー・ジョンストン
■出演:クリス・エヴァンス、スタンリー・トゥッチ、ヒューゴ・ウィーヴィング、トミー・リー・ジョーンズ、ドミニク・クーパー、リチャード・アーミテージ、ヘイリー・アトウェル、セバスチャン・スタン、サミュエル・L・ジャクソン、トビー・ジョーンズ、ニール・マクドノー、デレク・ルーク、ケネス・チョイ、JJ・フィールド
■ストーリー
「スパイダーマン」「X-MEN」などで知られるマーベル・コミック原作のヒーローアクション大作。第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になる。強じんな肉体と破壊不可能なシールドを武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変ったスティーブは、レッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑む。主演は「ファンタスティック・フォー」のクリス・エバンス。監督は「ジュラシック・パークIII」「ウルフマン」のジョー・ジョンストン。

第二次世界大戦中の1942年3月。ナチスの将校であるヨハン・シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)の部隊がノルウェーのトンスベルグを侵攻し、オーディンから由来する強大なパワーを持つ「コズミック・キューブ」を奪い取った。一方、ニューヨークでは、強い愛国心を持つ青年スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)が出身地を偽装しつつ兵士に志願していたが、肉体的問題を理由に何度も入隊を拒否されていた。スティーブがゴロツキに殴られている所を親友のバッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)が助け、共に未来技術の展覧会を訪れたところ、そこでも兵士が募集されており、諦めきれなかった彼は今一度入隊を申し込んだ。
そこで戦略科学予備軍(SSR)の科学者であるエイブラハム・アースキン博士(スタンリー・トゥッチ)はスティーブの強い意志を知り、彼にチャンスを与える。スティーブはSSRが行う「スーパーソルジャー計画」の被験候補者となり、チェスター・フィリップス大佐(トミー・リー・ジョーンズ)とイギリスのエージェントのペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル)の下でテストを受ける。フィリップスは当初、スティーブを使うことに反対していたが、彼の勇気を知ると、アースキンの主張に納得した。
実験前夜、アースキンはかつてナチスに協力させられ、シュミットに不完全な超人血清を与えて副作用を起こさせていたことをスティーブに明かした。
場面は変わってヨーロッパ。シュミットは部下のアーニム・ゾラ博士(トビー・ジョーンズ)にキューブを使わせ、新兵器のエネルギーにさせた。さらにシュミットはアースキンの居所を把握し、彼のもとへ暗殺者を送り込んだ。そしてアメリカではいよいよスーパーソルジャー計画が実行に移され、スティーブには超人血清が打たれ、「ヴェータ線」が浴びせられた。実験は成功し、彼の身長は伸び、筋肉質な身体となった。だがその直後、実験の立会人に混じっていたシュミットの暗殺者ハインツ・クルーガー(リチャード・アーミティッジ)がアースキン博士を射殺。スティーブはすぐさまハインツを追いかけるが、彼は隠し持っていた青酸カリによって自殺してしまう。
アースキンの死により血清の製造法は失われ、スーパーソルジャー計画は凍結されてしまい、スティーブは唯一の超人兵士となってしまった。スティーブは戦場へは出ず、米国上院議員ブラント(マイケル・ブランドン)の依頼で星条旗をモチーフにしたコスチュームを着て、「キャプテン・アメリカ」というマスコットキャラクターとして活動することとなる。国内の戦意高揚に大いに貢献するが、1943年、ショーのツアーのためにイタリアを訪れたところ、現地の兵士達からは冷笑されるのみであり、自分の存在意義を改めて見つめ直し始めたところバッキーが所属する107部隊がシュミットたちによる襲撃を受けたことを知る。
バッキーの死を信じられなかったスティーブは、ペギーとハワード・スターク(ドミニク・クーパー)に敵地上空まで輸送してもらい、単身でシュミット率いるヒドラの基地へと乗り込んだ。そこでやはりバッキーやその仲間たちは生きており、共に基地を脱出する。バッキーと共に逃亡する最中、スティーブはシュミットと出会い、未完成の血清の副作用によってレッドスカルとなった彼の真の姿を目にした。
救出を成功させて自軍へと帰還したスティーブは兵士達の信頼を勝ち取り仲間として認められ、その後ヒドラの基地を壊滅させるため、バッキー、ダム・ダム・デューガン(ニール・マクドノー)、ゲイブ・ジョーンズ(デレク・ルーク)、ジム・モリタ(ケネス・チョイ)、ジェームズ・モントゴメリー・ファルスワース(JJ・フィールド)、ジャック・デルニエ(ブルーノ・リッチ)を率いて部隊を結成した。さらにスティーブはスタークに依頼し、特製の戦闘服と鋼鉄よりも頑丈なヴィブラニウムでできた盾を身につけ、数多くのヒドラ基地を潰していった。
部隊はさらにゾラ博士が乗った列車を攻撃するが、彼の反撃により同行していたバッキーが谷底へと落とされて死亡してしまう。フィリップス大佐は捕らえたゾラ博士からシュミットが世界の主要都市の爆撃を計画していることを聞き出した。親友を失い悲しみに暮れるスティーブだったが、世界を救うため最後のヒドラ基地へと向かう。
正面から乗り込んだスティーブは捕まってしまうが、彼を囮として部隊が強襲。一気に基地を壊滅へと追い込むが、シュミットは爆弾を載せた飛行機で脱出する。飛行機に忍び込んだスティーブはシュミットと死闘を繰り広げ、その最中にコズミック・キューブが暴走しシュミットは消滅した。
しかし、飛行機を止めるすべはなく、スティーブは爆弾をアメリカに到達させないために北極に飛行機ごと沈めることを決めた。スティーブに惹かれていたペギーは彼と再会の約束をするが、途中で無線は途絶えてしまった。ハワードはスティーブの捜索の末、コズミックキューブを回収したが、遂に彼を見つけることは出来なかった。
70年後の現代。北極で氷漬けとなった飛行機と、その中に眠る盾が発見された。氷漬けになりながらもスティーブは生きており、S.H.I.E.L.D.の基地に運ばれ治療を受ける。目を覚ましたスティーブは、ニック・ヒューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から新たな任務が言い渡される。


感想。
マーヴェルの世界観の中では最初のアメコミヒーローっつか、マーヴェルのヒーローの中で年齢的に最古参(でも年齢的にはソーが最古参だと思うがw)である「キャプテン・アメリカ」の実写版です。

能力的には、マーヴェルのどのヒーローよりもしょぼいですw
空も飛ばず圧倒的な怪力も無く(ちょっと強いだけ)超能力も無く、武器はヴィブラニウムで出来た盾だけw
でも一番人間的には出来た人物かもしれない。
虚弱でいじめられ側だったからこそ、人の痛みが一番分かるヒーローかな。
コスチュームは誰よりださいですww
本当に地味。性格的にも真っ直ぐなんで、地味。
この夏公開される「アベンジャーズ」が無かったら、興味無かったわ私(;´Д`)
「アベンジャーズ」を観るための予習として借りてみたのが本音ですw

そして突っ込みどころが満載過ぎるWW2時代のテクノロジーの数々ww
今の科学より数段上を行ってるだろうヽ(#゚Д゚)ノ┌┛(ノ´Д`)ノ
うん、これじゃ日本軍負けて当たり前だよね~蚊帳の外レベルだよね~と変な笑いが出ましたわよ。
かなりやり過ぎ感(○゚∀゚)ガハッ∵∴

アイアンマンであるトニー・スタークの父親ハワード・スタークが深く絡んできたり、その辺は面白いなと思いました。アイアンマンでも、キャプテン・アメリカの盾が出てきますもんね。
複数の作品が繋がっているという世界観は面白いですよね。
ただ、そのせいで全ての作品を観なくてはいけない羽目に(´д`ι)商売上手だな…

ストーリー全体としては、盛り上がりがイマイチだったかな。
インパクトに欠けるというかね…なんか、「アベンジャーズ」観てください的な…序章ぽい感じだった。
キャプテン・アメリカ本人より、彼を取り巻く多国籍部隊の方が個性的という意味では魅力的だった。
多国籍、というのがワールドワイドに「アベンジャーズ」を売り込むに当たって欠かせない要素なんですよね。
従来のように「アメリカ万歳」だけではアメリカでしか売れないしw
日本人(アメリカ国籍だけれど)を出したのも、それ狙いだと思います。

カーターとの恋愛は…なんかつまんなかったな。無理矢理恋愛要素をくっつけた感じ。
「アベンジャーズ」で、カーターの孫がキャプテン・アメリカの新恋人役として出てくるらしいから、その伏線なんだろうけれど、無理に恋愛要素絡めなくて良いし(;´Д`)

キャプテン・アメリカの、「絶対に、何が何でも軍へ入隊したい」という強い意志の確固たる理由も深く語られてなくて、余計に浅さを感じました。
後半はアクションの連続なのですが、キャプテン・アメリカの優しさを表現出来て無くてただの戦争物になっちゃってるし(´・ω・`)人を殺すのは嫌だったんじゃなかったんかい。
その辺はグダグダになっちゃった印象。

コズミック・キューブだってさー。回収しろよオーディン(´・ω・`)と思わずに居られない。
災いの種を放置してんなよオーディン(´・ω・`)
そのコズミック・キューブのパワーで死んじゃった悪役シュミットの最期もなんだかあっけないし。

色々残念な要素が多かったように感じた一作でした。
もうちょっと脚本を何とか…出来なかったのかな(;´Д`)