YOGAN-ヨウガン-(DVD)
■監督:トドール・チャプカノフ
■出演:レイチェル・ハンター、クリーヴァント・デリックス、メリッサ・オードウェイ
■ストーリー
レイチェル・ハンターが美しき火山学者を演じたディザスター・パニック巨編。石油会社によるメキシコ湾での爆発事故をきっかけに海底のマグマが大噴出。煮えたぎる溶岩が突然大都市に襲いかかるさまを描く。


感想。
折角「都市部での噴火」なのになんか迫力無くて残念でした(;´Д`)低予算だから仕方がないのかな。

ホルター石油が有するトランスオーシャンという海上石油掘削基地から始まります。海底の数値が異常なので止めるかどうするかと言ってる間に地下パイプから溶岩が噴出してきて爆発炎上。現場主任?のシーンが無駄に長いので彼だけ生き残って会社を告発するとかそういう流れになるのかと思ったのに全員死亡(;´Д`)なんじゃこりゃ。

一方、マイアミの大学の地質学部。そこで講義を行っているアントワネット教授が主人公です。
終わり際にこっそりと入ってくるエミリー。「欠席よ」とかいうアントワネットに食い下がるエミリー。どうやらアントワネットの妹らしい。そしてアントワネットの助手であるブランドンが好きらしく、明日の野外調査に連れていって!点数付けなくて良いし!と懇願してなんとかOK貰います。メンバーには入ってなかったらしい。

一方、ホルター石油のCEOジェイコブと技術責任者のミラーが記者会見。
原因究明中だし、作業員も捜索中だと言って会見を打ち切ります。ミラーはジェイコブに「最先端技術の基地なので沈没はしない」と言ってます。原因が判明するまで全ての基地を停止したいというミラーを怒るジェイコブ。
「地下計画はどうします?」というミラーに「それは口外するな」ときつく言います。
かなりヤバい事をやってるようですね。

場面は変わり、アントワネットの助手ブランドン。アントワネットに「メキシコ湾で採取したサンプルとアロナ火山のデータを照合したら99%合致した」と報告します。それでメキシコ湾に火山があるかも?という説の裏付けをするため学生を連れて野外調査へ。メキシコ湾の河口で調査のアントワネットとブランドンと学生達。調査を邪魔してブランドンの気を引こうとしてるエミリーが…ちょいうざいw
アントワネットは茹だって死んでるワニを発見。おかしいと感じます。
そして良い成績出そうと、一人勝手にボートに乗って調査をしてる男子学生。地下の亀裂から顔を出した溶岩に熱せられたお湯や蒸気でボートから落ちて火傷して死亡(;´Д`)
誰も彼が居ないことに気付かず、アントワネットも名簿などで点呼せずに自動車に乗り合って帰宅(;・∀・)…普通、点呼するよね?なんてアバウトなんだw流石アメリカwしかもその後、彼が行方不明なことを一切触れられずw

ホルター石油では捜索に出した無人探査機が溶岩らしい映像を送ってきたのでそれをジェイコブに見せるミラー。
どうやら溶岩掘っちゃったみたい(´・ω・`)というミラーに口外するなと言うジェイコブ。しかしミラーは活火山を掘ったから当局に知らせるべきだと反論。
ジェイコブは「地下計画がばれたら、俺ら監獄行きだ。基地は高波に襲われて流された事にしておけ。適当な基地を沈めておくし、それは俺に任せろ」とあくまで隠蔽を押し通すジェイコブ。ミラーが出て行ったあと、ブッチという人物に連絡を取るジェイコブ。
とことん腐ってるおっさんやなΣ(`Д´ )

アントワネットの研究室には、元夫のブラッドが現れます。アントワネットのサーバーを見てピンと来たからやってきたらしい。どうやら同業者のよう。しかしアメリカって「元夫婦」設定が多いな…
2人はカフェで雑談。結構盛り上がってるし、なんで別れたのかな…それで1時間話してようやく本題に入るブラッド。アロナとアベヘラ火山とメキシコ湾のホルター石油の組成が一致してると言います。ホルター石油が掘っているのは溶岩洞の上じゃないか?という結論に。
その頃、研究室で「サーバーを落としてくれ」とか誰かと電話してるブランドン。む?怪しいなブランドン。エミリーが入ってきたら慌てて切るし。

ジェイコブはミラーと共にマイアミ市内の油井工場へ。ブッチ登場。目つきの悪いあんちゃん。
ブッチは油温の上昇が気になると言います。ミラーはジェイコブに「偽装工作会見の前にここを停止しないと危険」と進言しますが、ジェイコブ怒って聞く耳持たず。
それどころかブッチに「増産しろや!」という始末。ブッチはそれはコンピュータ制御なので無理ですと答えるんですが、「手動でしろや!俺がどうやって業界トップに立ったか見せてやる!」と上着を脱いで自ら傍にあるバルブを回し出すジェイコブwww何このおっさんw
どんどんと数値があがっていき「どやぁ!」とビッチを振り向くジェイコブ。
突然バルブがすっぽ抜けて高熱の原油噴出。ジェイコブに直撃即死…
アッサリと間抜けな死に様を晒してくれたジェイコブ(;´Д`)何この展開。

その頃マイアミビーチではビキニコンテストが開催中♪出ました、B級お約束のサービスショットw
盛り上がってるところへ、海底に亀裂が走って高温のガスとお湯が。コンテスト阿鼻叫喚。
そのニュースを大学で見てるアントワネット達。ブラッドは「キューバ危機時代の古いミサイル格納庫がある。地下深くにあるので正しいデータが取れる」と提案。格納庫へはブラッドとエミリーが行くことになり、アントワネットとブランドンはホルター石油の調査へ。
そのホルター石油では理事会が【地下計画】をストップしたいというミラーを大金とCEOに任命という餌で釣って丸め込んじゃいます(;´Д`)金と地位に釣られたか、ミラー。それで地下計画での掘削を1ヵ月で切り上げてコンクリートを流し込んで埋めちゃえ♪という理事会に従うミラー。

それで嘘泣き会見を開くミラー。アントワネットとブランドンはミラーに面会を求めます。
ブランドンの視線が泳いでます。やっぱこいつが胡散臭い。
「どの油井も私が10年間調査してきた地中レーダー探査の結果を一致する。何故溶岩洞と油層を結びつけたのか」と迫るアントワネットに「調査は独自でやってるわい!」とプンスカするミラー。
「証拠を掴んで監獄送りにするわ」と捨て台詞を吐いて出て行くアントワネット達。面会中にこっそりとミラーのデスクに無線のデータ転送装置をデスクの横にはり付けていくアントワネットwww
チョットマテ(;´Д`)せめて天板の裏に引っ付けようぜ。サイドじゃ丸見えじゃん。なにこの見つけてください的な貼り方。
駐車場でパソコン操作してミラーのPCデータをコピーしてるアントワネット。
でも電話してるミラーが、窓ガラスに赤い点滅が映りこんでるのを不審に思ってデスクをさわさわ。即発見wぶち壊しwなにこの萎える脚本。
データは1/4しかコピー出来ませんでしたが、それでも充分使えるし。ミラーはブッチを呼んで、アントワネットを始末して研究室も燃やすように指示。ブッチは仲間に放火するように言って発見したアントワネットとブランドンを狙撃。逃げる2人。

その頃、ブラッドとエミリーは格納庫へ。エミリーはなんで姉と離婚したの?とかズバズバ訊きます。何て言うのかこの娘、とことんストレートなのね(;´Д`)ブラッドはずっと姉を愛してると答えるし。
そんな2人は地下へ降り掛けますが、途中で下から溶岩噴出(;・∀・)
なんとかエミリーを逃がして、ブラッド死亡( TДT)何か悲しいな。わざわざアイスランドから愛してる元妻の為にやってきて、そして元妻の為に死亡…うーん。エミリーは間一髪で爆発する格納庫からジープで逃れます。

大学の研究室が燃えてると言われてアントワネットは大学へ。警察署長に言いますがいまいち信用されません。
近くにいるブランドンにミラーから電話。やっぱ繋がっていたか。分かり易いw
データを奪ってアントワネットを黙らせろと命令されます。

そうしてる間にもドンドン事態は悪化し、テニスコートから溶岩が吹き出たりします。このシーンがなんか間抜け過ぎて(´・ω・`)テニスコーチ可哀想。
アントワネットは溶岩ドームを探して、圧を逃がすという作戦を立てます。そこへ駆け込んでくるエミリー。泣いてブラッドは死んだと言います。元夫が死んだのに反応が薄いなアントワネット(;´Д`)
ちなみにブランドンはミラーに「人殺しは出来ない」と手を切る宣告します。根っこまで悪人じゃなかったのね、ブランドン。

マイアミの街は灰が降り注ぎ、溶岩が流れ込んできて大変な事に。ていうかここの溶岩はシャバシャバ系なのか?日本の火山は殆どドロドロ系なので流れる速度は徒歩程度だからあんな一気に平地を流れてこない筈だし。
そしてようやく軍が動き出し、州軍の大佐が司令部を立ち上げてアントワネットを中心に動き出しました。
液体窒素で溶岩ドームを冷やして、運河方面に圧を向けてメキシコ湾に溶岩を流し込む作戦らしい。よくわからん。
ヘリで上空から溶岩ドームを探査中に、ブランドンはアントワネットに「データを売ったの俺なの( TДT)お金欲しかったのゴメン( TДT)」と謝ります。怒りつつも仕事をビシバシ命じるアントワネット。
これで上手く行くかと思いきや!なんと!この司令部に軍人のふりしてビッチ潜入中!スネークか貴様。

溶岩ドームはダウンタウンの真下にあると判明。めっちゃ市街地やん(;´Д`)
それで化学工場へ液体窒素を取りに行かせるのに、何故かエミリーを指名するアントワネット。軍人使えよ。
大佐は快諾して(大佐よ…)近くにいた軍人に連れていくよう命令。
だがしかし!その軍人がビッチだったwww
人気のない所までエミリーを誘導し、銃を突きつけるビッチ。そしてミラー登場。ミラーはアントワネットに電話して「一人で来い。妹の命が惜しければそのPCを寄越せ」と脅迫します。しつこいなミラー。アントワネットは本当に一人で行くし。エミリーは隙を見てビッチから逃げ出して液体窒素攻撃でビッチを瞬間冷凍しちゃいます。手首ごと銃をもぎ取っていくエミリー。怖いよ((((;゚Д゚)))ガクブル
それで危機一髪の所でアントワネットを助けるエミリー。二人でこれでもかっ!って程ミラーを撃ちまくります(;´Д`)そこまでメッタ撃ちにせんでも。

で、ホルター石油の市内の違法工場に爆弾しかけて運河に溶岩流す作戦へ。遠隔操作の起爆装置を付けて工場から離れますが、リモコンが遠すぎて反応せず。
ここでまさかの「俺がやる」と言い出すブランドン。贖罪なんだろうな、データを売った。
そして特攻隊ブランドンのお陰で無事点火。どっかん。ブランドンもどっかん。
運河に溶岩どっばどば。メキシコ湾は溶岩で埋め尽くされましたが、大噴火でメキシコ湾一帯が火の海になるのは避けられました……って、あんな高温の溶岩が大量に市街地沿岸へ流出したらガスやら水蒸気やらなんやらで大惨事じゃ…突っ込んじゃ駄目なのかw
1年後、メキシコ湾は溶岩で埋め尽くされて一面灰色になってました。

運河に流し込むって、「ボルケーノ」のもろパクリ…だよねぇwもちろん迫力は全然違うよ。