シークレット・オブ・ザ・アーク
■監督:トビ・バウマン
■出演:シュテファン・ルカ、ジュリア・モルコー、ジャン=イヴ・ベルトルート
■ストーリー
旧約聖書が語り伝える “ノアの方舟”は実在した
伝説が眠りから覚めた時、世界は2度目の終末を迎えるという史上最大の謎に挑むトレジャーハンターたち
秘宝“神の目”は覚醒するのか? 人類は再び滅びてしまうのか?

感想。
突っ込みどころが満載過ぎるトレジャーハント物でした。面白そうな要素を詰め込むだけ詰め込んでて、伏線も満足に回収出来てない状態でしたが、意外と面白かったです。退屈はしないと思います。
主人公は意外とイケメンでした♪たまに「なんだこの冴えないオッサンΣ(´∀`;)」ってレベルの主人公が出てきたりするもんな…
途中で絡んでくるタクシーの運ちゃんが謎過ぎて、良い味出してますwあんな意味不明キャラ好きだわ。

ノアの方舟に積まれていた聖遺物にまつわるお話です。
トルコ沖でアトランティス号という調査船が、ある物を探索してます。
それは昔、キプロス沖で沈没されたと言われているカタリナ号でした。カタリナ号はアルメニア王リュジニャン家の命令で十字軍の戦利品を運んでいたのですね。その戦利品とは“神の目”の片方でした。
“神の目”とは、創造と破壊の象徴であり、修復と消滅の象徴。起源と終末の象徴と言い伝えられてるそうです。なんだそりゃ。“神の目”はノアの方舟に積まれていたらしいのです。
そんな物を探しているアトランティス号にはアナヒートという美人学者が乗ってました。古代の色んな文字を読めるから雇われた?らしい。彼女にセクハラしまくる船長がキモイです(;´Д`)
水中カメラで海底を調査中にアナヒートが海底の骸骨群を発見しました。その先に船も見えます。

一方、ケルン大学神学部古代教会史教授室。育ての親であり叔父であるエーリッヒ教授を訪ねる主人公ロベルト。
エーリッヒはロベルトに、友人のブゾーギ教授の様子を見てきて欲しいと頼みます。
数日前に、ある写真を送ったら「面白い発見をした」と返事が来た後音信不通になったらしい。
あまり変な事には巻き込まれたくないが、強引なエーリッヒに折れて渋々承諾します。
そしてロベルトは、イタリア・トスカーナ地方のブゾーギのアパートへ。中は荒らされておりブゾーギは居ません。ロベルトは隠してあったエーリッヒが送った写真となんか古文書みたいな手紙を発見します。
そして血痕に気付いて冷蔵庫を開けると、そこにはブゾーギの遺体がΣ(゚Д゚)
更にタイミング悪く、アパートの管理人かお隣さんか知りませんがそっと入ってきてたおばちゃんに見られてさー大変(;・∀・)容疑者として追われる羽目に。きっと今までもエーリッヒの強引な「お・ね・が・い☆」で、こんな目に遭いまくっていたんだろうなとw
ロベルトは顔を隠してカフェでエーリッヒに電話。「ブゾーギは殺され、俺は追われる。方舟絡みと言わなかったなΣ(`Д´ )」とプンスカして電話を切ります。そしてブゾーギの部屋から持ってきた古文書の暗号を発見。
そんなエーリッヒの元にも胡散臭い男たちがやってきました。エーリッヒピンチ!

アトランティス号ではアナヒートが散らばっている骸骨群をパソコンでシミュレートして、カタリナ号の船員は時代的にもペストに罹っていて沈没前に全員船内で死亡していたんじゃないかと推測。
そして“神の目”を発見し、翌朝引き揚げ作業に入ることにしました。
その“神の目”を発見したと船から連絡を受けたのが、フランスはプロヴァンス地方のリュジニャン城w出ました悪役ww
「閣下」と呼ばれている変な枢機卿みたいな衣装を着たオッサン登場。悪役が悪役らしくて、分かり易くて噴いた'`,、('∀`) '`,、
引き揚げた“神の目”を船倉に入れるよう命じる船長。ドアを閉める前に船員が一人だけこっそり残って、誰も居なくなってから沢山埋め込まれている装飾品のダイヤをナイフではぎ取ろうとしてます(゚∀゚)でもダイヤを外したらピカーッと穴から光が漏れたのでビビって元に戻す船員。

ロベルトは暗号を解きながら紙に書かれている建物へ。上はカフェになっていて、トイレを借りるふりして地下へ。そこは教会になっていて不思議な構図の聖母マリアが描かれてました。
そんなロベルトの背後から声を掛けるカフェのマスター。親切なマスターで、ロベルトは少し話をして去りますが、マスターは閣下にそれを報告。うん、閣下の手下でした(;´Д`)ロベルト警戒しろよ。

一方、やばかったと思ったエーリッヒはちゃっかり脱出してたらしく、呑気に車椅子に座って(足が悪い)アーヘンのSAで「アヴィニョンまで」の紙を持ってヒッチハイク中wこのじーさんww追われてるのにヒッチハイクとかw
そこへアナヒートから電話が入ります。あ、アナヒートはエーリッヒの助手?教え子?です。“神の目”が見つかったというアナヒートに「エレバンへ行け」と命じます。同じくロベルトにもエレバンへ行けと命じます。

アトランティスでは黒ずくめの集団(閣下の手下)が襲ってきて船員を殺して“神の目”を奪って行きました。“神の目”の木の覆いを壊して積み込みを手伝わされた船員達もその船倉に閉じこめられてしまいます。黒ずくめの連中は防護服を着ていましたが船員達は着てなかったので全員ペストに罹ってやがて死亡しちゃいます。アナヒートだけはタイミング良く隠れていて、船倉に閉じこめられた船員たちの事を知らず一人救命ボートで脱出しました。でも船室に下着が残っていたので存在は閣下にばれちゃいます。“神の目”はコンテナ車に積まれて陸路を走ります。

飛行機に乗ってるロベルトが古文書を見ていると、偶然それを見たスッチーがアルメリア語を読めるというので、後で読んで貰おうと電話番号をねだります。ロベルトの腕に番号を書いていくスッチー。ナンパすんなロベルトw
それでアルメニアのエレバンに着いたロベルトはスッチーにルンルン♪と電話してみたら、何故か真後ろに立って客引きをしてるタクシーの運ちゃんに掛かっちゃいましたwやられたwwロベルトwww
仕方なしに、その運ちゃんにエーリッヒから訊いたのかな?メモにあるアパートの前まで連れて行って貰い、降りて「出てくるまで待ってて」と待たせてアパートへ。地元の少年に尋ねようとすると黒い車が突っ込んできた~!慌てて少年を連れてタクシーに乗るロベルト。
ここで何故か延々とタクシーと黒い車のカーチェイスΣ(゜∀゜)運ちゃん何者よw運転上手すぎ。
何とか振り切って、エレバンアララトグランドホテルへ。ここでようやくアナヒートと初対面。
早速古文書を読んで貰います。

その頃、海ではボートの上でいちゃついてるカップル。漂流してきたアトランティス号に彼氏が興味を示し、止める彼女を宥めつつ、中を探索。例の船倉を発見して、止めれば良いのに開けちゃいます(;´Д`)死体がもっさり。面白半分で携帯で撮影して出て行く彼氏。勿論その時点でペストに罹り、その後ビルの屋上にあるクラブへ遊びに行き、途中で段々具合が悪くなり、心配する彼女をよそにペスト菌をばらまきまくって最後に高熱の余り変になって飛び降りて死亡。彼女はその後、何かの病気に感染した彼氏と接触していたとして隔離されちゃいます。
でもさ、ペスト菌をクラブで騒いでた大勢の人間にばらまきまくったって伏線の割に、その後この街からペスト患者がパンデミックとかいう話は一切出てこなかったんだよね(´ε`;)この辺不要だったんじゃ?と思った。普通に発症して救急車で運ばれたって事にすれば良かったのに。この辺が詰めの甘いB級だよね。

その後、運ちゃんも何故かガッツリとロベルト達に協力しながら謎解きの旅をしてます。ちなみにこの運ちゃん、ナンパしたスッチーの兄でしたw物凄く色んな事を知っていて、そして腕が立つ。元はソ連のなんか特殊工作員だかそういう立場の人間だったようだwwなんというご都合設定。
お約束のように最初仲が微妙だったロベルトとアナヒートもいきなり図書館でキスしちゃうし(;゚Д゚)図書館で何やってんだよ。

隔離された女性も発症。この隔離施設にも閣下の手下が居ます。閣下凄いよ閣下。
そしてあの船に居たとアナヒートも捕まって隔離されます。でも直接“神の目”の覆いを叩き割っていた現場に居たわけでは無いので勿論発症せず。アナヒートを診ていた女医は閣下の手下ではないので、「あの覆いに書かれていた文字を解読すれば原因がわかるかも」というアナヒートの言葉を信じて、アトランティス号の調査へ2人で向かいます。
防護服を着て、女医と2人で船倉で作業。「神の目を二つ合わせるとビッグバン(終末)が起きる」と解読。しかし閣下が2人を葬り去ろうとこっそり船に爆弾をセット。
どっかん。女医は死んじゃいますが、アナヒートは防護服を脱ぎ捨てて(おいおい感染するがな)爆発で開いた穴からギリギリ沈没間際に脱出。しかしそのとき、脇腹を傷つけてしまいます。
うん、がっつりと感染したね(;´A`)

ロベルトの方でもなんか色々あり、リュジニャン城へ行くと拘束されてるエーリッヒが居たりwそしてロベルトも捕まりますが何とか逃げ出して(監視しろよ)、エーリッヒと別れてどこかの修道院に泊まります。そこへ海から帰還してきたアナヒートが何故か追いついて登場w早いよアナヒートww
そして修道院なのに!修道院だというのに、盛り上がってセクロスorz
修道院でそれって良いのかよ?エッ?(゚Д゚≡゚Д゚)エッ?
朝、運ちゃんが迎えに来ます。そしてアナヒート発症。
色々あって探していたルザバンク修道院を発見。運ちゃんが大活躍して謎解きしまくり。そこへ閣下登場。閣下は手に入れた“神の目”とルザバンクにある“神の目”を合わせて、今の世界を破壊して新しい世界を作り、その世界を支配したいらしい?選ばれた人間は生き残るとかなんとか意味不明。
閣下、病院へ行った方が良いですよ~( ̄Д ̄ )
アナヒートは死にかけてるし、神の目はヴィザスの設計したショボイ装置によって向かい合わせになろうとしてるし、ロベルトどうするΣ(´∀`;)?!といった場面で、何故か白髪白髭青い眼の「あたしゃ神様だよ」的な風貌の老人がロベルトを助けます。
・・・うん、装置を設計したヴィザスの幽霊でした( ゚д゚ )

そうこうしてる内に、向かい合わせになった2つの神の目から光線が走り、光線がぶつかり合って天へと伸びる!雨が降り地は揺れるぅ~でもショボイ。
ロベルトはなんとか装置を壊して妨害し、神の目の1枚が壊れます。閣下しぶとく頑張るも深い穴へとサヨウナラ。残された神の目の前に瀕死のアナヒートを抱いて歩み寄ると光に包まれて~何故か、外の滝の中から出てくる2人w
勿論、すっかり治っておりました。
ちゃっかり閣下wのコンテナ車に乗って2人を迎えに来た運ちゃん。
おいおい…そのコンテナ車、ペスト菌に冒されてるんじゃ(´・ω`・)
この辺も何だかな…で、元気に帰路へと就きました。

2日後、エーリッヒの教授室にはエーリッヒとロベルトとアナヒートと…何故か運ちゃんもw
次の謎解きの旅がまた始まろうとしてました~ってところで終了。