4月も今日でおしまいですね。
今日は久しぶりにアッシジを訪れた時のお話を日記風に載せようと思います。
今でも目を閉じると、
あの穏やかな風景、吹き抜ける風、夏の照り返す陽射し、真っ青な空、
出会った修道士達それぞれの波動が蘇ってきます。


フランチェスコ聖堂

2007/8/16

朝食後フランチェスコ聖堂へ。
朝9時半~入れるので中へと進んで行く。
壁、天井などにたくさんの絵が描かれていてとても美しい。

地下には聖フランチェスコが眠っている。
その周囲には、4人の弟子達が眠る。

フランチェスコが眠る前で祈りを捧げる。
フランチェスコの遺品が展示されている部屋で、
フランチェスコが纏っていた服をみた途端、
様々な思いを感じさせられ、涙が止めどなく溢れました。

夏はいまより暑く、冬は寒かったろうに。
クララが繕ったであろう、継ぎ接ぎだらけの服、
展示されている遺品は、本当に質素に暮らしていた事を物語っていました。

この服を纏い、あの靴を履いて、ローマまで歩いて行ったのですね。
その想いと行動力。
信念・・・本当に素晴らしい。

聖ベルバデッタもそうであったように、
聖フランチェスコもここに生き、愛と奉仕の生活に一生を捧げられた。
ありがとうございます。
思わずそう呟いていました。

その後、
クララ聖堂へバスで向かうと、すでにたくさんの人がいる。
時間が早すぎたようで中へ入れない。
聖ダミアーノへ行こうかと思っていると、いきなり聖堂のドアが開いた。
内部へ入れるらしい。
6:30~12:00 14:00~16:30が入れる時間のよう。

何も考えずに行動しているにもかかわらず、
すべて必要なところへ案内されている。
そんな気がしました。

内部は非常にシンプルで清々しいのに、何故か涙が止まらない。

地下には聖ベルナデッタのように聖クララが眠っていました。
生前に着ていた白い服が展示され、断髪された髪の毛もありました。

実在した聖人たち。
その方々の前に私がいる。
不思議な不思議な思いです。


長い長い坂道を下っていくと聖ダミアーノ。
こちらもシンプルであるが優しさの漂う聖堂でした。
修道士が人々と言葉を交わしている。
その自然な姿は、悠久の時を超えて今も変わらずにあるように感じさせられました。


ここの井戸も美しい。

聖堂外のお水をいただき、バスでホテル近くまで戻る。

夕陽を待って再びフランチェスコ聖堂へ出かけ一日が終りました。




8/17

早朝のバスでクララ聖堂へ行くと、ミサが執り行われていました。
しばし、美しい賛美歌に耳を傾ける。

地下へは午後からしか入れないので、ホテルへ戻り朝食を摂る。
朝食後フランチェスコ聖堂へ行き、地下へ降り祈りを捧げました。

フランチェスコ聖堂にほど近いレストランで、
生パスタの黒トリュフソースをいただく。
窓から見えるフランチェスコ聖堂が、窓辺の赤い花と重なって美しい。

気に入ったロザリオ等を購入し、のんびりと時を過ごす。


夜 涼しくなってから、浴衣に着替へ聖堂付近を散策。
浴衣姿は珍しいため、いろいろな方に声をかけられたり写真を撮られたりする。
ちょっとした国際交流の一コマでした。







美しい写真があるのですが、不備があってUP出来ないのが残念です。
機会をみて、ご紹介できればと思っています。


今日はここまで。

4月最後の日、ステキな一日となりますように。