対人関係の中で無理していい人を演じてしまうと、後で必ず歪みが出てきます。
だって、
本当の心の声はその行動とかけ離れているのだから。
いい人を演じていると、
その時は人から有り難がられたり、頼りにされたりします。
だんだんそれが当たり前になって、
ずっといい人を演じ続けなければならなくなります。
そうすると、
だんだん疲れてきてしまいます。
だって、
本当の自分じゃないから。
それが続いていくと、
いい人を演じきれない自分を責めるようになってしまいます。
どうしていい人でいられないんだろう。
自分は了見の狭い人間だ・・・と。
そこで、
もっと親切にしなくちゃ、もっと寛大にならなくちゃ、もっと、もっと・・・。
と、思って更に自分に無理を強いてしまいます。
すると、
だんだん心が壊れていきます。
自分を生きているつもりが、誰を生きているのかわからなくなってしまいます。
よくよく考えてみると、
相手にとって都合のいい人になってしまっていたりします。
そのことに気づいても、
心はもう限界!と悲鳴をあげているにもかかわらず、
嫌われたくない思いから、ひとりになることの恐れから、
失うことの恐れからその場に立ちすくんでしまうのです。
その場を動けなくなってしまうことが多いのです。
それは、仕事にも対人関係にも言えることです。
心は違う、違うと言っているのに・・・。

心と行動の一致。
これはとても大事なことです。
なぜなら、
自分でそう思い、自分で決め、自分で行動するということは、
紛れもなく自分を生きることだからです。
誰のせいにも出来ないことであるからこそ、
そこには後悔ということがなくなります。


本当の自分を見つめることはとても勇気がいることです。
先ずはしっかりと自分自身を愛して、
ほんのちょっと視点を上げることから始めるといいかもしれません。


今現在のあなたに、心は何を語りかけますか?