小さな傘に縮こまって坂道を上る
人の波
土産物屋の店先に有るビニール傘が目に留まる、幾店かやり過ごし
折りたたみ傘の窮屈さに大きめの傘を買った
ふ~、と深呼吸
ゆったりした傘の広さに雨が楽しくなる
分かれ道
人の流れの少なさを選んで茶碗坂を上へ
石段を登ると清水寺の朱塗りの山門
清水寺イコール人混み、というイメージから京都へ旅しても
久しく来ることのなかったところ。
何年ぶり、何十年ぶりだろう。
案内図で確認、まずは今回メインの随求堂を目指す
山門から左手へ進むと、随求堂が見えてきた、
軒先からでも大随求菩薩様を拝することができるこぢんまりしたお堂
傘立てに傘を置き、入口で拝観料を納めて堂内へ
金色も鮮やかな宝冠、
穏やかにたゆたうように、
空の中ゆったり瞑想しているようにみえるお顔
光背が見たことのないデザインのような
222年ぶり、滅多に拝することが出来ない仏様なのに、
お顔から下がどんなディテールだったのか思い出せない
続きます