リサ・ロイヤルさんの講座で、呼吸法(瞑想)が宿題に出たので、ただ今、毎日一所懸命やってます。 (^^)
同時に、ちょうど、「マインドフルネス」に関する本を読もうと思って、何冊か買ってあったのですが、その中で、大田健次郎さんという人の書いた『うつ・不安障害を治すマインドフルネス』という本(の一部)が、自分的に、とても面白かったので、ここで、ご紹介します。
何がいちばん面白かったかというと、バシャールの述べる世界観を、呼吸法 and/or 瞑想を通じて、体感(体得)できそうだと思ったからです(バシャールの提示する世界観を、呼吸法 and/or 瞑想を通じて、体感(体得)するのに役立ちそうな手法が書いてある、と思ったからです)。

この本に書かれてある「マインドフルネス」は、
著者の大田さんのオリジナルなものも、けっこう含まれているようです。
大田さん自身、うつ病になりそれを坐禅で治したという経験があり、
その体験ももとに、西田哲学の考え方なども取り入れながら、
独自のセラピーの方法をつくり出されたようです。

バシャールは、
「意識が、物理的世界をつくり出している」
と言いますよね。
しかし、そのことを、実感をもって「わかる」ことは、第三密度の信念体系にどっぷりつかっている(つかっていた)私たちにとっては、なかなか難しいことですよね。

大田さんの提示する呼吸法(の一部)は、
その(バシャールの述べる)ことを体感するのに
役立ちそうだ、と自分は思いました。

以下、いくつか、自分が「この方法(プラクティス)は有用そうだなあ」と思った箇所を、引用しますね。

ちなみに、下記のプラクティスは、まずは、呼吸法をしっかりとやっていることが、前提です。
(呼吸法をやっている中であるからこそ、下記のプラクティスが「活きて」きます。)
(=意識が、「今ここ」状態にある、ってことですね。)

~ ~ ~ (引用開始) ~ ~ ~

p.33より引用

 次のようにして、自分の心は「意識されたものを包んで映すもの」であることを実感し、自覚しましょう。

1.呼吸法の最中に、「見えるもの」や「音」、「考えた内容」を、心の奥の働きによって意識面に映し出されている「映像」「音」「言葉」として味わってみます。
 自分の心を「鏡」「スクリーン」だとイメージしましょう。意識されるすべてのものを映す「鏡」です。
 また心は、意識されるものを受け入れ、包み込んでいる「器」「海」ともイメージしてみます。

2.今、目の前に見えるものが、広がりのある心の「鏡」「スクリーン」に写っています。
 心の「器」「海」に入っているとも言えるでしょう。心に包み込まれています。

3.今、聞こえる音についても、心の「鏡」「スクリーン」に、音(響き)を写していると自覚します。聞こえるもの、見えるもの、感じることなどが同時に映っています。
 「注意の分配」で、同時に二つ以上の作用を自覚することができます。

4.心理的に悩ましい状況も、考えも、痛みも不安も他者の視線も、心の奥の作用によって、心の「鏡」「スクリーン」に映されています。心の「器」「海」に包まれています。
 すべてが、自分の外にあるのではなく、自分の心の入り込んで、包まれているとみます。

5.呼吸法をしながら、呼吸が自分の心に包まれていると自覚しましょう。
 (※自分的には、ここは、逆に、「自分の心が、呼吸に包まれていると感じましょう」としたい気がしますが (^^) )

 ~ ~ ~ ~ ~

p.36から引用

1.あなたは呼吸を意識しながら、同時に目の前のもの(壁、テーブル、カーペットなど)を見ています。周囲にある音(空調の音、自動車、人の声、雨だれなど)を聞いています。病気の症状や身体の反応があるのを感じています。なにか考えが浮かぶのがわかります。
 意識されることは心の中に入ってきて、心のスクリーンに映ったものとして、すべてを同時に観察しています。

2.呼吸を意識して、それ以外の心に現れるもの(見えるもの、音、症状の感覚、心臓の鼓動の感覚、考え、欲求など)を、「呼吸で包んでいるようなつもり」で呼吸法を続けてください。考えや連想はストップするようにしてください。

 ~ ~ ~ ~ ~

p.53から引用

「注意の移動」の練習

1.呼吸法をしながら、目の前のものを見ることに注意を向けます。
 次に音を聞きます。
 それから、においや身体の感覚(温かさ、しびれ、痛みなど)にしばらく注意を向けます。
 そして、呼吸に注意を戻します。
 10~30秒ほどの短時間に、なにかを考えてみて、また呼吸に注意を戻すことも試してみます。注意を自由に移動して、心に映したものを観察してみましょう。
 感情に気づいたら、それに注意を向けて、また呼吸に戻ります。
 心に思考だけをずっと映した状態になると、観察すること自体を忘れてしまいます。そうならないように気をつけます。

2.いつのまにか思考だけの状態になるかもしれません。「あ、考えていた」と気がついたら、その思考から離れて、また呼吸や見えるもの、音に注意を戻します。思考から、呼吸や見えるもの、音へ意識的に注意を移動するのです。

 ~ ~ ~ ~ ~

p.197から引用
 
 心を大きな海だと感じてみます。海面には、小さな波、大きな波が立ってます。自分は大きな海全体です。そんな体験を味わってみましょう。

 ~ ~ ~ (引用終わり) ~ ~ ~


リサさんの宿題の呼吸法をやるついでに、余力のあるときには、上記の、大田さんの提示するプラクティスも、やってみたりしてます。
面白いです。

特に、最後の p.197の箇所は、パワフルですね。
以下、再度、自分的に、パラフレーズしてみます。

 貴方の意識は「大きな海」です。
 五感によって知覚される種々の事柄や、思考や、感情は、すべて、
 大きな海の海面に生じる「大小の波たち」です。
 貴方の意識は、大きな海全体。
 その海の海面に、小さな波や大きな波が立っているのです。
 大きな海の「広がり」「深さ」を感じてみましょう。
 それが、貴方の「意識」の広がり・深みです。