近藤先生と会って、
心が決まって。

さぁ、この決意をK大のK先生に
ちゃんと伝えねば!!

うまく言えるかな?
うわぁ、ドキドキする~。・゜・(ノД`)・゜・。

だってもし、
私の意思を受け入れてくれなかったら、
川崎まで手術に遠征せなあかんようになるかも。

近藤先生が信頼する先生ってのは、
かなりの魅力ではあるが、

…なんせね、
川崎やから( ̄◇ ̄;)

遠いっしよ?

二泊三日で済むわけないしな?

よし!
これは慎重に話をせなあかん。

なんとか、この病院で部分切除に持ち込まねば!

そして臨んだK先生の診察・・・

まずは針生検の結果から。

ルミナールaタイプ、ホルモン受容性は陽性で
Her2は陰性と陽性がどちらか微妙なところ。
Ki67は9.5%とのこと。

この結果自体は、悪性度としては低いタイプのようでした!

ただ、リンパの転移が予想されており、
ホルモン治療が効くタイプとのことで
先生としてはホルモン治療をお勧めしたい様子。

悪性度が低いタイプとの事で気をよくした私は、
ここで勝負に出た!

『先生・・・あれから自分なりにいろいろ勉強して、
そして自分なりに考えたのですが・・・

前は全摘して、その後再建とのお話でしたが、

・・・もし、どうしてもしこりの部分だけの切除をお願いしたいと
わがままを言ったら、先生は受けて下さいますか?』

・・・ドキドキしながらゆっくり言葉を選んで伝えてみた。

『温存ですか・・・もう一度触診させてください』

そして先生は念入りに左の乳房を診察。

『・・・乳首は残せないかもしれないし、
かなり形もくずれ、左右差が出ますが・・・
部分切除できますよ。』

!!!!!!!!!マジで~~~~~~~!!!!???

さっすが人気者のK先生、やってくれるとは思っていたが
こんなにすんなり受け入れてくれるとは!!!

これで川崎までいかずに手術ができる!!
あぁ、なんてありがたい!!

調子に乗った私はこんなお願いまで切り出した。

『あとですね、センチネルリンパ生検したときにですが、
もし転移がみられてもリンパの廓清はしたくないのですが・・・
それは可能ですか?』

『転移が見られたら廓清するのは標準治療なので・・・
医師としては、癌があるとわかっていて取り残すっていうのは・・・
それなら今回の手術自体もどうなのかと・・・』

今までずっと穏やかに、
こんな素人のわがままにもブチ切れず
ゆっくり話をしてくれていたk先生の
初めてのイラツキだった。

そりゃそうだよな。
そこに癌があるのにとらずに置いておくなんて
外科医にとってありえへんよね。

このままでは、ここで手術してもらえんかもな・・・
と察知して、自分なりの妥協案を出した。

『では・・・センチネルだけはしてもらって、
リンパの廓清だけはしないってのはありですか?』

先生は少し困った顔をして、

そして先生からの提案をなさった。


『温存手術の場合、放射線治療と
天音さんの場合ホルモン治療が効くタイプなので
それらをするのが標準なんですが、
それらは?』


『できればどれもしたくないのですが・・・』


K先生、さらに困り顔^^;
で、お互いここでは意見がまとまらないと感じw

とりあえず手術してから今後の事は考えましょう・・・
ってことでお互い妥協したw

K先生はいい先生やと思う。

先生としては、
素人の私の選択に、一言物申したいところだろうが
時間をかけて話をしてくれて、
できる範囲でこちらの意見も尊重してくれている。

ありがとう、K先生。


しかし・・・
先生の話を聞いてたら、
抗がん剤やホルモン治療したら癌が無くなるんちゃうかなって
思ってまうわな~

自分なりに自分の信念があるつもりやけど、
心が揺らぎそうになるのも事実。

でもでもだけど。

やっぱり化学療法はせずに治療したい。

それでいいと、
それが私の治療方針だと思っています。