2017年8月に移植を行いました。

 

前処置のエンドキサンはかなり気持悪くなりましたが嘔吐することはなく、移植の日には少し落ち着いていました。

確か移植前日の夕方からプログラフ(免疫抑制剤)の点滴がはじまりました。

血球はドンドンとさがっていき、移植後3日目に白血球が25と最小値になりました。

この時ばかりは口の中があれて、口内炎がいくつかできました。それでもまだ、ましな方だったみたいです。

あとお尻の穴切れました笑い泣きかなり痛かったので、しばらくモルヒネ使いました。

更に下痢でトイレが頻回、食べてないから液体しかでないニヤニヤ下痢も私は許容範囲だったみたいです。

身体がしんどいのに尿測したり、お尻のケアやお口のケアをちゃんとしなくちゃいけないのが、本当に辛かったです。

 

 

生着したのはほぼ予定通り順調でした。身体はすごいものでこの頃からちゃんと口内炎やお尻の傷はみるみる回復していきました。次第に血球上昇の時の腰痛発生!私、転院して初めての抗癌剤の後に激痛に襲われました。今回も全身痛でした。前回よりはマシだったと思います。



 

私の病院はフロアまるごとクリーンになっていて、さらに部屋によってクリーンの度合いが違います。個室は移植用に一番強力なクリーンになっています。


生着すると個室から廊下に出てもよくなるのですが、私は疥癬(かいせん)という肌の感染症と耐性菌を抱えていたので閉じ込められたままでした。

リハビリも部屋でやらないといけないのですが、全くやる気になりませんでした。リハビリの先生がきたときだけちょこっとやってました。

移植前までは結構自発的に運動していたと思うんですけどね、移植後はできませんでしたショック結局退院まで?退院後もしばらくは運動していません。

 

 


生着後はGVHDがどう出るのかしっかりと観察が必要です。一番よくある皮膚のGVHDが、私の場合GVHDなのか疥癬によるものなのか見ただけでは分からない状態でした。まぁどちらにしても皮膚生検して調べるんですけど、4回くらい皮膚生検しました。結果的にはステロイドの塗り薬で改善できましたが、疥癬はステロイドNGのため、疥癬が治るまではステロイドが使えませんでした。

 


他に目立ったGVHDは発熱です。day40くらいまで、38度前後がつづきました。

38度超えると血培からの抗生剤というのが鉄則ですが、何度かやっても特になにも菌はでないし、CRPも正常値なのでGVHD的なものであろうということになり、血培は38.5度以上ということになりました。

退院しても37.5度前後がしばらくつづきましたが、このころは熱にマヒしていましたね。

部長先生は「熱と皮膚のGVHDなんていい組み合わせだね!」なんて言っていましたが、どうなんでしょうかね。

肝臓や腎臓、腸など内臓は大きな問題なしでした。

 

GVHDってどの程度出るのがいいのでしょうかね?

GVHDが出やすい移植方法だと言われた割には、軽かったような気もします(もちろんその時はしんどかったけど)

免疫抑制剤とのバランスが良かったからこの程度だったのかな?

みんな病状も移植方法も様々だから比べようがないので先生のさじ加減を信じるしかないですね。