・直木賞を今頃手に取る不読なワタクシ。「火天の城」も力作だなあと思いましたが、本作品も受賞に恥じぬ佳品ですね。少しずつ過去にさかのぼっていく短い章立て、試みとして大変面白いと思いました。
・浅学ながら確定している利休像というものをボクはよく知らないんですが、ここに出てくる利休さんの美意識にかかる動機というのは納得できそうな気がします。登場人物はみんな証言者みたいなもんなんですね。
・ちょっぴり困惑しちゃうのは誰に感情移入して読めばいいのか分からないあたりです。利休も愛すべき対象か胡散臭さ極まる人間か判断に迷いました。ウチの母も茶を点てるので美味しさは分かりますが(笑)。
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