なぜか引き込まれてしまった字幕翻訳の世界。
というより、もはや翻訳は関係なく字幕入り画像編集の世界というべきか。
テープ起こし原稿を英訳するだけではなく、業者選定から発注書作成。リライトチェックにスケジュール確認。
途中で、画像を確認していた作業者さんから「テープ起こし漏れ」を指摘さわれてはチェックに走り
(本部長の結構重要な発言が丸ごと抜けていた。テープ起こしした担当者は知らんふりだった)、
再度英訳し原稿を再送し、サンプル画像を関係者に確認してもらい、
やっとこさ納品。
もうここからは担当部門にバトンタッチしようと思った。
ところが。
昨日の夕方、帰ろうと片づけていたら、企画部長がやってきた。
「雨音さんちょっと…この画像。○分××秒でエラーが出るんだけど」
そう言い残して(本来の)担当者とともに会議室に消えてしまった。
業者に連絡。運よく、担当者が捕まったが、当然
「納品前に複数人で確認して問題なかったのですが。。。
そりゃそうだろう。
「デスクトップに落としたら動きませんか?」
DVDで子会社に配布したいんですけど…と思いながら一応、言うとおりにした。
デスクトップに落とすのに20分かかったファイルだけど、
きっかり同じ時点でMedia Playerが落ちた。
他のPCで試しても同じことだった。
担当さん曰く「画像ファイルをDVDに焼くときにファイルを軽くするんですが。
変換する方法を変えてみます」
??でも業者が確認した時には問題なかったんだよね?
私の能力では限界だ。
ITに強いわが上司を招へいした。
今日。再度、DVDを営業さんが持ってきた。
なんと、問題なく映った。
何やらファイル名にcodecとか入ってる、昨日落ちたのと動きがほぼ同じファイルと
カーソルで早送りが簡単にできるが画質は若干粗い画像があった。
わが上司曰く、「2GBの壁にひっかかったんじゃないの?」
最初に納品されたファイルは2.5GBあった。
今回は2ファイルともちょうど2GBを切っている。
営業さんは説明できなかったが、画像編集した人は「2GBの壁」に気づいたのだろう。
詳しく聞いたところで理解できないだろうから質問しなかった。
わが上司、見直した。
翻訳のことは分からないけどITのことはものすごく分かるらしい。
解決したことを知った企画部長は
「いきなり動画が始まるのは何だから、タイトルページ入れたいな…」と言い出した。
やれやれ