経緯なんですが、

''お潤💜の誕生日を

にのちゃんがチャンネルで祝った''

というのから。

n番煎じ且つ、勝手な妄想ですが、どうぞ・・・


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今年もあっという間で。

俺たちのデビュー日のある月、

そしてあの人の、

智の誕生日がやってくる。



誕生日プレゼント、どうしよ。

何がいいかな・・・

釣りの道具・・・はもう沢山あるし、

絵を描く道具・・・は、こだわりあるだろうし。

スイーツ・・・食べ過ぎちゃだめ、ていうか俺より知ってるよな。



ずっと考えて、結局何も決まらないまま

智の誕生日がやってきた。



どうしよ・・・。



色んな物を思い浮かべる度、

あの人の顔が、声が、温もりが

恋しくなった。



「・・・会いたいな」



自然と口をついて出た言葉。

気づけば足は智の家へと向かっていた。



いるかな・・・?



ダメ元でチャイムを鳴らす。

少し待っても反応がない。



まあ、連絡せずに来たし。仕方ないよね



そう思って帰ろうとした腕を引かれ

恋しがってた、俺の大好きな温もりに包まれてた。



「び、びっくりするじゃない」


「んふふふ」


「か、確認しなきゃ、危ないし」


「大丈夫。カズだって分かってたから。」


「/////」


この人は、もう・・・///



「カズ」


「ン・・・///」


チリっと首筋に甘い痛みが走る

腰に回されていた手が、

器用に俺の服を脱がせていく。

トレーナーの中にするっと入ってきて

胸の飾りを愛撫する。



なんかいつもと違う。


「んッ///さとし・・・?」


顔が見たいのに、見れない。

というか見させてくれない。



「んッ///怒ってる?」


「怒ってねぇ」



首筋に跡が残るような愛撫。



「んんんッ!!っぁ、やっぱり、怒ってる、じゃない・・・///」


「・・・俺には、言わねぇの」


「え」



押し倒されてようやく見れた顔。

嫉妬してますって頬に書いてある。



「潤には言うのに。あんな・・・エ ロい格好。それも潤からのだし」



なるほど。それでお怒りなのね。


「智」



腕を伸ばして首に回す。

ごめんと大好きを込めて。

何も言わず、そのまま抱き上げるから、

智の膝の上に座る形になる。

目線を合わせようとしない

智の顔を下から覗き込む。


「でも、アナタ嫌がるでしょ。動画で、なんて。」


「ん・・・。」


「それにさ。ちゃんと言いたかったの。会って」


「ん。・・・分かってる」


シュンとしたこの人が可愛くて

俺からキスをした。






ベッドにカズを抱きしめたまま腰かける。



「智、おめでとう」



囁くようにカズの口から紡がれる言葉。

短い言葉だけで

イライラ、トゲトゲした俺の心を溶かす。


忘れようと思ってた

あの動画のことが頭をよぎって

大人気ないことをした。


会いに来てくれて嬉しかったのに。




「カズ、ありがとう。・・・悪い、痕やべぇかも」


「いいよ。これからハイネック着ててもおかしくないんだし。それに・・・」


「ん?」


「アナタからの愛だしね」


「じゃあもっとしてもイイな」


「ん・・・」



久しぶりに味わうカズのカラダは

何処も彼処も甘い。


どんなスイーツよりも甘い。



「んんッ////ぁっあ、さとし・・・///」


「くっ」


カズの中に欲を放つ。

一度だけなんて足りるはず無くて、何度も。





「さとし・・・」


「ん?」


「プレゼント、何がいい?」


「・・・もう、もらった」


「え」


「俺にはカズが横にいてくれるだけでいい。」


「え///


「んふふふ」


「アナタはほんとに・・・もう」



ずっとそう言ってくれるよね。

プライベートだけじゃなくて、

収録でも。

どんな時でも。

好き、愛してるって言葉より

俺にはね、愛の言葉なの。


智の誕生日なのに、俺が祝われてるみたいな

不思議な感じ。


俺もね、アナタが隣にいてくれるだけでいい。



「おめでとう、智」


「おう。」


𓈒𓏸 𓈒 𓏸 𓐍𓂃 𓈒𓏸  FIN. 𓋜 . *𓂃𓈒𓂂𓇬