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「ご迷惑をおかけして、

申し訳ございませんでした」


智に向かって深く一礼する。


「ですが、申し上げたいことがあります。」


それは、智の横に置かれた盃とも関係すること。


「俺を襲った相手・・・もう分かってると思いますが

前組長のご子息。と小栗組長・・・ですね。

ご子息は追放され、情報が消されてたので

知らなかったですが・・・

小栗組長が協力者なら、全て合点がいきます。」


どちらも、智への異常な執着をしてる、


という点で協力関係になり


今回の件が起きたのだろう。


「俺の前に小栗組長と、前組長、

ご子息がいらしてたんですね。」


だから、もう話はついてるんでしょ?と。


「さすが情報屋。」


ふっと笑うと纏う空気が変わった。


組長ではなく、いつもの智の空気。


少し甘くてドキリとするあの空気。


「・・・巻き込んで悪かった。嫌になったか?」


その声に僅かに哀しさが混じってた。


「そ、れは・・・どういう、意味です」


情報屋として関わることが?


それとも、


二宮和也として、智と関わることが?


「考えろ」

 

またふっと笑ってタバコに火をつける。


その余裕にカチンときた。


「・・・ふざけんな」


智の手からタバコを奪って灰皿に押し付け


噛み付くようにキスをした。


「今さら、嫌になれる訳ないじゃん。

・・・智のばか。」


ニヤリとした智の手が腰を抱く。


引き寄せられて


今度は俺が噛み付かれた。


「ん・・・・・・///」


「なぁ和也・・・何でも聞く、だったよな?」


腰を撫で俺を見つめる。


「ずるい・・・」


今その言葉を言うのも、ギラギラした


その瞳に見つめられると弱いのを知ってて


そうするのも。


「大人、だからな・・・」