今日はALI PROJECTの新曲を聞いています。
- 『亡國覚醒カタルシス 』です。
正直な感想を言うと微妙です。
アリプロのシングルって
特に深夜帯アニメの主題歌を多く手がけるようになってから
首を傾げてしまう曲が多い。
率直に言うならどの曲も似たようなもの。
無論、作っている人間が同じなので似偏るのは当然ですが、
こうも同じ様な曲が出来上がるという事は
制作会社やスポンサーの意図、決定事項なんだろうと安易に想像できる。
どんなに斬新な、カッコいい曲が出来上がったとしても
お金を出してくれるのは制作会社やスポンサーなので
意図や意見を呑まなければなりません。当然鶴の一声で黒が白になります。
曲を依頼する側は前例を見てそのイメージで発注する訳です。
多分「聖少女領域みたいな感じの…」なんて言ったんでしょうね。
イントロ、Aメロのストリングス、ほぼ同じ。サビも似たようなコード展開。
イメージとなる判断基準が前曲になるんだから似て当然ですよ。
例えば宙明先生の曲にしても、いろんなジャンルやバライティに富んだ音楽を作っていた時代って
70年代後半で宇宙刑事で完成されたと私は思います。
だから宙明先生に曲を葉注するときに
「ギャバン風でお願いします」見たいな感じってやはり言うらしいんですよ。
そしたら同じ人間が作るんだから当然同じ曲が出来上がっちゃいますよ。
それと同じで似たような曲のリリースが続いているアリプロ。
シングルが沢山出て、ファンも沢山増えて
10年来ファンやってる私としては非常に嬉しい限りですが、
曲としては正直微妙ですよ。
そうするとタイアップ関係のない「ディレッタント」が最高にいいですね。
最近オリジナルアルバムをリリースしない歌手が増えています。
今までシングルで出していた曲の寄せ集め+αみたいな
いわゆるベストアルバム系は非常に多いですね。
…まぁ基本的に売れた曲ばかりの寄せ集めなので直接お金に繋がるからいいんでしょうけど、
購入側もオリジナルは知っている曲がない=「お得さ」がないという理由で
買わない人が増えたみたいですし。
と何かの音楽番組で言ってたけどね。
しかし、ベスト版ではアニソン系の歌手の場合は
完全に番組のサイドの志向色の強いアルバムになってしまい、
その歌手の本当の持ち味や良さって見えてこないんですよ。
そんな中、オススメのオリジナルアルバムが
影山ヒロノブ『Cold Rain』
過去楽曲を提供する為に作った曲を自分色を加えてセルフカバーしたり
戦争だったり平和だったりの思いを込めた曲だったり、
ロックで、民族音楽で、普段のアニキの言う「ヤンチャ坊主」でない
ステキなシンガーの歌が聞けます。
ALI PROJECT『ディレッタント』
これがアリプロだなっていつも聞いてて思います。
確かにアニメのタイアップ系ソングも好きですが、
冒頭に書いたとおり、どれも似たような曲ばかり。
このアルバムはアリカ様=愛国心という言葉が似合うほど
アリカ様ご自身が愛国者でご自分のHPで
結構どギツイ事もズバズバ言っちゃうお方なんですね。
このアルバムには随所にその愛国心、日本の気高さを
表現するような曲、歌詞が散りばめられ、
「鎮魂歌」はご自身仰るとおりに靖国といえばお判りになると思いますが、
それに向けて作られた歌だったりします。
それに加え、極上のバラードやワルツなど
タイアップにはない、心をくすぐるステキな曲が沢山あるアルバムです。
福山芳樹『叫ぶ男の肖像』
先日発売された3edアルバムはまだ買ってません。
これはHUMMING BIRD解散後、初のソロアルバムなんですが、
福山芳樹=歌バサラ=ファイヤ~!=JAM高音=シャウト
という図式が既に出来上がっている今日この頃ですが、
ご本人自身が作られる曲って、この図式はほとんど成立しません。
福山芳樹=透き通る高音=癒し=優しいメロディ=福山恭子
というような、「俺の歌を聞け!」ってイメージはないんですよ。
現にアルバムのタイトルである「叫ぶ男の肖像」なんてありますが、
このアルバムで叫んでるのって指折り数える程しかなく、全然叫んでません。
この人の高音は本当に透き通るように優しく歌い上げるので聞いていて心地よいですね。
またラブソングが多く、胸が熱くなります。恋しくなります。辛くなります。
そのくらい心を暖かくしてくれる曲も詞もステキな1枚です。
と、タイアップイメージが付いてしまうと、
必然的にそのイメージから曲をリリースされてしまうので
やっぱり歌手の本当の良さって感じ取りにくい部分ってあると思います。
色々な発見のできる「オリジナルアルバム」
歌手を知る上ではしっかり聞くべきですね。
しかし、このアリプロのジャケットの軍服のアリカ様を見てると
昔MALICE MIZERも軍服着て写真とってたなぁ。
私も白塗りでコスやったもん(笑)。
そんな事を思い出してしまった…(^_^;)


