号外!特別展「文豪・夏目漱石-そのこころとまなざし-」 | カタセテロジュマン

号外!特別展「文豪・夏目漱石-そのこころとまなざし-」

号外!

号外ですよ、号外。

特別展「文豪・夏目漱石-そのこころとまなざし-」

いやはやなんとも、よい展覧会でありました。

前回 の鎌倉文学館では、漱石先生縁の品々や思い出、といったものを、旧千円札の第一番も含め堪能しましたが、

この度の段は、漱石先生、人生の筆致と足跡、というべき、勉強の足跡、指導者としての足跡、また、趣味の収集の数々について、知ることができました。

幾何や代数の試験も英語で問われ、英語で解答するなど、恐るべし、学力也。

辞書や参考書の類から、日常のメモにいたるまで、虫眼鏡でないと判読できないような細かな文字で記されているのは、奇しくも国技館の隣、番付表を思い出させる江戸東京博物館。

美術雑誌の表紙や、部分の切り抜き、天皇崩御の新聞の保存、謡や掛け軸、ロンドンまで一年以上もかかる渡英、今では考えられない手作りの時代がそこにあった。

こうして勉強することがなくなったから、私のような馬鹿者が安穏と暮らしていられるのかとほっとするやら、申し訳ないやら。

漱石先生の答案、漱石先生の出題した試験問題、身長や体重を記したメモ、雑誌の切り抜き、買い集めた図書類、俳句、掛け軸、手紙の数々、いちいちが、生きた証で、見事な記録だった。

やはり、日本語は、ペンや鉛筆より、毛筆で書かれるのが美しいなあと思う。

英国人から教わると、数学の時間でも、英語でメモをとるようになるものかなあと思う。

デスマスクの発案は草平さんだったそうだが、その型をもらえなかったのは、いかにも草平さんらしいなあと思う。

ほとんど食事を取ることが出来ない体調でもいろいろ食べたがったというのはかわいいような気の毒なようなと思う。

件の号外は、たくさんおいてあったので、会場で購入した、『漱石文明論集』(岩波文庫:三好行雄編)のブックカバーに一部使わせていただきました。

もういちどくらい行きたいかな(*^▽^*)
江戸東京博物館
特別展「文豪・夏目漱石-そのこころとまなざし-」