いまごろは布団を敷いて
眠れてるかなぁ
お漏らしをしてしまうんじゃないか
うまくカレーを作れないんじゃないか
次はなにをやるの?
それで?それから?
スケジュールと
他のお友だちも一緒だよ。
と何度話したか。
おれ、カレー作れないよ
と、涙声になったときは
となりで話を聞いていた旦那さんが
おどろいて息子の顔を覗き込んでましたが、
私も内心はこんなに心配する
息子におどろいていました。
幼稚園に着いて友だちの顔をみたとたん
ひとりでノリノリ風。
落ち着かなくなりました。
話し掛けてくれる目の前の先生とは
目を合わさず、話も上の空。
あとはひたすら友だちを追いかけてる感じでした。
微笑ましくみえるかもしれないんですが
帰ってくるといつも
なにをしたか分からない、
楽しくなかった
なんてことを言っているんです
本当のところはどうなの?
でもなんにしろ、
スタート地点はここからなんだな、と。
彼の小舟は頼りなくも
漕ぎ出したばかりで
私はその片方のオールを
まだ預かって一緒にこいでいるような気分なんです。
いつか彼にオールを返して
彼ひとりで、どんな嵐の中でも
舵がとれるようになるんでしょう
そのときを楽しみに
私はまだ彼の目の前で
彼にわかるように
オールを握って一緒に漕いでいるんです