押し競饅頭社会を今日こそ分かり易くご説明したいと思います。

それは一言で申し上げますと、「過疎地を捨てる」

ってことです。


申し訳ないですが多くの方々に「故郷を捨ててもらう」

ってことです。


「生まれ育った先祖代々の土地を

離れるわけにゃーいけねぇ!

馬鹿言うんじゃねー!」


ってお叱りを受けるでしょうが、日本がこれから生き延びる手段の一つとしては

絶対に必要な決断になると思います。


人口がどんどん減少して、65歳以上の高齢者が人口の半分近くになって

労働力が今のまま減少一途なら間違いなく日本崩壊ですよね。

だからみんな寄り添って助け合って生きるんです。


日本全体の人口は減少するでしょうが、それぞれの地方都市の人口を増やすのです。

今後10年から20年の時間をかけて徐々にですが、都道府県の主要都市に過疎化が

進む町から人を移動させます。

そうすると少子高齢化による人口の減少や労働力不足が軽減されると思うのです。


アメリカが戦争を繰り返して莫大な軍事費を費やしても、世界一の経済大国を保てるのは

人口の増加が要因であると聞いたことがあります。

年間100万人近い人口の増加がある為に消費が生まれ続け経済が保たれるのです。


移民をどんどん受け入れる多国籍国家ではない日本が、米国のマネは決して出来ません。

島国根性丸出しの閉鎖的な鎖国政策継続中の日本には、おそらく無理です。


だったら日本国内で都市を選択してこれから20年先にむけてのマスタープランをしっかり計画して

、みんなで寄り添って助け合って生きる方法を模索するべきだと思います。


私は子供の頃、九州から大阪に出てきた両親の間に生まれました。

決して裕福と言える家庭ではなく小さな頃は共同住宅に住んでいました。

「アパート」とか「文化住宅」と言われる住まいです。


何が文化的なのか良く解りませんが、小さい頃の記憶に残っているその時代は、

20組ぐらいの家族が確実に寄り添って助け合って生きていました。


醤油が、味噌が、お米がきれればお隣に借りに行きました。

みんな生活厳しいのに快く貸してくれました。

親に怒られて外に放り出されて泣いていると、必ず向こう隣りのおばあちゃんが慰めてくれて

家の中に入れてくれました。


狭いし暗いし汗臭いかもしれないけど、みんな楽しく笑顔で生きていたように思います。

まるで押し競饅頭をしているかのように。

その頃に戻るんです。


インフラが整備され、交通の便が良く、環境も良かったら最高だけど医療施設が充実していて

安心してみんなが助け合って寄り添って生きていける都市を、都道府県で投票して選んで、

そこに集まって住むんです。


離れて住むと物を運ぶのに高いコストが必要になります。電気、水道、ガスを供給するにも

広範囲に効率悪く維持しなければならない為に、これまた高コストになります。


去年登った富士山の9、5合目のカップ麺は1,000円でした。レトルトカレーも1,000円で

家族4人が腹ペコで全員がカップ麺とカレーを食べたら8,000円もかかりました。


この理屈です。運ぶのが大変だから、大量に運べないから値段も高くなるんです。


だったら富士山には住めないですよね。レジャーや趣味で登ることはあっても住める

もんじゃありません。


これからの過疎地で住むってことが、確実にこれと同じことになると思うのです。

ならないとすれば国が支えないといけません。国が支えるってことは税金です。

税金しかありません。税金を払うのは我々働く日本人です。


税金によって過疎地のおじいちゃん、おばあちゃんを支える為に汗水流して働くことが嫌なのでは

なくて、近くにいてくれればみんなで助けあえるし税金も効果的に使えるでしょってことなんです。


1,000円あればカップ麺じゃなくて、回転寿司で7皿とうどんを食べてもおつりがあります。


過疎地を捨てれば役場も郵便局もいならいし、ライフラインや道路も維持する必要がなくなります。

街灯や信号の電気代もいらないし、当然公務員もいらないし議員さんもいらなくなります。


そして孤独死もなくなります。


過疎地にいればおじいちゃんおばあちゃんの活躍の場はありません。

でも子供たちがたくさんいる町では、生きがいになる仕事だって出来るはずです。


大震災で復興する町は限定するべきです。全てを元に戻すなんてことをしてはいけません。


漁業の町は必要最低限の堅牢な建築物しか造ってはダメです。


安易に元に戻そうなんてしたら、不幸に不幸を重ねることになります。


思い切って故郷を捨てて、新たに寄り添って助け合える町に移り住んで力を発揮するべきです。


そして子供達に、孫達に新しい場所が故郷になるように頑張ればいいんです。


私には故郷と呼べる場所はありませんが、大阪が故郷と思っています。

両親は健在ですし今は故郷の九州に戻っていますが、私の故郷は九州ではなく大阪です。


だから辛く悲しく寂しいことでしょうが、子孫の為に故郷を捨ててもらいたいのです。


そして何度も繰り返しますが、


押し競饅頭のようにみんなで生きるのです。






今日こそ分かり易くと思いましたが、難しかったです。


すみません。



何となくご理解いただけましたでしょうか?


もう少し頭を整理して、分かり易くご説明できるようになってから

再度機会があれば書きたいと思います。



みんなで寄り添って助けあう社会=押し競饅頭社会です。