あの日、こちらは曇りときどき晴れ、ときどきやや強風の、それでも春の天候としては良い方の、とにかくとっても素敵な土曜日で、
朝、歩いてマーケットまで行って新鮮な野菜を買って、顔なじみのおじちゃんに会ったりして、
そのままビーチの隣の公園まで脚を伸ばし、
息子のリクエストでビーチでもまったりと遊んで、
その後雨がやってきたけど、私としてはかなり気持ちのいい一日で。
ようやく手の空いた夜にFBでやたらPARISの投稿が目立つことを見つけて、
そこでやーーーーーっと、あんな悲惨な事件が起きていた事を知り。
その前夜はベッドに入る前に、
「そういえば、今日って13日の金曜日だね(夫はこういうの気にするタイプ)」
なんて言ったの覚えてる。
昨夜(日曜日の夜)、初めて落ち着いてニュースでその事件の映像を観ていて、まだ起きていた娘に
「ねぇねぇママ、なんでみんな建物から出てくるの?!」
と聞かれて、
「うーん、とっても良くないことが起きたから、避難しているの」
と娘にもなんとなく解る様にカンタンに答えてから、ふと、
そうか、私の子供たちは、こういう時代を生きていくんだなぁ、と。
いつか子供たちがある程度大きくなったら、皆でどこかぷらりと旅行したいなぁとか思っていたんだけれど、そうか、もう何処へ行っても、
「泥棒や強盗に気をつけなさい」レベルではないんだなぁ、と。
なんか実感が大波のように襲ってきました。
FBでつながっている知人達の関係で、残酷な写真を見てきました。特に最近はシリアで亡くなった人達、顔が吹っ飛んでいたムスリム特有の衣装の女性、頭の中身が全く残っていない、でも奇跡的に顔はキレイな子供と彼女向かって泣き叫んでいるお父さん、もう本当に、上げていったらきりがなく、まだそれらの写真は鮮明に思い出せるので気分も落ちます。
どんな死でも、悲しみが伴わない死なんて、ほとんど無い。
娘が観ていたニュース映像でも、道路などに倒れている人が映っていたよね。日本だったらモザイク入るのかな。多分、理解出来ていないとは思うけれど、3歳の子供が観る映像では、決してない。後悔。
そして、なんだろう、これらの負の連鎖、憎しみの連鎖を断ち切る手段は、なんだろう。
考える。
どうやっても私なんかじゃ解決出来ない事だと解っていても、考えてしまうよ。