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 午後から雨が降るとは思えないほど穏やかな朝だった。確かに青空ではない。しかし、薄く広がる雲が邪魔をしているとはいえ、太陽の光は直視できないくらい強い。暖かな春を思わせる静かな朝。その日は雨が降り出すまで、春が来たのだと思っていた。


 最近、自分の事を書くのが億劫になってきてしまった。過去の思い出話も現在に何を思っているのかも、言葉にするのがもどかしい。元々、ブログでは個人が特定されるような情報は極力避けて記事を書くようにしていたし、旅行記と創作の物語以外はわざわざ無理して書く事もなかったのだ。

 2012年の4月から続けてきたこの月毎のつれづれもこれで終わりにしようと思う。中にはエッセイでなくお知らせのような記事もあったが、いずれにせよ「毎月必ず」という縛りは止める事にした。今後は気が向いた時、何か書きたくなるような事があった時だけエッセイ(のようなもの)を書こうと思う。

 時々、自分はいつまでこのブログを続けるんだろうとぼんやり思う事がある。言い換えれば、いつまで生活の中にある些細な出来事に気を留め、写真を撮る事や文章を書く事に興味を持ち続けられるのかと思う。旅行だっていつかは行かなくなってしまうかもしれない。そんな時が来るかもしれない。

 ふと立ち止まると、もう自分はどこにも行けなくなってしまうような気分になる。あと何十年か続く生活に飽きないでいられるのだろうか。そんな事を考えずとも時間は勝手に流れて行き、自分でも何も気づかないまま終わりを迎えるのかもしれない。自分の事なら、空しいとか悲しいとかは思わない。

 何か話がよくわからない方向にいってしまったが、とりあえず月毎のエッセイはこれでおしまい。春はサヨナラを言うのに丁度いい。別れを告げてもそれが不自然だとは感じないから。当たり前のように別れてまた新しい何かに出会う。春が来ても一緒に居たいと思う何かがあったらそれは大切にした方がいい。いつまでも続く事を願って。


photo by acworks