「鬼ヶ城」は熊野灘の荒波に削られた大小の海食洞が階段上に並んだ海岸景勝地です。志摩半島から続くリアス式海岸の南端に位置し、熊野灘に面して1.2kmほど続いています。前回の獅子岩と同様「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されていて、名勝および天然記念物にも指定されています。

「鬼ヶ城センター」という場所に駐車場があり、鬼ヶ城と本城周辺を散策する事ができます。上の写真は駐車場から見た熊野灘の風景です。海が青い!

海岸線にある遊歩道の東口から入ります。


鬼ヶ城の沖合1.5mに浮かぶ無人島「魔見ヶ島(まみるがとう)」。桓武天皇の頃、この地を荒らし回って鬼と恐れられた海賊・多娥丸(たがまる)を、天皇の命を受けた坂上田村麻呂が征伐したという伝説が残っています。地元では「マブリカ」と呼ばれ磯釣りやダイビングの人気スポットになっています。


入口から少し歩くと千畳敷(せんじょうじき:平らに広がった地形を畳千畳の広さに例えた地名・観光地の事)のある岩窟が見えてきました。


天井部分は蜂の巣状の風蝕跡が見られます。


この千畳敷は上下二段になっていて、上がれるように階段がついてます。

二段目から見る風景はこんな感じです。

千畳敷を通り過ぎると「奥の木戸」と呼ばれる入口があります。

遊歩道は鬼ヶ城の東口から西口まで片道約40分の道のりですが、この時は遊歩道が台風で崩落していたため、ここで通行止めとなっていました。少し残念ですが、ここで鬼ヶ城の散策は終了です。次はこの旅の最後の目的地「楯ヶ崎」へと向かいます。