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 何か物語を書きたいけれどこれといった内容が思いつかない時、誰かに手紙を書くつもりで文章を書き始める事があります。その「誰か」は特定の人物でない場合が多く、実在する人物を想定して書く事はほとんどありません。厳密に言えばそれは手紙と言えないかもしれませんが、誰かに語りかけるように文章を書きたい時はやはりこの形がしっくりきます。

 二月の終わりに書いた『一人の夜に』はまさにそういう感じの文章でした。一人称を「僕」にして自分自身とは少し距離を置き、主観と客観を上手く混ぜながら書いたつもりだったのですが、結果的には主観が大きく反映されたものになりました(その中で、手紙を送る相手である「君」のイメージだけがぼやけていたわけですが)。

 もう一つ、とりあえず自分の日常を切り取って書き始めるという方法もあります。こちらは先日アップした『空が青いというだけで』があてはまります。運動不足解消に軽いウォーキングをしたという些細な出来事から始め、ラストへ向かうにつれて誰か別の物語へとすり替えていく感じです。これは長い話を書く時にもよく使う方法です。

 以前から『空が青いというだけで』というタイトルの文章をいつか書こうと思っていました。実際に、あまりにも空が青くて立ち止りそうになる事がよくあったんです。気分が晴れやかになる時もあったし、胸が締め付けられるようになる時もありました。このタイトルにどういう心の動きが相応しいのか、考え付くまでに随分時間がかかってしまいました。

 エッセイ以外の文章は不特定多数に向けたものであると同時に、たった一人に語りかけるようなものでもありたいと思っています。誰に読まれるでもない物語を一人黙々と書き続ける。ブログをやっていなかったら、もしかすると、私はとっくにそれを止めていたかもしれません。

 何はともあれ、そろそろ長めの物語を書きたいと思っています。まぁ、現時点でアイディアは何もないのですが(汗)とりあえず三月の残りでぼんやり考えてみようと思います。もし、こういう話が読みたいというリクエストがあればこっそり教えて下さい。絶対書くというお約束は出来ませんが、どういう話が好みなのか聞かせてもらえればと思います^^


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