ビーナスの湯に入って下呂散策MAPを見ていると、すぐ近くに「温泉寺」というのを発見。せっかくなので行ってみることに。
ビーナスの湯から温泉寺へと続く道。
体の悪い部分に湯をかけると癒されるという湯掛薬師。
温泉寺から見る下呂の街。
最後に温泉寺にまつわるお話を一つ。
下呂温泉は昔、東の方湯ヶ峰の山頂近くに湧いていました。温泉は万病を治し、下呂の人々はもとより、多くの遠方の人々にも親しまれておりました。ところが文永2年（1265年）に温泉の湧出が突然止まってしまい、人々は大変嘆きました。そして翌年、毎日益田川の河原に舞い下る一羽の白鷺がいることに村人が気づきました。不思議に思ってその場所に行ってみると、そこには温泉が湧いてます。白鷺は村人にその地を教えると空高く舞い上がり、中根山の中腹の松にとまりました。村人がその松の下に行ってみると、光り輝く薬師如来が鎮座していたそうです。白鷺は薬師如来の化身で、村人たちに再び温泉を授けたと言い伝えられています。温泉寺にはこの薬師如来がまつられており、下呂の温泉を見守っています。
下呂温泉の発見 延喜年間（901～923年）、温泉寺の建立は寛文11年（1671年）だそうです。