曇ったり小雨が降ったりと不安定だった天気が少し回復し、地下鉄東西線に乗って左京区へ向かう。蹴上駅を降りてしばらく歩くと、古い煉瓦造りの門が見えた。


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 強度を考えて煉瓦の配置を工夫した技法は「ねじりんぼ」というユニークな名前。この門をくぐると道は南禅寺へと続いて、大通りの喧騒が一転し、静けさが広がる。


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 そのまま門をくぐって南禅寺に向かってもよかったのだが、せっかくなので「インクライン」を見学することに。インクラインとは産業用に建設された鋼索鉄道のことで、山岳地帯での材木の輸送、ダム工事現場での資機材の輸送などに多用される。


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 1891年から1941年まで運用された琵琶湖疏水(土地を切り開いて設けた水路)のインクラインの線路跡。大津から来た船を高低差のある水力発電所へ運ぶために線路を引き、その上に貨車を設けて引っ張り上げた。当時使われていた貨車は今も残され(写真右側に映っている銀色のもの)、線路上を歩くことができる。


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 しばらく線路の上を歩いていたら、思わず『スタンド・バイ・ミー』の少年達の後姿を思い出した。最初に見た門の方へは引き返さず、そのまま仁王門通を真っ直ぐ進んで南禅寺へと向かった。