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 テーブルの上では白い薔薇の形をしたキャンドルの炎が揺らめいている。夫が同僚の結婚式でもらってきたものだ。普段はキャンドルなど点けないが、せっかくだからと思い火を点した。

 白い蝋の花びらにオレンジ色の炎が透けてなかなか綺麗だ。炎は案外、見ていて飽きないものだなと思う。静かに燃えていたと思えば、痙攣したように細かく揺れたりする。普段の生活で炎を見つめることなどないので、余計に興味を引かれたのかもしれない。

 ぼんやりとキャンドルを眺めていると、意識がその一点に集中して回りの景色がぼやけてくる。まるで世界がそこに集約されてしまったかのようだ。物事の複雑さが単純化されていくような感覚。

 自分で思っているよりも、物事はずっとシンプルなのではないだろうか。複雑にしてしまっているのは自分なのではないだろうか。なぜか急にそんなことを思う。

 私はどれくらい、私のことを知っているのだろう。


 特に意味はない。なんとなく、こんなことを書いてみたくなった。